Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

バフッ!の時期 Snake Head Game Rod 『MIZUCHI』



あの捕食音の時期がやってきた。


草いきれの中、気配を消し、


そっと彼らの呼吸音のする場所を探す。


敏感な彼らは少しの物音でも逃げてしまう。


キャストから誘いまで繊細な操作が必要だ。


そして、それまで静かだった水面が爆発する。


独特の捕食音と共に激しいファイトが始まる。


この静から動へのギャップが、


雷魚アングラーが虜になってしまう要因ではないだろうか。














さて、今回はスネークヘッド専用ロッドの紹介。


まだ水草が生えそろわないこの時期、


薄いカバー周りやクリークでのゲームが面白い。


湖沼や溜池などでは沖に広がる浮草や、


足元のベジテーションを狙うなど


遠近両方の攻略が必要になる。


そういった時にオススメなのが、


MIZUCHI MZ76MH RoundMaster』だ。


15g程の中・軽量フロッグを使い易く、


20g程にチューンしたサイズまで気持ち良く操作できる。


ガチガチのロッドでは無く、適度に曲がる様に仕上げ


曲がる事によりキャストが容易に出来るのが特徴だ。


以前販売していた GOLIATH(ゴリアテ) のモデルと比較すると、


同クラスのパワーを持った GO73MH よりも軽量に仕上げている。


富士社のリールシートTCS18を採用し、


ヘビーなロッドであってもライト感を持たせた。


狙いたい場所が決まっていない時や、


初めての場所であれば MZ76MH を持っていく事が多い。


とりあえずなら、このモデルがオススメと言える。









また、田園地帯を流れるクリークも面白い時期でもある。


灌漑用の用水路には餌となる小魚や小動物が多く、


適度なライトカバーがそろっている場合が多い。


ただし人が狙い易い場所も多く、


大概はスレて難しい場合が大半だ。


そんな場合、ライトなタックルで攻めたくなる。


バスロッドではパワー不足だが、


バスロッド並みの軽さであれば軽量のフロッグを使い易い。


そんな状況に合わせたのが『MZ73M CleekMaster』。


10g程の軽量フロッグでも扱い易く、


ショートディスタンスでテンポの良いゲームが可能だ。


流石にヘビーカバーや、超大型の雷魚には向かないが、


中型サイズの雷魚と遊ぶには面白いモデルとなっている。






話は変わるが、最近マナーの問題等で


釣りが出来なくなってしまった場所も多いと聞く。


野池や用水路などは灌漑用の施設となる場合が大半で、


農作業をされている方の傍らで遊ばせてもらっているに過ぎない。


私の地元では「何か釣れた?」などと話をしてくれる方が多いので、


上手くバランスが取れている。


地元の方に会ったら挨拶することで少しは違うかもしれない。


どうしてもポイントを目の前にしたら逸る気持ちは有ると思うが、


長く遊ばせてもらう事を考えたら、


まずは迷惑が掛からない事を先に考えるくらいのユトリも欲しい。


このユトリが釣果にも繋がるはず。


色々な釣りが面白い時期ではあるが、


どうしてもコノ時期になると行きたくなってしまうのが雷魚ゲーム。


息を凝らす探りと、強烈なファイト。


まだ未経験の方、このスリルを味わってみては如何だろうか。



Staff Funaki


















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MIZUCHI MZ79H -Cover Master-



暑い季節がやってきました。



この時期になると逢いたくなるターゲット『雷魚』。



春から夏にかけて水生植物群はグングン育ち、



日に日に濃いカバーを形成していきます。



そんなヘビーカバー向けに今シーズン新たな機種が登場です。





















MIZUCHI MZ79H CoverMaster



バイトスポットが極端に狭いピンポイントへ



ピッチ&フリップキャストで丁寧に探る事を得意としています。























ヘビーカバー向けのロッドは必然的に硬く重いロッドになりがちで、



丁寧さを欠いてしまう場合も多く、



キャストのミスがヒットに繋がらない事も多々あります。



そういった面を補うため、軽さとバランスに拘りました。



ただ軽いだけでなく、ヘビーカバーからの強引なやり取りも



安心して出来るパワーも持たせてあります。



カチンカチンのアクションではなく、



適度な硬さと軽さ、粘り強さを併せ持ったロッドとしました。



オーバーヘッドでのキャストも充分なロングキャストが可能です。
























夏の暑い日、このロッド片手に濃密なゲームをお楽しみください。























 
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ヘルティックという異端児




開発秘話 ヘルティック編 第3話












MH66B-LL

















コンセプトは、



『 スパルタンなベイトフィネス系ロッド 』



C・N・T素材 を使って得られるモノとして、



驚異的なネバリ強度という面だ。



一般的にフィネス系となると、



どこか弱さが目立つ場合がある。



そこで新素材を使って強いフィネス系を



作ってみようとプロジェクトは動いた。


















サンプルを重ねること計7回。



最初の3回はアクション出しをメインに、



後の4回は硬さの微調整のためだ。



全機種同時に発売したかったが、



このアイテムだけ遅れて発売となってしまった。



妥協すれば簡単なのだが、



そこは竿屋としての意地みたいなもので、



とことん磨き上げたい。



そんな事をしていたら半年も遅れてしまった。



(発売を待って頂いた方、スミマセン)


















最初の2本のサンプルは、



何か物足りないモノであった。



キャストするだけならOKなのだが、



ファイト時にパワーが無い。



40cm程度のバスに負けてしまう程だった。



想定では50cm程でも負けない、



強力なバットパワーが欲しかった。


















同時並行でテストしていたスピニングタイプ、



MH610S-XLのパワーが凄いとレポートがあった。



そこで、このロッドをベースに、



サンプルを作ってみようとなった。






















































上記写真は、以前のログ『打ち合わせ』で



最終4本の絞り込みの一場面だ。



どうしても気になって、



試作サンプルを片手に



片道400kmを飛んできたキムショー氏の



熱意があった。(もちろん打合せして日帰り)



そして、擦った揉んだして出来上がった。


















C・N・T素材



Magna flex製法



マイクロガイド



全て最先端の技術を詰め込んである。



スペックだけでは計り知れないモノがある。



使った人でなければ分からない。



異端児 (HERETIC) の名を捧げるに相応しいロッドだ。

















Magna-Impact HERETIC


MH66B-LL









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ヘルティックという異端児




開発秘話 ヘルティック編 第2話













MH610S-XL
































檜原湖や野尻湖など、



スモールマウスをターゲットとなると、



ティップはソフトだが



強い引きに耐えられるバットパワーが欲しくなる。



スピニングタックルで常用的に使われるリグとして、



ダウンショットやスプリットショット、



ライトキャロ、ノーシンカー等が挙げられる。



これらのリグのスペシャルモデルは



世の中に沢山存在するが、



上記の2湖において



全てを賄えるロッドが欲しかった。



ならば作ってしまえ…という訳。


















ティップは MagnaFlex製法 を活用し、



ソリッド素材の様な


『 食い込みの良さ 』を持ちながらも、



チューブラー状のブランクの為か感度の良さも秀でている。



このお陰で、ダウンショットや



ライトキャロなどでディープを狙った際に、



僅かなバイトさえも拾ってくれるのだ。


















片っ端からバイトを拾うが故に弊害があり、



魚のサイズを選んでいられなくなる。



それは小型のバスやギルなど



バイトさえも拾ってしまうからである。



それなので、最近は釣れない状況以外は



ルアーのサイズを上げて



小型の魚がバイト出来ない様にしている始末だ。

















スモールマウスバスは、魚体が40センチを超えると、



なかなか良いファイターとなる。



水圧の変化にも強く、



最後まで強い引きを味わえるのだが、



ティップが極めてソフトなロッドをチョイスすると、



一様にバットパワーが少ないモノになる傾向がある。



これはこれで面白いのだが、



流石に記録級のサイズを逃してしまっては、



悔やむに悔やみきれない。

















そこで、ティップはエクストラライトだが、



バットはミディアムライト級のパワーを持たせた。



更に C・N・T素材 で強化している。



これでディープレンジでのフッキングも決まり、



大型の個体の強烈なファイトにも耐えられるのだ。



















長さにも、コダワリが有る。



ライトキャロやスプリットショットを使う場合、



長めのリーダーを取りたい。



1m程度のリーダーを取った場合、



やや長めのレングスが欲しくなる。



また操作する場合も、



長いほどストロークを取れるので、



ズル引きする時には重宝する。



しかし長過ぎても煩わしいので、



バスをターゲットとした際に、



ちょうど良い長さに落ち着いたのが6'10"ftというわけだ。



















一般的には長く感じるかもしれないが、



軽量化とバランスにより長さを感じさせないと思う。



ボートのアングラーだけでなく、



レングスを活かした遠投能力も、



オカッパリアングラーにも即戦力となるだろう。


















ここまで書いて、良いことばかりだが、



唯一の欠点を書いておきたい。



ティップとバットとの差が極めて大きい故に、



強引なファイトをした際に



ロッドの角度を立てすぎると破損する場合がある。



この機種はバットが強い為に



2ランク上のパワーを感じてしまうので、



ミディアムライト級のロッドと勘違いして



ファイトしてしまうかもしれない。



弊社のロッド全てに言える事だが、ネバリは強い。



しかし、どんなロッドも折れないモノは無い。



折れ難いと表現した方が正しい。



ロッドの癖を感じ、ブランクを活かしきれば、



とても面白いロッドとなることを約束できるだろう。













Magna-Impact HERETIC


MH610S-XL










 

 

 


 

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ヘルティックという異端児




開発秘話 ヘルティック編 第1話














MH67B-MHH






















ラバージグとテキサスリグの



スペシャルモデルが欲しかった。



他のリグは考えていない。



カバーの中にルアーを送り込み、



バイトがあったら瞬間的なフッキングと



暴力的なバットパワーで、



カバーから魚を引き剥がすことを目的にテストを繰り返した。



掛けて掛けて掛けまくる。



『静』から一瞬にして『動』に変わる、



この瞬間が堪らないのだ。





















少し昔の話。



90年代バスロッドは高弾性化が顕著であった。



弾性率が高いモノが良いという風潮があり、



弊社も高弾性バリバリの スーぺリア をリリースした訳だ。



この頃のロッドというと、



高弾性 = 高感度



…というのが一番の理由だった。



ジグやテキサス等の



底物系ルアー達には必要不可欠であった。


















しかし、



高弾性素材だけを使用したロッドは、



ネバリが少ないのである。



そこでネバリを重視したアクションへ時代は変化してきた。



高弾性のロッドは当たり前となり、



4軸カーボンシートなどで



ネバリの部分をアシストする様になった。



だが物理的に今まで巻いてある上に



更に上乗せされたら、自重は増えていく。



肉(カーボンの積層)が薄いとネバリは落ち、



強度だって低下させ兼ねない。



もはやブランクの肉薄化は限界に来ていた。


















そこで、白羽の矢が立ったのが



 C・N・T素材 というわけだ。



ネバリを持たせたながら高弾性化も可能。



単純に考えると、



今までの軽量な自重でネバリを上げられるのだ。



決して4軸カーボンシートを否定している訳ではないのだが、



C・N・T素材の効果で必要性が薄れてしまった訳だ。


















話を戻すと、



高感度で掛けにいくロッドということだ。



アクションの説明をすると、



教科書通りのファーストテーパーである。



リアグリップは、少々短く設定した。



これはピッチングなどのキャストが多い事を選んでだ。



手返しの良さを探っていたら次第と長さは決まってくる。



リールの選択は自由だが、



近年のベイトフィネス系のリールでは、



若干フロントヘビーに感じる。



自重200〜220g程の



ハイギヤードタイプとの相性が良いと感じている。



色々と試してみて、



好みのセッティングを出すのも面白いだろう。



ロッドは、まだまだ進化していく。














Magna-Impact HERETIC


MH67B-MHH


















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