Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

スピードスティック『思い出つなぎ』

 

 

1980年代前半、釣具店で赤いリールを見てひと目惚れ。


お年玉を貯めて何とか買ったリールはアンバサダー5500DA。


そしてリールに合わせたスピードスティック#1-16HOBBは、


数多くの思い出を私に与えてくれました。


もう実際に使うことは有りませんが、今でも私の宝物です。

 


また、思い出深いルアーの入ったプラノの3段ボックスを開けると、


甘〜い匂いがして子供の頃の記憶が蘇ります。

 


現在使っているリングスターのボックスも、開けると何故か甘い匂いがします。


オールドルアーコレクターではありませんが、


子供の頃に手が出なかったルアーを見付けるとついつい買ってしまいます。


念願叶ってスピードスティックの開発に携わり、


もうすぐ皆さんにお届けできることになりました。


この新しいスピードスティックが、新しい思い出作りの手助けになれば嬉しいです。


スタッフM

 

 

 

 

【関連記事】


懐かしい…営業先で見つけたロッド(2018年2月14日掲載)


倉庫の奥より(2018年3月14日掲載)


プロジェクト始動(2019年1月15日掲載)


スピードスティック×テンリュウ(2019年1月17日掲載)


古くもあり、新しくもあるバスロッド(2019年2月13日掲載)


世代別の遊び方(2019年3月13日)


プロジェクト1『発足』(2019年9月3日掲載)


プロジェクト2『リビルド』(2019年9月24日掲載)

 

プロジェクト3『独創的なロッドであれ』(2019年12月25日掲載)


プロジェクト4『NEWスピードスティック』(2020年1月21日掲載)

 

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スピードスティックとカナディアンカヌー(沖縄編)

 

こんにちは、スタッフUです。

 

 

スピードスティックは往年の名作といわれるロッドですが、

 

その往年をあまり知らない私からするとむしろ新しく感じてしまいます。

 

 

フィッシングショーなどの展示会で先行して実際に触られた方もいると思いますが、

 

昔からスピードスティックを知っている方なら、

 

「これであのオールドルアーを投げたい」

 

「これであのクランクを巻いたら…」

 

「これで1日巻き倒しても疲れないのかぁ〜」

 

なんて考えられると思います。

 

僕も直感的に、スピードスティックであの釣りをしたら面白いだろうな〜というのがありました。

 

それが、マングローブでのカヌーフィッシングでした。

 

「バスの話ではないのか」という方もいると思いますが今回はご了承ください。(笑)

 

 

 

 

最初に触った時から、新たな楽しみが増えた感じがして嬉しくなりました。

 

〜マングローブでの使い方〜

 

使うルアーはお好みで5cm〜15cmくらいまで。

 

トップでもミノーでもクランクでも良いと思います。

 

主にはマングローブ域(汽水域のヒルギ科の植物の総称)にいるベイトサイズがこれくらいです。

 

(サヨリの稚魚、ボラ、ハゼ、テナガエビなど)

 

ちなみに赤金とクリアカラーは実績が高いです。

 

狙う魚が良く引くファイター達ばっかりで、時にトレバリー系は60cm4圓鯆兇┐訃豺腓發△蠅泙后


TSS-#1L-256BTSS-#1L-260Bは座りながら竿のトップまで手が届くことで

 

ラインが絡まった時にすぐ直せることもいいところです。

 

TSS-#1L-256BTSS-#1L-260Bの曲がりです。

 

 

実際にスピードスティックを使う機会があり、TSS#1L-256Bを使いました。

 

 


魚をかけた後、潮で流されないようにバラシを覚悟してカヌーを操船することもありましたが、

 

そんな中でもバレずに釣れてくれたナンヨウチヌでした。

 

 

 

こんな亜熱帯ジャングルの景色にもコルクグリップはマッチしますね。

 


皆さんもお手に取られた際は、スピードスティックのしなやかな曲がりを思う存分に活かした

 

「直感的」な釣りを想像してみてください。

 

きっと楽しめるロッドになると思います。

 

Staff U

 

 

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スピードスティック『私のスタンス』

 

 

ブラックバスの釣りを覚えてしばらく経ったが、


スピードスティックの名前は知ってはいたけど、


世代が違うので今回のプロジェクトを始める以前では、


どんなロッドだったのか?と聞かれるとグラスロッド…程度の


浅はかな知識しか持ち合わせていなかった。

 


私は90年代初頭のいわゆるバスブームの世代であり、


今考えれば異常に魚が多く沢山釣れた時代であった。


その時使っていたタックルは時代を築いた著名人と同じ道具を揃え、


地元の野池や霞ヶ浦水系に足繁く通っていたのが懐かしい記憶だ。


魚が掛かった瞬間に「フィーッシュ!」と叫んでみたり、


ミノーのジャーキングを覚えたのは良いが張り切り過ぎて腱鞘炎になったり。


魚を釣った記憶と共に様々な記憶が蘇ってくる(笑)

 


プロジェクトの発足後、帰郷した際に古いタックルを引っ張り出し、


当時使っていたリールやルアーなどを触っていると、


バス釣りに行きたくなっている自分に気付いた。


昔の様に簡単には釣れなくなってはいるが、


基本は同じで魚の探し方やルアーの使い方などは変わっていない。


がむしゃらにバス釣りをする事は無くなったけど、


自分のスタンス(遊べる方法)で釣れた時は喜びは、


学生の時に釣れた時よりも充実していると感じている。


最近のスタッフM氏のブログや、スタッフI氏のブログを読んでいて、


同じ魚であっても世代別にタックルに対する思いは様々で、


スピードスティックは世代を超えて楽しめるんだと改めて思えた。


Staff Funaki

 

 

 

 

【関連記事】

 

スピードスティック『懐かしのリール』(スタッフIブログ)


スピードスティック『ひと足お先に』(スタッフMブログ)

 

 

 

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スピードスティック『懐かしのリール』

新たなるストーリーを自分のタックルで作りませんか?


今夏に発売予定のスピードスティックは、


ネオ・トラディショナルともいえるロッドに仕上がっています。


そこで、懐かしのリールをロッドに付けてみました。

 


バンタム(10SG)


私が学生の頃に、お年玉貯金で購入した初めてのベイトリールでした。


購入当初は投げ方が分からずバックラッシュの嵐でしたが、


学校から帰宅後、毎日練習をしていると徐々に使えるようになりました。


昔は少しでも遠くに飛ぶと喜んでいたのが懐かしい記憶です。


今、投げて見ると全くバックラッシュしないのは、


あの頃に覚えたキャストが今でも出来ている証拠なんでしょうね。


飛距離は現代のリールには敵いませんが頼もしい相棒でした。


初めて釣れた魚は雷魚。ルアーはツインテールジグ(フラグラブタイプ)


当時はロッドアクション等知らず無茶苦茶に動かしてましたが、


偶然にも私のルアーにヒットしてくれました。


5月頃の夕方。水面がオレンジ色に照らされる中、


水面を割って見事なジャンプをしてくれました。


バスでは有りませんでしたが嬉しかったのを覚えています。


残念ながら写真など、記録は有りませんが記憶の中に残っています。


皆さんもお気に入りのリールをスピードスティックに合わせてみて、


素敵な思い出が出来ると良いですね!


スタッフI

 

 

バスロッド温故知新。あの名竿がよみがえる!!
スピードスティック・プロジェクト序章
ルアマガプラス(2020年4月13日掲載)

 

 

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スピードスティック『ひと足お先に』

 

待ちに待ったスピードスティックの発売が、いよいよ7月に決定しました。


皆さんより、ひと足お先に新旧のスピードスティックを並べてみました。

 

 

 


【数十年前、お小遣いを貯めて買ったあの時のタックル】
ロッド:Lew's スピードスティック #1-16HOBB
リール:ABU 5500DA
ライン:STREN


【今シーズンからの相棒達】
ロッド:TENRYU スピードスティック #3-267B
リール:五十鈴工業 520X
ライン:YGK

 

 


尚、既に5月1日よりご予約を開始しております。


生産予定を早めたので、あまり数多くは作れない様です。


最寄りの釣具店様へお問い合わせ下さい。ご希望の方はお早めに。


スタッフM

 

 

 

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スピードスティック『初披露を終えて』

本年より各地のフィッシングショーにて、スピードスティックを初披露した。


横浜での釣りフェスタにて最初の展示を行ったが、


一般公開となる初日は不安と期待が入り混じった尋常ならぬ緊張感が漂っていた。


昨年にプロジェクトの発表を行い大変な反響を頂いた反面、


この重責は大きなプレッシャーとして感じていた。


ここ何年か作り込んできた事で、ロッドに対しての自信は相当あったのだが、


いざ展示となった際に「ちょっとだけ不安」と思っていたのは正直なところだ。

 


だが、横浜〜大阪と披露を終えて思えたのは、


『このロッドを作って本当に良かった』と思えた。


出来る限りの方に声を掛けさせて頂き、ロッドの感想を頂いたところ、


「このロッドを待っていた」


「これこれ!このデザイン」


「使ってみたいアクション」等々、


実に沢山の方に受け入れて貰えたことは嬉しい限りだった。


どうしても昔のデザインを求めている方には、


受け入れ難いことも重々承知の上で今回の発表に踏み切ったところで…


決して全ての方に納得頂けたとは思えていないが、


自分達の考える新しいスピードスティックの面白さが


ロッドを触って頂いた方に伝わったのではないか、と思っている。

 

 

会場でよく聞かれたのは、いつ頃発売するの?、価格は?など、


まだ未確定なので曖昧にしかお答えできなかったのが辛いところ。


発売時期も2020年秋と告知していたが、ご対応させて頂いたほぼ全ての方より


秋よりも前に欲しいとの意見を頂いており、なんとか早く作れないかと模索中だ。


決まり次第、ホームページにて発表する予定なので、


もう少しだけ、もう少しだけ…お待ち頂きたい。


Staff Funaki

 

 

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プロジェクト4『NEWスピードスティック』

 

 

 

遂に スピードスティック が公開となった。

 

先日の狡爐螢侫Д好謄バル横浜瓩任和腓な反響を頂き大変嬉しかった。

 

 

リリース時期の詳細は未定だが、2020年秋頃に発売したいと思っている。

 

今回はシリーズの全貌を紹介していこう。

 


【コンセプト】


僕らが求めたのは、爛襯◆璽侫ッシングの面白さを伝えられるロッド瓩澄


キャストの楽しさ、ルアーを操作する面白さ、魚との駆け引きといった一連の動作だけでなく、


往年の名作と呼ばれるルアーや、当時使っていた古いリールでの釣行など、


世代やジャンルを超えて楽しめるロッドに仕上げたいと思った。


現代のスタイルを知る方には新しく、当時のスタイルを知る方には懐かしい、


そんなシリーズであって欲しいと思い仕上げたつもりだ。

 


【ブランク】


ブランクには 超低弾性カーボン を採用し、


グラスのテイストを残しながらも軽く扱い易いアクションを求めてみた。


倉庫で初めてスピードスティックを見つけた時、


手に取って感じたグラスなのにシャープな印象と曲がりの面白さを、


現代の技術と素材で再構築してみた次第だ。


グラス素材には無いシャープさを持ちながらも、


ティップから負荷を掛けて行くとモッチリとした弾性感としている。


近年のリールは技術革新もあり、軽量ルアーであっても簡単にキャスト出来るが、


オールド系のリールではピンピンのロッドではキャストが難しい傾向にある。


これはレベルワインダーとスプールが連動している場合や、


スプール自体の重さが初速を抑えてしまう事が原因で、


ロッドをしっかりと曲げ前方へ押し出す力を与えてあげないと難しい。


当時のグラスロッドは曲がる事で、テイクバック時に溜めた力を


ルアーまでしっかりと力を伝える事が出来たためスプールの失速も少なかった。


今作の様に低弾性でモッチリした調子も、ロッドが容易に曲がる事で


ルアーを押し出す力を与え失速し難くなっているのが特徴だ。


勿論、最新のリールを扱うと更にキャストが容易になる点も加えておこう。

 


【グリップ】


グリップは、憧れであったコルクグリップを採用している。


実はロッドを企画するにあたって、当時のロッドを現役で使っていたスタッフが


子供の時に海外製のロッドのコルクグリップを見ていたからだ。


当時のラバー製ガングリップは雰囲気として最高だが、


どうしても日本人の腕力では一日中遊ぶことを考えると軽さが欲しくなる。


また、当時海外から輸入されていたロッドはコルクグリップの物も多く、


高嶺の花として憧れたグリップの良さを取り入れたかったのもあった。


何よりも、最初期のスピードスティックはコルクグリップだった点もある。

 


リールシートも富士工業社のPTSを採用した。


最新のロープロ系リールだけでなく、一昔前のリールも扱えるのもPTSを


採用した理由でもあり、世代を超えて楽しめる形状を選んでみたつもりだ。


オールド系のリールだと、パーミングする際にシートが太いと手が大変で、


大概はオフセットハンドルタイプのシートを扱うしかない。


見た目こそ最新であるが、シートが薄い今作は新旧どちらのリールでも難なく扱え、


各々のスタイルに合わせて遊べるのが採用した理由だ。

 


【ガイド】


今作には、Kタイプのガイドを採用している。


当時のロッドには、最新のリングと形状を採用した経緯があった。


今作にもそのマインドを継承し、今考えられる最良の形状を選んでみた。


扱い易いロッドというのは、使っていて何も不自由さを感じさせない点があり、


どこかバランスが崩れているとライントラブルなどが頻発しやすくなる。


アクション(調子)に合ったガイドを適材適所に扱う事で、


その使用感は扱い易さに直結してくる訳だ。

 


【企画書に乗せた思い】


企画書に「当時自分たちがスピードスティックを使って経験した釣りの楽しさを、


現代の子どもたちにも経験をして欲しい」と書いていた。


おそらくスピードスティックをご存知の方は、


ある程度ルアーフィッシングを経験してきた方達であると思う。


釣果だけでない、ルアーフィッシングの面白さを伝えられるロッドとして、


今作を作ったことが伝わって頂けたら幸いだ。


Staff Funaki

 

 

 

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プロジェクト3『独創的なロッドであれ』

今回のプロジェクトを立ち上げた際に、TENRYUの創業者からの励ましが有った。


創業者とはスピードスティックをルー氏と共に作り上げた塩澤美芳 本人からだ。


自分達に伝えたかったのは、『独創的なロッド』を作れとの事だった。


当時は、ダルいアクション、重たい金属製のグリップ、簡易的なガイドが主流だったのを、


全く新しい素材や技術を模索し作り上げ、


革新的なロッドとしてデビューさせたのがスピードスティックであった。

 

写真は1970年代、ルーとプールでテストしていた時の様子。写真左がルー本人。中央が創業者の塩澤美芳。

 

 

 

要するに狎里諒に囚われず、現代のロッドに仕上げるべき瓩箸いΠ嫐である。


ただ、倉庫の奥から見つかった試作品のアクションは、今でも感触として手に残っている。


シャープな振り心地と、曲げた時の面白さは残したいと思っていた。


そして思い描いたのは、当時スピードスティックで遊んだ世代が、


次の世代と一緒に遊べるロッドであった。


そのロッドには、当時遊んだ往年のルアーやリールが付けられている。


世代によって遊び方は色々あり、70年代、80年代、90年代など


象徴となるタックルを再度使ってみるのも面白いと感じる。


ジャンルや釣り方などの壁を取り払い、


爛襯◆璽侫ッシングを心から遊べるロッドにコンセプトを決めた。


完成まであと少し。フィッシングショーでの展示をお待ち頂きたい。


Staff Funaki

 

 


【関連ブログ】


倉庫の奥より(2018年3月14日)


スピードスティック・プロジェクト始動(2019年1月15日)


スピードスティック×テンリュウ(2019年1月17日)


スピードスティック『古くもあり、新しくもあるバスロッド』(2019年2月13日)


スピードスティック『世代別の遊び方』(2019年3月13日)


スピードスティック プロジェクト(ルアーニュースR 2019年3月22日)


プロジェクト1『発足』(2019年9月3日)


プロジェクト2『リビルド』(2019年9月24日)

 

 

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プロジェクト2『リビルド』

 

はじめに今回のスピードスティックは、復刻では無いことをご承知頂きたい。


現代的な要素を取り入れながら、


当時の面白さも残したロッドに仕上げたいと考えている。


そうなった経緯を語っていきたい。

 


【不可能の壁】


前回の話で、スピードスティックを再度やってみよう!となった訳だが、


プロジェクトとして『2つ』の案が持ち上がった。

 

 

前回の話→ プロジェクト1『発足』(2019年9月3日)

 


それは完全に新しい素材で仕上げた『リビルド』と、当時のパーツに仕上げた『復刻』である。


温故知新という言葉の通り、当時を知るには同じ物を作ってみるのが早い。


とりあえず復刻出来るか検討してみる事となった。


ブランクの設計図は残されており、当時のマンドレル(鉄芯)も保存されていた。


当時と同じグラス素材は手に入らないが、近いアクションを作ることは出来そうだった。


次にパーツ類だが、これが1番のネックとなった。


富士工業社に問い合わせたところ、


当時のガイドやグリップは再販する見込みは無く、市場に残されている物でしか無いらしい。


ストーリーで述べた通り、富士工業社が手掛けたガイドやグリップは、


スピードスティックを形作る大きな要素でもあり、


正規のパーツが手に入らないという事は事実上の不可能を意味していた。


たとえ手に入ったとしても、極限られた本数しか作れないのが現状だった。

 


OHタイプ(参考資料)


ガイド (富士工業社よりお借りたサンプル)


当時のマンドレルと試作したブランク


『復刻』を望む方も少なからずいる事は分かっていたが、


当時と同じガイド・グリップを手に入れる事が難しく『復刻』は断念し、


完全に新しい『リビルド』に注力しよう!となった訳だ。

 

 

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プロジェクト1『発足』

 

数年前、定期的に開かれる会議の場で1つの提案事項があがった。


それはスピードスティックを再度作ってみないか?という内容だ。


スタッフMからの提案で、現代の技術を集めて作ったら面白いのでは?との事だ。


なにより本人は、当時スピードスティックを使っていた世代であり、


初めて買ったルアーロッドでもあったという。


そんな思い入れのあるロッドを、


もう一度作ってみないか?という訳だが、簡単には事が進まなかった。


まず、他の営業仲間でスピードスティックを知っているのが少なく、


企画を取り仕切るスタッフFも、


存在を知っていても現代版の完成図が湧いて来ないのも理由の1つだった。

 


だが開発を始めるキッカケは、ふとしたタイミングで訪れる。


そう、当時の試作ロッドが出てきた事だ。

 

 →『倉庫の奥より』(2018年3月14日ブログ)

 

実際にロッドを目の前にし、手に取ってみるとイメージというのは膨らむもので、


自分が当時使ったリールや、ルアーなど思い出話が飛び出してくる。


往年の名作から珍作まで、


ルアーフィッシングに初めて触れた頃の思い出は色濃く残っているものだ。


隣で聞いている平成世代にとっては、新鮮な言葉に感じられており、


段々と話の熱が熱くなってきたのを皆が感じていた。


そして改めてスピードスティックの話となり、初めてみようとなったわけだ。


しかし、ここからが本当に試練となる事を知らなかった。

 

 

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