Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

グレイスを超えるのは、グレイスのみ。







2008年にデビューして5年。



弊社の旗艦モデルであったBRIGADE  GRACE が、



C・N・T素材 を纏ってリリースされます。



カタログでは語りきれない所を、ご紹介致します。
























GRACE 08'モデル をお持ちの方なら、



新作 (13'モデル)  と持ち比べて頂きたい。



軽量になったのは、すぐ気付くと思いますが、



何かギュッと引き締まったブランクに感じられます。



微細な C・N・T素材 がカーボン繊維に絡みつき、



繊維同士の結束を高めているのです。



その為、前作に比べ軽さを求めながら、



相反するネバリを手に入れました。



高弾性で反発が有りながら、しなやかに曲がる。



ひと昔前までは不可能であったロッドが、



この技術で可能になったのです。









































さて、今作の GRACE (以下13'モデル) を見て頂くと、



個性の強い4機種となっています。



前作(08'モデル)も個性の強い機種だったのですが、



さらに磨きのかかったアイテム群となりました。



C・N・T 化させるにあたり、



既存の機種を見直す作業を行いました。








仕分けの基準は、操作性 遠投性能個性










GC80M は遠投性を持たせるため GC85M へ。



基礎レベルが高かった GC86MH は、



インチアップをして GC87MH へ。



ロングキャストモデルであった、



GC96MH と GC106MH は遠投性能だけを求めて、



GC106MH をベースに GC109MH へ進化させました。



全く別方向から、ライトエギングのコンセプトを入れ、



GC83ML も、シリーズに加えました。










































弊社のフラッグシップモデルである、



GRACE に手を加えるのだから、



中途半端なモノにはしたくなかったのです。



当時の持てる技術でテストを繰り返しただけあって、



ハードルは初めから高く、



2シーズンの間じっくりと煮詰めることとなりました。


























調子と硬さと自重のバランスは、



ロッドを形作るうえで非常に重要な部分です。



自重が軽いのは絶対条件ですが、



バランスも重要です。



08'モデルは、細身に仕上がったブランクと、



適度に曲がるアクションが相まって、非常に操作が楽でした。



調子(アクション)と硬さ(弾性)とのバランスが、



程良く取れていたと言えます。






































また、非常に遠投が得意なシリーズでもありました。



細いラインを使えば、



そこそこに飛距離は出ますが、



ロッドの 『しなり』 を使うことで飛距離を伸ばせるのです。



08'モデル を使用していた方ならご存知の通り、



モチっとした テイストのブランクとなっていました。



この適度に曲がる 『しなり』 は、



アングラーの少ない力でブランクを曲げ、



反発力を活かして思ってもいない遠投が可能にしたのです。



そこで、



13'モデルは 操作性 飛距離 から着手しました。








































操作は キャストシャクリ の2つに分けることが出来ます。



この投げる動作とエギを躍らすブランクの働きは



似ているようで若干違い、



キャストはバット部、 シャクリはティップ部と、



仕事をするところを分けて考えています。



先ずは バット部。



ブランクをスムースに曲げ



ロングキャストを可能にするために、



レギュラーテーパーのアクションとし、



ブレを抑制するために、



ブランクの収束を早める弾性と



カーボンの肉厚を模索しました。



そして ティップ部。



力任せにシャクり上げるのでは無く、



曲がったブランクをカーボンの反発で戻していき、



ティップの返りを重視しました。



どちらも少ない力で反発を活かし切り、



楽な操作感を可能にしています。






















飛距離の面では、



弊社のエギングロッド史上、



一番飛ぶシリーズとなりました。



前記にも書きましたが、



ブランクによる働きが大きく寄与する訳ですが、



進化したガイドシステムも貢献しています。



GC83ML , GC85M , GC87MH の3機種は、


KRガイドコンセプトを取り入れ、



無駄なラインの暴れを抑えることが出来、



スムースなロングキャストが可能になっています。



GC109MH は、ロッドの硬さと長さから



全く別のガイドシステムとしました。



バットガイドまでの距離を長く取り、



口径を小さくしています。



エギの繊細な操作性より飛距離を重視した結果、



他とは違った特殊なガイドシステムとなったのです。






















さて、次回は各機種のご紹介。



気になった方で良いので、参考にしてみてください。





























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