Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

忘れ物を探して






サツキマスの時期がやって来た。


忘れもしない昨年の事。


Y氏との釣行で、バラしてしまった銀ピカの魚体。


あの光景は、ずっと目に焼き付いている。


 → 以前のログ参照『 卯月の候に長良川 』






桜も散り、季節は初夏に移行し始める。


そろそろ遡上してくるタイミングだ。


Y氏との会話から、


今年は少し遡上が遅れているとの事。


纏まった雨が降る予報があり、


魚が狙いたいポイントに


遡上してくるかもしれない日をXデーと決めた。






Xデー当日。


天気は雨が降っていた。(雨男は裏切らない)


向かった先は長良川。


川に近づくに連れ雨脚は強くなり、


夜中の高速道路を走る時には土砂降りだ。


天気予報では昼頃には好天に転じ夏日になるとの事。


この日は、ぷらぐ屋工房のN氏に同行してもらい、


実績ポイントを探っていく予定でいた。






最初のポイントには先行者がおり


仕方がないので二つ目のポイントへ。


昨年訪れた時より水位が少し高く、


チャラ瀬だった場所は


如何にも釣れそうな雰囲気となっていた。


お気に入りのタックルを用意して探ってみる。





















少し雨が小降りになり、モヤが立ち込めてきた。


景色と水色は抜群に良く、


若草の匂いが雰囲気を高めている。


気温は暖かくウェアを着込むと汗ばむ。


水温は摂氏18度とサツキを狙う条件としては良いと思える。


しかしキャストを繰り返すが、何も反応を得られない。


上流から降りてきた先行者と挨拶を交わすと、


全く反応を得られていないとの事だった。


N氏がルアーの動きを確認していると、


何かが掛かったがバレてしまう。


気を抜いていると魚が掛かるっていうのは、


釣人あるある語録だろう。






ここで思いきって大きく移動。


昨年、あの魚をバラしたポイントだ。


雨は小康状態になり、


少しずつ天候は回復傾向にある。


出来れば晴れる前にポイントに立ちたかった。


光量が多いと岩陰に着きやすいため、


活動がしやすい曇っている時に狙いたい。


ただ…車止めから暫く歩く必要があり、


歩みは次第と早足になる。


足跡の状態からだと、


今朝から誰も入っていない様子。


一級のポイントは、どこも満員御礼状態だったことから、


たぶんコレが最後のチャンスかもしれない。






目指す場所には誰も立っていなかった。


気を落ち着ける為に煙草に火を点け、状況を観察する。


上流からの流れが絞り込まれ、


大きくベンドした先でテトラに流れが当たり、


その先にストレートの瀬を形成している。


水中を眺めていると、


時折アユが苔をハンでいるのが見える。


かなりの数の鮎が居る様だ。


水位は少し高いが、


流れが開けた辺りには適度な大きさの岩が入っている。


全ての条件は揃っていた。


ポイントを荒らさない様に、


丁寧にルアーを撃ち込んでいく。


アップクロスで入れ、


鮎が苔をハンでいる様にトゥイッチを入れながら、


狙ったポイントへ流し込む。


ルアーがターンした後は、数回誘いを入れ回収する。






暫く誘いを掛けたが反応が無い。


少し諦めの感が出てきていた。


「出直すか…」そんな言葉が頭をよぎる。


釣れない時って、どうしても変に考えすぎてしまう。


N氏が入っていた場所と入れ替わり、何気なくキャストした。


先程と同じ様に誘いを入れていく。






何の前触れもなく、


ドンっと、ロッドに重量感が伝わった。


同時に特有のローリングを感じる。


キタッ!


スプールが勢い良く逆回転していく。


一瞬、昨年バラした事を思い出していた。


マイナスに考えないように、


今出来る最善のことを心掛ける。


ロッドを立てベリーからバットに重みを乗せる。


テンションを一定にしプレッシャーを掛け、


隙を見て距離を詰めていく。


魚体が見えた。


リアフックのみ掛かっており、


ラインは体に巻かれていた。


慎重に緩流帯へ誘導し、ネットへ滑り込ませる。


昨年の情景と同じ。


違うのは手元のネットに、


銀色の魚体が収まっている。


昨年の忘れ物が見つかった。








騒いでいた私を見て、N氏が寄ってきてくれた。


ヒレピンで、精鋭な顔付き。


何枚か写真を撮り、直ぐに川へ帰す。


流れを感じると、勢い良く元居た場所へ泳いで行った。


感無量。


リーダーは傷つき、ルアーのフロントフックは取れていた。














息絶えた鮎が水中を漂っているのを手に取ると、


使っているミノーと同サイズ。


迷いは有ったが、狙い通りの展開。


暫く余韻に浸った。


N氏は、先に探った場所で釣られた事で少し妬け気味。


朝のバラしが悔やまれる。





















その後、何ヵ所かポイントを回ったが何も起きなかった。


釣りには必然はなく、偶然の積み重ねだ。


ただ1つ勉強になったのは、


気を抜いていると釣れる確率が上がるということ。


これから毎回気を抜いていこう(笑)


さて、次はドコ行こうかな?






TackleData

Rod : Rayz RZ78LML (Satsuki)

Reel : #2500class

Line : PE 0.6

Leader : FC 7lb

Lure : ぷらぐ屋工房 7cm

Wear : Anglers-Design WADING RAIN JACKET

          
Anglers-Design CHEST HIGH SOX WADER

          
Anglers-Design ADVACE WADING SHOES

Angler : Funaki
























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