Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

イベントのお知らせ

釣展2024(大橋漁具 様)
【月日】3月3日(日)9:30-17:00
【会場】宇都宮マロニエプラザ(栃木県 宇都宮市)
【展示内容】オフショア・ショア・トラウトロッド
【入場料】無料

 

アゼム・フィッシングフェスタ2024
【月日】3月9日(土)10:00-19:00
10日(日)10:00-18:00
【会場】アゼム札幌発寒店 様(北海道 札幌市)
【展示内容】オフショア・ショア・トラウト・フライロッド
【入場料】無料

 

自然満喫屋・新製品展示会2024
【月日】3月9日(土)10:00-19:00
10日(日)10:00-18:00
【会場】自然満喫屋山形北店 様(山形県 山形市)
【展示内容】オフショア・ショア・トラウトロッド
【入場料】無料

 

天龍×プレッジ2社合同展示即売会
【月日】3月18日(月)16:00-20:00
【会場】ルアーイチバン梅田 様(大阪府 北区 梅田)
【展示内容】新製品中心に展示予定
【入場料】無料

 

天龍×フチバイト合同展示即売会
【月日】3月20日(水)15:00-20:00
【会場】ブンブン西昆陽店 様(兵庫県 尼崎市)
【展示内容】新製品中心に展示予定
【入場料】無料

 

ネイティブトラウトタックル 展示&試投会
【月日】3月20日(水)12:00-17:00
【会場】つりぐの岡林 土佐道路店 様(高知県 高知市)
【展示内容】レイズ、レイズ・インテグラル
【入場料】無料

 

フィッシングショーin東北(キャスティング様)
【月日】3月30日(土)9:00-17:00
31日(日)9:00-16:00
【会場】夢メッセみやぎ(宮城県 仙台市)
【入場料】1名/¥1,200-(中学生以下無料)
前売り券¥1,000-(キャスティング店舗各店)
電子チケット→コチラ
【展示内容】新製品中心に多数展示予定。
【フィールドスタッフ】佐藤雄一氏、伊藤英樹氏

 

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TroutFreaks(続・極細PEの世界)

【回想】
2023年の渓流トラウトを振り返ると、例年に比べて大変厳しい年だったと思えた。
ラニーニャ現象の影響から2022年末から極端に寒い冬となり、
適度に降雪があった事で河川に水量を安定させる要因を作ったものの、
短い春が一気に気温を押し上げてしまい雪解け時期が早まったことで、
ベストコンディションと言えるシーズンが短かった様に思える。
また、初夏以降では局所的な強雨も相まって、
遠征アングラーにとっては行きたい時にフィールドが整わない状況も多く、
ヤキモキする事もあったのではないだろうか。
2024年が明けて、早いエリアではアングラーは動き出していることだろう。。
前述のラニーニャ現象の後に2023年の夏はエルニーニョ現象が発生しており、
予想通り暖冬となったため降雪は少なく季節外れの暖かさを記録している。
今後の降雨次第であるが、スタート時は各地で渇水することは充分見込まれる。
厳しい状況が想定される中で、いかに攻略していくかが焦点になるはずだ。


【続・極細PEの世界】
さて前置きから続いて厳しい状況を打破するために、
表題の極細PEラインについて話を進めていこう。
前回のTroutFreaksで書いたが、前季は0.2号以下のPEラインを、
ネイティブのフィールドで多用する様にしてきた。

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前回の記事を未読の方はコチラ → TroutFreaks(極細PEの世界)
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その中で新しい楽しみ方を見つけられたので、その点を含めて紹介したい。
前回、極細PEラインの長所短所を書いてきたが簡単におさらいしておこう。


長所
・飛距離のアップ
・感度の向上
・ラインプレッシャーの減少

短所
・根ズレの弱さ
・キャスト時の摩耗


シーズン初期から中旬までは前回ログの通りで、
ヒット数も回を重ねる毎に増えて行ったが、
水温が20℃を境に極端にチェイス・バイトも遠のいてしまった。
これは例年通りの反応であり、適水温を超えると魚の反応は鈍くなる。
徐々に初夏から夏に向かうシーズンとなり、
魚は快適な水温や水勢を求めて『瀬』に付いている事が多い。
もちろん、最盛期とも言える水温の時期も瀬では釣れるのだけど、
水温が上がるに連れてバイトは浅くなりフッキングしてもバラしも増えていく。
前回のログではバイトを捉えたら即フッキングを入れる、
いわゆる『掛け』を意識したタックルとして
レイズ スペクトラ RZS61LL』を導入してきた経緯があった。
高弾性のカーボンは感度が良く少しの反応にも機敏に対応出来るモデルではあったが、
高弾性の為に張りが強く早掛けをしてもバラしが多くなってきてしまった。
対応策として、ロッドの弾性率が1段階柔らかい
レイズ RZ4102S-UL』にしたが、それでもバラしてしまう傾向にあった。
アマゴを狙った事がある方なら伝わるかもしれないが、
ヤマメに比べて少し速めの流速を好む様に感じている。
その流れの速さだと、ヒットしてからロッドに荷重が乗ると、
魚が暴れた際にテンションが一定になりにくく、フックが抜けやすくなってしまう訳だ。
今までだと、ここでナイロンラインの登場ではあったのだが…
どうしたものかと考えた時に、しばらくテストしてきたロッドに白羽の矢が立った。


【レイズ オルタという選択】
昨年発表した通り、レイズ オルタがフルモデルチェンジとなった訳だが、
その中の1機種 『レイズ オルタ RZA5102S-LLT』という個性的なモデルがある。
この機種は、超低弾性カーボンを主体としたブランクで構成していて、
フィーリングとしてグラスロッドに近いテイストに仕上げている。
このモデルは管理釣場で抵抗が少ない小型クランクベイトから、
少し抵抗の強いルアーまで一本で幅広く対応してしまう点が特徴だ。
このモデルは、渓流で使う際にスピナーとの相性がすこぶる良く、
開発時にかなり良い思いをした記憶が多い。
話は回りくどくなってしまったが、
この『レイズ オルタ RZA5102S-LLT』を極細PEラインと合わせたタックルで、
早瀬に付いた魚を攻略出来ないか?と考えた訳だ。
その予想はピッタリとハマり、ヒットしても魚の暴れを吸収してしまい、
すんなりとネットイン出来る様になった。
ただし、このロッドを使う際はダウンクロス気味に探る様にしていたので、
テンションは抜けにくい状況であった点は考慮したいところだ。
アップストリームでも充分に使えるが、
超低弾性カーボン × 極細PEラインの組み合わせを最大限に味わうのなら、
ダウンストリームで探る事をオススメしたい。
一長一短が有るのはどんな道具でも考えられる事なので、
その特製を知った上で道具を使い分ける事が楽しみを深堀り出来ると考えている。

写真はシーズン終盤、木曽川本流でのイワナ


【タックルバランス】
参考例としてタックルバランスを書いておこう。


シーズン(初期〜)
 Rod : Rayz Spectra RZS61LL or Rayz RZ4102S-UL
 Reel : 2000番クラス
 Line : PE 0.175〜0.2号
 Leader : フロロカーボン 3〜5lb 
 Lure : ミノープラグ4〜6cm


シーズン(初夏〜)
 Rod : Rayz Alter RZA5102S-LLT
 Reel : 2000番クラス
 Line : PE 0.175〜0.2号
 Leader : フロロカーボン 4〜6lb 
 Lure : ミノープラグ4〜6cm、スピナー3〜4g


※ラインコート剤は必須。釣行前に充分に散布し乾燥させ、
 実釣直前にもロッドにもスプレーするなど配慮していきたい。
 キャスト時に指に掛けた部分も摩耗するので、
 ダメージを受けたら即結び変えることをお勧めしたい。


【今シーズンに向けて】
ここまで書いていると極細PEラインが一番良いとも捉えられてしまうが、
普段のご使用にあたってはスタンダードな太さを選ばれる方が
トラブルは少ないし、活性が高い時こそ太めのラインを選びたい。
ただ…厳しい状況になった時こそ極細PEラインが活きてくる。
その点も踏まえて必要と思えるタイミングなどを、
さらに使い続けていくことで何か発見があったら発信していきたい。


Staff Funaki

 

 

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ホライゾンMJ 2024追加モデル

【MJのコンセプトを踏襲】
マルチジギング(MJ)をコンセプトにリリースしたのが、ホライゾンMJ であった。
ハイピッチジャークからスロー系ジャークまで、

ライトジギングの範囲で出来る事をとことん広げたシリーズとして発表し、リリースから今日まで大変多くのアングラーに支持を頂いてきた。
そのシリーズに、待望の追加モデルが発表となったので今回はその概要に触れていきたい。

 

 

 

 


【スロー系を得意とした全長】
既存のモデルは5フィート10インチの1ピースであったのに対して、
追加モデルは6フィート4インチの2ピースとなっている。
全長から言えば、6インチ(15cm)の違いがある(グリップの長さは全て統一している)。


では、なぜ長くしたのか?
その理由として、全長を長くすることでより多彩なジャークに対応出来ることを狙っている。
フォールを意識したジャークをしたい場合、ロッドが長いほどストロークを活かして高く上げてから、

長めのフォール(誘い)を入れる事が得意となる。


また、ドテラ流しの様に斜めにラインの角度が付いた際に、

斜め上方向にジャークするのには少し長めのロッドの方が向いていたり、

逆に船の下方向にラインが潜り込む当て潮でも船にラインを擦らずに操作することも可能になる。
「それじゃあ、今作の長いモデルさえ有ればOKではないか?」と疑問を持つ方も居ることだろう。
実はそうでも無く、一長一短があって長ければ良い訳では無い。
既存モデル(5フィート10インチ)は、短く軽いためハイピッチジャークが楽に行える。

また感度の面でも若干だが高く感じられるはずだ。そのためハイピッチが得意なスロー系ロッドであった。
追加モデル(6フィート4インチ)は、長さを活かしてスロー系ジャークが得意となり、

ハイピッチにも対応するロッドになっている。
狙いたい対象魚、誘い方、感度など求めたい内容によって選択肢が広がったとも言えるだろう。


【ホライゾンの系譜】
スロー系ジギング向けのロッドとして、ホライゾンSL を発表したのが2012年。
リールやラインの進化に呼応して、ロッドも進化している。
自由に、楽しく、MJのコンセプトを体感して頂きたい。


Staff Funaki

 

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ホライゾンMJ開発秘話(2021年2月3日)

 

 

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クダコチャレンジ〜2023〜

 

少し前になりますが12月に恒例のクダコ釣行に行ってきました。

 

今年の船は初めましての遊栄丸さん。



超ベテラン船長はサイドスラスターの無い船で激流の中をキッチリと流してくれます。

 

事前情報では丸々と太った脂ノリノリの5キロ強のハマチが釣れている。

 

ロングジグにも反応する青物がいて、一発クダコ鰤の可能性もあるとのことでした。

 

一発大物と早い潮を想定していつもより多くロングジグをドカットに詰め込みました。

 

 

船に乗り込み、約30分走ってクダコ島に到着。

 

その日は後半天気が崩れる予報だったので、同船者と「サッサとノルマを釣って早上がりしましょう」と言いながらスタートフィッシング。

 

調子が良い時のクダコは最初のひと流し目から時合い突入なんてこともありますが、

 

ふた流しに1度誰か1人が竿を曲げるという感じです。

 

釣ってる人のジグを見ると限りなくショートに近いセミロングと言った感じ。

 

私はせっかくクダコでジギングをするならと、新型のドラッグフォースJDF591B-G5/6に250g、

 

JDF591B-G7/8に400gのロングジグをセットしています。

 

しかし私だけ全くアタリませんが、意地でロングジグをシャクリ続けます。

 

 

雨が降り始め、徐々に潮が無くなっていきます。

 

釣れている人でさえアタリが遠くなってます。

 

「このままだと坊主かも」と思い、お土産確保の為にセミロングの250gのジグを落とします。

 

そこから数流しでやっと私に初アタリが。

 

潮に乗って良く走りますがシッカリと曲げてやるとC.N.T(カーボンナノチューブ)パワーで

 

走るハマチを止めることができます。

 

船縁まで寄ってきたのは事前情報とは違いスリムな3キロほどのハマチ。

 

雨も強くなっていたので写真も撮らずクーラーボックスにインしました。

 

そこから完全に潮がなくなった上に風が強くなり、怒和島の港に一時避難しました。

 

港で30分ほど昼食&トイレ休憩を取って、潮が動き始めるには早いが沖に出ることにしました。

 

風は落ちることなくドンドン強く、一旦止んでいた雨もまた降り始めました。

 

船長が「あと30分は釣れん」とつぶやいていましたが、そこから1匹目が釣れるのに30分かかりました。

 

船長恐るべし。

 

そこからまた前半のような感じで2〜3流しに1度誰かが竿を曲げるという感じです。

 

相変わらず私はアタリの出ないロングジグにクダコ鰤の夢を乗せてシャクリ続けます。

 

150g→200g→250g→300g→350g→400gと、潮が早くなるにつれてジグのウエイトを上げていきます。

 

150gから300gまではドラッグフォースJDF591B-G5/6で、

 

300g→400gはドラッグフォースJDF591B-G7/8を使います。

 

どちらも前作よりティップを柔らかくしているので、ショートバイトを弾かずにフッキングまで持っていける調子にしています。

 

潮が早くなってくるとセミロングジグを使っている同船者方は竿を曲げる回数が多くなっています。

 


 

JDF591B-G5/6でのファイト

 


 

JDF591B-G7/8でのファイト


釣れているハマチをみても3キロ程度。

 

「釣り有る有る」ですが、「昨日まで良かったのに」がまさに現実になっていました。

 

どんどん天気予報の通り雨と風が強くなり、タックルボックスが船上で走り始めました。

 

レインウエアがずぶ濡れになった頃、船が横を向いた瞬間に私の後方から同船者が転がってきました。

 

これはヤバいと思いましたが、さすがに1匹キャッチで帰るのはくやしいので、

 

ジグをロングからセミロングに交換。

 

すぐに3キロ弱のハマチを追加して強風の為に納竿となりました。

 

 


毎年続けているクダコ釣行ですが、やはり「ロングジグでクダコ鰤を釣りたい」気持ちが強いです。

 

来年も釣れても釣れなくてもクダコでドラッグフォースのベイトモデルを使って

 

ロングジグをシャクることでしょう。

 

10キロオーバーのクダコ鰤を夢見て。

 

 

〇Tackle data〇

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ロッド:ジグザムドラッグフォース JDF591B-G5/6

    ジグザムドラッグフォース JDF591B-G7/8


リール:シマノ オシアジガー2000NRPG


PE:よつあみX8 3号・4号


リーダー:クレハ フロロ14号・16号


ジグ: ブリス アスナロ


ハリ: オーナー鈎 チェイス

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

Angler : Staff M

 

 

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2024年新製品キャンペーン(2024年1月20日〜12月31日)

新製品キャンペーンのご案内です。
2024年カタログ掲載の新製品での釣果写真を募集致します。 
皆様からのインプレッションをお聞かせ下さい。 
投稿写真ギャラリーにて掲載された方には、 
『携帯エコバック(限定ステッカー付き)』をプレゼント致します。 


【開催期間】
2024年1月20日〜12月31日まで 
(キャンペーン期間外の投稿は無効となります)


【プレゼント品】
TENRYUエコバック(キャンペーン中のみ手に入れる事が可能です)
写真投稿の景品、限定ステッカー(1枚)もプレゼント!


【対象製品】 
☆2023年発売の一部モデル☆


ロックアイ ヴォルテックス(2023年11月発売)


レイズ オルタ(2023年12月発売)


☆2024年発売の新製品・追加モデル☆


ホライゾンMJ (2024年 追加モデル)


スパイク (2024年 追加モデル)


ブリゲイド トバリ (2024年 追加モデル)


【応募方法】
・写真投稿と同じ手順となります。
こちらをクリック
・送って頂いた写真は弊社 インスタグラム 等のSNSにて掲載されます。
・期間中、何度でも応募可能です。
・写真投稿ページを参照のうえ、投稿専用ページよりご応募下さい。
こちらをクリック


【注意事項】
・掲載条件は写真投稿と同じとなります。ご確認のうえ投稿ください。
・写真やコメントは、予告なくウェブサイト・SNS・カタログ等にも
 掲載させて頂く場合もございます。予めご了承下さい。
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★通常の写真投稿も承っております。
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 沢山のご応募お待ちしております。

 

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