Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

Rayz Spectra RZS77MMH (Mikija)

大型の鱒族から鮭族をターゲットとした、


強めのロッドを作ろうと思い立ったのは今から4年前の春だった。


その切っ掛けは、北海道のフィッシングガイドであるO氏との会話からだ。


北海道や本州の本流域で鱒を狙った釣行はレイズを使っているとのことで、


時にはカムチャッカ等の海外遠征でも出番が有ると言う。


しかし、ヒットしても捕れない魚が居るとの事だった。


強いロッドであるのが前提なのだが遠征など荷物の制限が有り、


様々なフィールドで扱いえるレングスが欲しいと語っていた。


・ベースはRayz RZ75ML 


手始めに本流向けとして定番であったRZ75MLをベースとして、


3ランク程パワーアップしたMHパワーのモデルを作ることに決めた。


大型を相手にするためロッド全体にトルクが必要とされるので、


迷わずバットにC・N・Tをコンポジットしている。


方針としてはスペクトラとして完成させる目的だ。


初回のサンプルをO氏に渡し長いテスト期間に入った。

 

(釣果写真は全てO氏からの提供)

 

最初のレポートではリアグリップが短いため大型がヒットした際に、


肘にグリップを当ててファイトし難く手首が辛いとのこと。


また、トップから2番ガイドまでのリング径も大きい方が良いとの事だ。


パワーは申し分ない様で、レイズ特有のアクションとの相性は良い様だ。


次回のサンプルからは微調整の連続だ。


ガイド位置やリング径のサイズによってキャストフィールが変わり、


配置する位置はファイト時に力を均等に分散するのが理想だ。


全長やグリップの長さ(リールシート位置)によってもモーメントが変化し、


ブランクがいくら良くてもパーツとの相性が悪ければ意味がない。


なおさら、スペクトラの称号に値するには徹底的にテストし吟味が必要だ。


・3シーズンのテスト期間 


北海道の各河川、本州では大型が見込める長野県・犀川、


海外だとカムチャッカをメーンフィールドに捉えテストを行ってきた。

 


O氏には内緒で他にも8ft台のモデルなども作成しテストしたが、


思ったようなアクションに行き着くことが出来ず、


結果的には7ft後半の全長が一番良いとの結論に行き着いていた。


そして最終的に出した答えは、7フィート7インチ MMHパワーであった。


パッと見は細身のブランクであるが、振り心地はシャープであり、


曲げ込むと特有のネバリを感じられるアクションに仕上がっている。

 


サブネームとして『Mikija ミキージャ』と名付けた由来は、


カムチャッカ地方に生息する虹鱒の原種の名前を入れている。


ワイルドトラウトの名前が相応しい魚体をしており、


このロッドで狙うターゲットとして最高の好敵手だろう。


・Features 

 


グリップの長さ比較は、RZ75MLと並べると分かる通り一握りぶん長い。


本来であれば8ft台で使う長さであったが、前述の通りモーメントや


ファイト時の安定性を考えて行き着いた長さだ。

 


ガイド径も比較すると、サイズは全く違い大きいのが一目で分かるだろう。


大型を相手にする場合だと単純に強いラインも必要となるため、


太めのラインにも対応するガイド径を選んでいる。


昔からのロッドを知っている方からすれば少し小さく感じるかもしれないが、


出来るだけギリギリのセッティングを探ってみた結果だ。


・タックルバランス 


リールサイズは、D社LT3000〜LT4000番。


S社だとC3000〜4000番が扱い易いサイズで、


使用するラインのキャパシティに合わせて選んで欲しい。


ラインはPEラインを選ぶ方も多いと思うが、


エキスパートにはナイロンラインを選んで頂くのも一考だ。


リールだけでなく、ロッドのアクション(調子)やラインの伸縮による


ドラッグ値を利用するのも大型魚をキャッチ出来る手の1つでもある。


勿論、飛距離や水抵抗の面ではPEラインに分が有るので、


状況次第で使い分けて釣りを楽しんで頂きたい。


使用するルアーは、おおよそ7〜14gの間が使い易いと感じている。


ミノープラグであれば8〜9cmクラスがメインであるが、


慣れてくれば7cmクラスのフローティングタイプでも充分に扱える。


一般的にサクラマス狙いに使われるルアーを基準として貰えれば、


タックルバランスは自ずと見えてくるはずだ。


・様々な大型魚がターゲット 


また新たなベンチマークが出来た、


このモデルの完成はスペクトラの新たな扉が開いたと感じている。

 


今までのレイズシリーズには無かった超スパルタンな仕様となり、


決して誰にでも扱い易いロッドとは言い難いが、


ワイルドフィッシュを求める方には強力な相棒になると思う。

 


海外遠征だけが全てでは無く、日本国内でも充分に活躍の場は多い。


サクラマスを筆頭にニジマスやイワナ・アメマス、場所によってはサーモンなど


様々な大型のターゲットをキャッチして頂きたい。


Staff Funaki

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz Spectra RZS51LL-BC (Twitchin' Custom)

 

 

遂にレイズ・スペクトラにて、ベイトタイプを発売する時が来た。


渓流でのベイトは、フィネス系ベイトリールの台頭で大きく進化したと言える。


前作レイズにて発表したベイトタイプ2機種(RZ53UL-BC , RZ56L-BC)は、


小口径ガイドを採用し軽量ブランクと相まって高い評価を頂いた。


ベイトロッドを使う上でのハードルの1つは爛丱奪ラッシュ瓩世蹐Α


レイズではアクションがレギュラーテーパーという特徴が、


キャスト時に適度にブランクが曲がりルアーのウェイトを感じ易く、


スプールを開放するタイミングを取り易い点が評価して頂いた理由と思っている。


(新作レイズもコンセプトを踏襲しレギュラーテーパーに仕上げている)


タイミングが取り易いという事は、キャストミス=バックラッシュが少ないという事だ。

 

反面、張りが強いロッドはスイートスポットが狭く、


ラインをリリースするタイミングも極端に狭くなるため難しくなる。


今作の レイズ・スペクトラ RZS51LL-BC は、その最たるモデルだ。

 


・高弾性の長短 


高弾性カーボンを採用した事でブランク全体に張りが強く、


スタンダードタイプに比べると『しなり』を活かすには、


キャスト時にしっかりとブランクを曲げないといけない


スピニングタイプを開発した際には、なんと投げ易いロッドなのかと感動を覚えたが、


ベイトタイプにしてみるとキャストが難しい方向に進んでしまった。


特に5g以下のルアーウェイトとなると適度な熟練度が必要となり、


エキスパートの方意外にはオススメしたくないモデルとなっている。

 


ただ…テストに関わって貰ったスタッフ曰く、


スペクトラのピーキー感を味わってしまうと、スタンダードには戻れなくなると言う。


ブランクの持つ特有の『張り』はトゥィッチやジャーク等の、


ロッドワークに機敏に反応してくれるので、誘いを掛ける際に


アングラーの思い通りに操作する事が出来るのが良いとの事だ。


ターゲットが潜むポイントが全て広い所ではなく、


ある程度狭い区間でしか誘いを掛けられない際はピンとした


ティップの戻りが早いロッドが活きてくる訳だ。


キャストの面を慣れでカバー出来れば、その反面手に入るレスポンスの高さは、


スタンダードモデルを圧倒するスペックが有ると感じている。

 


・パーツの違い 

 


リアグリップ長はスピニングタイプと同じ長さとし、


キャスト時にはワンハンドでのキャストを優先した長さとなっている。

 


バットガイドには、最新のT-LRVTG瓩鯀備。Kガイドの小口径リングと相まって、


非常に軽くまるでブランクだけを振っているかの様な印象を受けるはずだ。

 


・タックルバランス 


基本的に使用するルアーは、スピニングタイプのRZS51LLと同じだ。


5cmクラス(3〜5g)程度のミノープラグを主体に扱い易い。


ラインの設定は、ナイロンラインで4〜5lb、PEラインで0.4〜0.6号が良く、


どちらを選んでも良いが初めはナイロンを選ぶのが無難かと思う。


リールは、最新のフィネス系ハイギアードタイプか、


クラシカルなローギアタイプでもアングラーのスタンス次第で良いと思っている。


最新での尖りに尖ったビンビンのタックルを探すのも面白いし、


あえて自分にリスクを持たせながらスキルを活かして楽しむのも一興だ。

 


・ピーキー故に 


恥ずかしい話、ロッドデザインをしている私であっても、


このモデルを使いこなしたとは言えていない。


代わりにテストに関わって貰ったスタッフは、


表題の写真の様に見事な魚を次々とキャッチしており、


実績がロッドのポテンシャルの高さを証明してくれている。

 

私がポンコツなだけか…(笑)


全国の我こそはと思うアングラーにこそ、このモデルを使って頂きたい。


Twitchin' Customのベイトモデルは、色々な面白さが詰まったモデルだ。


Staff Funaki

 

 


【関連ブログ】


Rayz Spectra RZS51LL Twitchin' Custom(2015年10月31日掲載)


Rayz Spectra RZS61LL Twitchin' Custom(2019年12月12日掲載)

 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz Spectra RZS61LL(Twitchin' Custom)

レイズ・スペクトラの6フィート台を期待されていた方は沢山居られたはずだ。


この度およそ2シーズンの間テストを経て、


やっと納得のいくアクションが出せたことで発表した次第だ。


すでにスペックと簡易的なコンセプトは公開しているが、


今回はもっと深掘りして紹介していこうと思う。

 

 

 

・スペクトラから産まれたスペクトラ 


スペクトラRZS61LL瓩蓮同じスペクトラのRZS51LL瓩離灰鵐札廛箸魎陲法


清流域から中流域の攻略を想定して作った経緯がある。


既にスペクトラ RZS51LLのユーザーの方ならイメージ出来ると思うが、


細身でピンッとした鋭敏なブランクが特徴で、


軽量ルアーの操作性とピンを射抜くキャスト精度も向上させたモデルだ。


あの操作性を、そのまま清流・中流域で使えると想像しただけで、


何かワクワクしてしまうアングラーも少なくないはず。


Twitchin'の進化形 Rayz Spectra RZS51LL(2015年10月31日掲載記事)

 


このRZS51LLをベースに全長を1フィート延長した事で、


適度な川幅でも軽量なルアーの遠投性能の向上を狙っている。


もちろん『Twitchin'Custom』のサブネームを受け継いでおり、


渓流で扱うサイズのルアーを本流で試せるロッドという事も含めてみた。


このコンセプトの背景にはテストや取材釣行にて、


各地のフィールドで年々難しさが高まってきていると感じていたからだった。


トラウトフィッシングの人気の高まりとは裏腹に、


アングラーが入っていないフィールドを探すのが難しい時代だ。


人的プレッシャーは釣果への影響は多大であり、


ヤマメやアマゴは人間を認識してしまうと釣るのは極めて困難となる。


何とかして釣ろうと、ラインを細くしたり、


ルアーを小さくしたりするのは何処に行っても共通なのだが、


如何に魚に悟られず軽量なルアー(違和感を抱かせないルアー)で


アプローチ出来ないかと思って作ったのが本作である。


お伝えたいのは決して小さいルアーに頼るのではなく、


フローティング系のプラグなど動きに爛レ瓩魑瓩瓩織襯◆爾楼賤佑


軽くなる傾向があるためTwitchin'Customの性能が必要だった。

 

 

・RZS51LLとの違い 


1フィートとの違いだけでは全ては語れない。


一般的にロッドは長くすると、同じ硬さに設定してもダルさが出てきてしまう。


これは長い程ティップが重力の影響で垂れてしまい、


バットの強さが適度に強くないと振った際にダヨダヨに感じてしまうからだ。


従って厳密にはバットの狡イ雖瓩鮗禊涯めに設定してあり、


キャスト時に出来るだけティップのブレを押さえられる様にしている。


狡イ雖瓩班集修靴燭里蓮▲丱奪肇僖錙爾魘くしてしまうと


特有のシャープ感がスポイルされてしまう為、


バットパワーは変えず張りを強める事でブレを収束させている。


また、長さを利用して手前に走る流れを跨いでアプローチする際など、


ラインを水面に付けずに誘いを入れられる点もアドバンテージと言えるだろう。

 


ガイドも、ラインの抜けを期待して1番手大きなサイズを採用してみた。


RZS51LLと同じルアー・同じラインを付けて比較すると、


軽い振りで飛距離の違いを感じて貰えるはずだ。

 

 

グリップレングスは、リアグリップを30mm延長してみた。


基本的にシングルハンド(片手)でのキャストを想定しての長さで、


キャスト時のブレを抑え、手元に重心が来る様に設定している。

 

 

・タックルバランス 


得意とするルアーは、渓流域で使う5cmクラスのミノープラグから、


清流・中流域で頻度の高い6〜7cmクラスのミノープラグだ。


近年増えた本流でのヘビーウェイト系ミノーには不向きで、


ルアーウェイトでいえば、3〜5g程が適合範囲と感じている。


ラインの設定は、ナイロンラインで4〜5lb、PEラインで0.4〜0.6号が扱い易く、


渓流域で使うラインと同じでリールのサイズも同じで良い。


狙っているターゲットサイズは40cm程度までと捉えており、


これより強いライン選択はターゲットに対して面白さが半減してしまうのと、


ブランクの強度に対しても過剰な設定になってしまうので注意が必要だ。


あくまでロッドの性能を最大限まで引き出せるのが、


このラインの範囲だと覚えておいて良いと思う。


PEラインの使用はフック選びにも気を配って頂きたい。


近年のフックはフッ素コーティングなど非常に刺さり易さを重視されており、


スッと入っていくが逆に抜け易さにも繋がってしまっている。


スペクトラは総じて弾性率を高くしたブランクとなっており、


張りが強いために気を抜くとテンションが抜け易い傾向がある。


リールのドラッグ調整だけでは対応しきれない条件も有り、


案外フッ素加工されていないフックの方がバレ難いという面も有ったりする。


(私の場合は、全ての条件でバーブレスのため特に気を配っている)


そのため、刺さりを重視したフックにはナイロンラインと組み合わせたり、


PEラインを扱いたい場合はフックの形状や加工法も拘ってみると良いだろう。

 

 

・渓流×本流 


同シリーズにおいても、とても個性が強いロッドに仕上がったと思っている。


渓流域のタックルのまま、本流域で使えるという点にコダワリ、


フィネスタックルで本流鱒との駆け引きを楽しめるロッドに仕上げてみた。


決してバーサタイルな機種ではなく、かなりニッチなモデルだと思う。


ただ、厳しい条件下になるほどロッドから得られるアドバンテージは、


今までのモデルには無いモノを秘めていると感じている。


『Twitchin'Custom』の新たなる領域を体感して頂きたい。


Staff Funaki

 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz RZ772S-ML (Variable Shooter)

 

【本流ロッドのスタンダード】


大型河川の中流域や、支流が合流し適度な川幅のある本流域、


天然湖・ダム湖などでの使用を考えて作ったのが Rayz RZ772S-ML だ。


戻りヤマメやアマゴ、中流域のサクラ鱒やサツキ鱒、


北海道での虹鱒やアメマスなど幅広く活躍するモデルと言える。


【前作と今作の違い】


前作である Rayz RZ75MLでは、


長野県の南部(南信エリア)を中心としたフィールドをメーンとして考え、


天竜川や木曽川などの河川とダム湖での使用を目的に開発した経緯がある。


前作の発売から7年が経ち、


ユーザーからの意見から全国のフィールドでの使用を考えると、


もう2インチ伸ばした7'7”ftがバリアブル性が高いと判断して長くしてみた。


従って1歩引いた状態からの遠投性が向上し、


トゥイッチが入れやすい軽快さも合わせ持っている。

 


ガイドはリング径は1サイズ落とし、足高としてリールとの角度を調整。


スムースにラインが出るセッティングとしてみた。


ラインはPEでもナイロンでも、両方使える設定としている。

 


グリップは、前作と同じ26.5cmとした。


キャスト時に引き手の効果を活かしやすく、


持ち重り感が少ないバランスを求めた長さだ。


【適正範囲】


ショートリップのシンキングミノー7cm(6〜9g)と、


フローティングのミッドダイバーや


ディープダイバーだと7cm(5〜7g)が扱い易く設定してみた。


スプーンであれば7〜14gが丁度よく、


18gまではフルキャスト出来る様にしている。


ただし、あまり軽いルアーだとティップが入り難く、


ルアーの適正な動きを鈍らせてしまいかねないので注意が必要だ。


上記よりも軽めのルアーが主体であれば、RZ6102S-LMLを選んで頂くと良いだろう。


【スペクトラとの違い】


レイズ・スペクトラ(RZS71ML)との、スペックの違いを気にされる方も多いはずだ。


近いパワー設定となっているが、6インチ(15cm)の長さと、


コンセプトの違いに注目して欲しい。


キャスト時の飛距離は、全長が長いほど有利となり、


飛距離だけを見るならばRZ772S-MLに軍配は上がる。


ただコンセプトとしている、ジャーキングやトゥイッチなど


ルアーに不規則な動きを与えて、魚に誘いを掛ける点においては


レイズ・スペクトラRZS71MLが圧倒的に向いている。


もし悩んでいる方がいれば、この2点を基準に選んで頂きたい。

 


【汎用性の広さ】


中流域から本流域や湖など、カバー出来る範囲を広く設定したつもりだ。


渓流域だけでなく、そろそろ本流を始めたいがロッドを迷っている方、


本流や湖など1本で済ませたい方などには、このモデルをオススメしたい。


Staff Funaki

 


 Rayz series concept 


RZ4102S-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


RZ542S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


RZ632S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


RZ6102S-LML Super Yamame(2019年11月26日掲載)


RZ4102B-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


RZ542B-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


RZ712B-MLM Variable-Hounder(2019年12月3日掲載)


Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)
 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz RZ712B-MLM (Variable-Hounder)

 

ルアーフィッシングを紐解くと、ベイトタックルが黎明期は主流だった。


リールやラインなどの進化により、徐々にスピニングタックルがトラウトで主体となったが、


近年はフィネス系のベイトリールが台頭してきた事でベイトタックルも不動の位置にある。


前作のRayz RZ75M-BCをベースに、中・本流域と湖向けとして再構築してみた。


・攻めの設定 


前作のRZ75M-BCは、北海道の湿原地帯を流れる河川などブッシュが多い場所で、


テクニカルなキャストと強引なファイトが出来る点を視野に作ったモデルであった。


7'5"ftの長さは、本流や湖でも幅広く使える長さであり応用力に優れた機種であったが、


もっとテクニカルなキャストが出来ないか?との意見から長さを調整してみる事とした。


ロッドは短いほど小回りの利くのでキャストは容易になるが、


あまり短いとブッシュ際などでヒットした際に魚を誘導出来る力が弱くなってしまう。


片手で扱い易い範囲の長さで、キャストとファイトのバランスを取りながら試して行くと、


結果的に7'1"ftというレングスが最適だと判断した次第だ。

 

パワーもMからMLMに引き下げている。

 

これはキャスト時に軽いルアーでも、ブランクにルアーの自重を感じ易くさせる狙いで変えてみた。

 

前作はルアーの適合範囲が広い点が利点であったが、少し軽めのルアー(5g程)だと

 

キャストが少し難しく感じられていた方も多かったはずだ。

 

そこでブランクの爐靴覆雖瓩鰺用する為に、ティップだけMLパワーに落としている。

 

バットは以前と同じMパワーに設定してあり、総じてMLMというパワー設定となっている。


以前にも増して、攻めのキャストが出来る事になりチャンスが広がると思う。

 


グリップは前作と同じく、23cmのリアグリップ長としてみた。


短い方が取り回しが良いが、いざ大物が掛かった時にこの長さが安心感があったからだ。

 


ガイドには、最新のLRVガイドを採用している。トラブルが少なくスムースなキャストが可能だ。


・ネオ-トラディショナル 


伝統的な要素と、最新の要素どちらにも対応出来る点で、


僕らはネオ-トラディショナルモデルという位置付けとしてみた。


近年のリール事情は、カスタムパーツが充実した事によりオールド系のリールであっても、


最新リールと遜色のない飛距離などを出せる様になってきている。


デザイン面の趣もクラシカルなイメージを残しながら、


プラグやスプーンなど遊べる範囲が広くなるのは嬉しい限りである。


コンセプト文にもある通り、7cm前後で5〜10g程のプラグ類が扱い易くなっており、


スプーンだと14g前後が丁度良く感じられると思う。


河川だけでなく、湖ではボートからのキャスティングにも扱い易く、


時期によってはトップウォーター系ルアーで蝉を模した狙いも面白い。


あまり固く考えずオールド系リールや、フィネス系リールなど色々と試して楽しんでほしい。

 

 


 Rayz series concept 


RZ4102S-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


RZ542S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


RZ632S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


RZ6102S-LML Super Yamame(2019年11月26日掲載)


・RZ772S-ML Variable-Shooter


RZ4102B-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


RZ542B-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz RZ6102S-LML (Super Yamame)

 

清流域から中流域に潜む本流ヤマメの中でも、


スーパーヤマメと呼ばれる個体を狙いたい為に作ったのが『RZ6102S-LML SuperYamame』だ。


地域によっては、戻りヤマメ・アマゴと呼ばれる銀毛した個体がターゲットとしている。


・渓流域と本流域ルアー対応 


6〜7cm(3〜5g)のミノープラグを中心に、5cmから8cm程度が適正範囲としてみた。


スプーンであれば5〜8(g)程度が丁度良い範囲だろう。


7cm以上のディープダイバーや、10g以上のスプーンにはRZ772S-MLを選んで欲しい。


本来であれば7cmのミノープラグで喰わせたい所なのだが、


渓流域で使うサイズミノーでなければ反応しない個体の攻略が可能だ。


ただし狙いは40cmクラスの鱒であるため、


ティップはL(ライト)・バットはML(ミディアムライト)クラスのパワーに設定し、


ライトラインでも対応出来るしなやかさと懐深いバットとなっている。


・2インチの延長 


鱒のチェイスを確認出来ても、あと1歩が足りなくて喰わせられなかった方は沢山居たはずだ。


もう少し長くルアーを泳がせられれば、喰わせられたかもしれない。


そういった状況ではキャストの飛距離は飛んだほど有利となり、


効果を最大に活かすため前作では6'8”ftであったが、


今作は6'10”ftと2(inch)ブランクを延長した次第だ。

 


ちなみにリアグリップ長は変えず、前作と同じ23cmとしている。


ブランクを延長した事でロッドの爐靴覆雖瓩魍茲せるようになり、


ブランクをしっかりと曲げることで軽量ルアーであっても


失速し難いキャストが出来る様になっている。


このアクションを活かすには、キャスト時にバットまで曲げ込む様に


意識してキャストをしてみると良いだろう。

 

旧レイズ RZ68LMLと、新レイズ RZ6102S-LMLのガイド径の違い


・ラインの選択 


アングラーのスタイルによって、ラインの選択は様々だ。


今作はナイロンラインと、PEラインの両方を扱えるガイドのサイズと形状にしている。


基準として、ナイロンなら4〜5(lb)。PEラインだと0.4〜0.6(号)を選んで頂きたい。


使い分けとしては、ルアーの操作性とキャスト(飛距離)はPEラインに分が有るが、


ナーバスな魚ほどアタックが弱くフッキングも甘くなりバレ易いと思えた時は、


ナイロンラインを選んで頂く方がキャッチ率を上げる事が出来るだろう。


・狙いは銀毛した個体 

 


難易度は渓流の個体に比べると相当高いが、攻略出来た時の達成感は半端じゃない。


清流域や中流域に潜む、銀色のアイツと一緒に写った投稿写真が届くのが楽しみだ。


Staff Funaki

 


 Rayz series concept 


RZ4102S-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


RZ542S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


RZ632S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


・RZ772S-ML Variable-Shooter


RZ4102B-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


RZ542B-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)


・RZ712B-MLM Variable-Hounder


Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz RZ542S-L , RZ542B-L , RZ632S-L(Jerkin')

 

 

ミノーのジャーキングに対応する為に作ったのがJerkin'モデルだ。


前作にあたるRZ56LやRZ56L-BCは、5cm≒5gのミノーを基準に扱い易く設定し、


爐靴覆雖瓩魄嫂淌に持たせキャストフィールを向上させたモデルであった。


「コシ」を意識したアクションに設定し、適度な張りと曲がりを体感でき、


1本で出来る汎用性の広さもJerkin'モデルの魅力でもある。

 


・3つのJerkin'モデル 


今作のJerkin'は、渓流域向けにでスピニングとベイトタイプの2機種、


清流域向けにスピニングタイプを1機種を用意してみた。


前作のRZ56Lをベースに、ブランク長とグリップ長、ガイド形状を見直し、


シチュエーション別に扱い易いモデルに分けている。


さて、各機種の違いを説明していこう。

 


 RZ542S-L 


新旧の違いとして前作RZ56Lと比べると、


見えているブランク部分2cm、リアグリップを3cm短くしている。

 


取り回しの点ではRZ4102S-ULの紹介ブログ瓩能劼戮芯未蠱擦ぅ蹈奪匹有利であるが、


フィールドによって流れを跨いだり岩を超えて探ることを考えると


5ft前半の長さが一番活躍する長さだと思っている。


ティップを詰めたモデル、リアグリップを詰めたモデルなど


色々とテストしてみた結果、今考えられる扱い易い長さと思えたのが5'4"であった。


基本は5cm前後のミノープラグを扱い易く、7cm(6.5g)までは適合範囲と思えている。


上限として8gまでのスプーンなどメタル系ルアーとし、


下限は個人のスキル次第だが3g程のフローティングミノーは扱えるアクションだ。

 

 

 RZ542B-L 


こちらは前作RZ56L-BCと比べると、


見えているブランク部分1.5cm、リアグリップを3.5cm短くなっている。


ベイトタイプの場合、キャスト時にグリップを短くし過ぎると手の収まりが悪い為、


スピニングに比べると少し長めが良いと感じたので少し長めのRグリップとした。


RZ4102B-ULと同じくマイクロガイドの設定としたので、


手にロッド持つと今まで以上に軽く感じられると思う。


ベイト1本で渓流域を広く狙いたいという方なら、このモデルをお勧めする。


ルアーウェイトはスピニングと同じなので参考にされると良い。

 


 RZ632S-L 


このモデルは清流域で扱い易い長さを目指しており、


6cm程のミノープラグを基準として設定してみた。


清流域とは渓流よりは少し開けたフィールドであり、


河川を3つ(渓流、中流、下流)に分けて考えた場合、


渓流と中流の中間あたりとして捉えて欲しい。


前作のRZ56Lと比べて、ブランク部分を5cm伸ばし、


リアグリップはバランスを求めて1cmだけ長くした。

 

戻りヤマメ・アマゴ、アメマスやニジマスなど、


渓流域に比べて少し大きな個体狙いに活躍するモデルと言える。


RZ542に比べると若干バットに張りを強くしているため、


キャスト時のダルさやファイト時の不安は無いはずだ。

 

RZ542S-L , RZ632S-L グリップ長の違い

RZ542S-L , RZ632S-L バットガイド径の違い

 


・迷ったらJerkin'という選択 


各地へテストや取材釣行に行く際、どんなフィールドか分り難いことが多い。


そんな時は迷うことなくJerkin'モデルを持っていく様にしている。


1本で扱えるルアーの幅が広い点と、もし大型が掛かっても安心出来るからだ。


さらにフィールドが見えてきた際に、次の一手としてレイズ・スペクトラも有るのだが、


情報が少ない時こそ汎用性があるロッドの懐深さは有難く感じるものだ。


渓流トラウトの遊びを覚えて、もう少しステップアップしてみたいなと感じたら、


このモデルを触ってみて欲しい。これだ!と感じれば幸いだ。


Staff Funaki

 

 


 Rayz series concept 


RZ4102S-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


・RZ6102S-LML Super-Yamame


・RZ772S-ML Variable-Shooter


RZ4102B-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)


・RZ712B-MLM Variable-Hounder


Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)

 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

Rayz RZ4102S-UL , RZ4102B-UL (Twitchin')

 

Rayz RZ4102S-UL Twitchin' (Spinning model)

Rayz RZ4102B-UL Twitchin' (Bait model)

 

 

Twitchin'(トゥイッチン)モデルは、ライトウェイトルアーの扱いに長けた機種として仕上げてあり、


基本コンセプトとして軽量ミノーのトゥイッチングに特化したロッドだ。


ルアーのサイズだと、4〜5cmサイズのミノープラグで、2gに満たないフローティングミノーから、


4g程度のシンキングミノーが扱い易いバランスに仕上げている。


もちろんミノーだけでなく、軽量ルアーであればスプーンやスピナーなど、


アングラーの扱い次第で自由に遊んで頂きたい。

 


・Twitchin'の後継 


前作を知っている方は、全長が短くなったと感じた方が大半かと思う。


前身となったRZ53ULが5'3"ft(160cm)に対して、


後継のRZ4102S-ULは4'10"ft(147cm】と全長のショート化を図っている。


厳密に言うと、見えているブランク部分を5.5cm、リアグリップを7.5cm短くしてみた。

 


実はこの機種、ユーザーの方からの意見も多く取り入れて開発を進めた経緯がある。


前作のRZ53UL(Twitchin')を使っていて、少し短く出来ないか?との意見からだった。


ここで、短いロッドが欲しくなる要因を考えてみよう。

 


.ャスティング性能


渓流の釣果を大きく左右するのが、いかに狙ったポイントにルアーをキャスト出来るかだ。


短いロッドの方が手先に近い感覚となり、障害物やブッシュの奥へタイトなキャストが容易になる。


あらるゆ位置からキャストが出来る事もチャンスを増やす事が出来、


オーバーヘッド、サイドハンド、アンダーハンド、


フリップキャストなど気負いせず使えるのも短いロッドの利点だろう。


ただ、高まるトラウトフィッシングの人気と裏腹に、


フィッシングプレッシャーが高く魚は簡単に釣り難い状況も多い。


適度に離れた距離(魚から感付かれない位置)からでも、しっかりと投げ込める長さも必要だ。


5ft前半のロッドに匹敵する飛距離を出せる長さが、4'10"ftとなった理由でもある。


▲魯鵐疋螢鵐粟能


ワンハンド(片手)でキャスト、ルアー操作、ファイトを行い易いグリップの長さも欲しくなる。


リアグリップの長さを短くし、極力邪魔と思えないリアグリップ長に仕上げてみた。


しかし、単純に短くするとモーメント(重心位置)が崩れてしまい、持ち重り感が出てしまう。


今作は誰にでも扱い易いロッドが目標でもあるため、モーメントが崩れてしまっては元も子もない。


そこでグリップエンドにラバーの着いたキャップを採用し、


モーメントを改善することが出来ている。


自重こそ前作に比べて重くなってしまっているが、


実際に手に取った時のバランスの良さを体感すれば数値では図れない良さを分かって頂けると思う。

 


・2つの個性  


同モデルには、スピニングとベイトモデルを用意している。

 


ライトライン、ライトウェイトのルアーを扱うことはスピニングの優位性は高いが、


近年のフィネス系ベイトリールを取り入れる事で、ベイトタックルでの人気も高くなった。


両機種とも同じブランクを使用しているが、前作に続いて小口径ガイドを取り入れ、


ブランクだけを振っている様な軽量感を味わえるはずだ。

 

 

 


・Twitchin'を楽しむために 


往年の名作と呼ばれたミノーは、軽量であった事がTwitchin'を必要とした大きな理由だ。


前作でもそうだったが、近年のヘビーウェイト化するルアーへのアンチテーゼとしてTwitchin'がある。


軽量ルアーをテクニカルに操作し、Twitchin'でなければ出せない魚も居る事が分かると、


渓流ルアーフィッシングは更にディープな世界が見えるはずだ。


Staff Funaki

 

 

 

 

 Rayz series concept 


・RZ542S-L Jerkin'


・RZ632S-L Jerkin'


・RZ6102S-LML Super-Yamame


・RZ772S-ML Variable-Shooter


・RZ542B-L Jerkin'


・RZ712B-MLM Variable-Hounder


Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

ルアマガプラス『レイズ特集2』

 

ルアマガ+にて、レイズの特集記事の最新号が公開となりました。


より実践的な目線で、ロッドのメリットに着目した記事となっております。


渓流のルアーフィッシングがもっと上達したいという方には、


ぜひ読んで頂きたい内容になっていると思います。


前回の記事も合わせてご覧ください。

 


ルアマガ+(レイズ特集1)
細身の1本が実現した猗慣欧琉靴い笋垢記瓩縫魯泙襦(2019年10月11日記事)

 

 

ルアマガ+(レイズ特集2)
曲がるロッドで実現した飛距離が魚の警戒心を解く(2019年11月11日記事)

 

 


レイズ(2020年モデル)
2019年11月1日より 予約受付中。 
2020年1月(下旬)発売予定

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

スペクトラ追加モデル

そろそろ追加機種は出ないのかと、期待していた方も多かったのではないだろうか。


レイズのカスタムモデルとして位置付け、ハイエンドシリーズであるレイズ・スペクトラは、


徹底したテストを繰り返しエキスパートの使用だけを目的にしたロッド群となっている。 


そして今回の追加モデルは3機種。

 

Rayz Spectra


・RZS61LL(Twitchin' custom)


・RZS77MHH(Mikija)


・RZS51LL-BC(Twitchin' custom)


どの機種にもコダワリを存分に詰め込んでみた。

 


2019年12月1日より 受注開始。 


2020年2月発売予定。

 


各機種の紹介は後日。ご期待下さい。


Staff Funaki

 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

  • にほんブログ村 釣りブログへ

  • にほんブログ村 釣りブログへ
  • GyoNetBlog ランキングバナー