Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

最終戦2015



今季最後の勝負の日がやってきた。
 

昨年のチャレンジから丸1年。
 

あの日見た光景が忘れられないでいた。
 

ふと覗いた橋の下、
 

大淵に悠然と泳ぐ渓流では考えられないサイズの魚影。
 

そしてE君がキャッチした怪物。
 

釣人として興奮すると共に、
 

ある種畏怖の念すら覚える状況だ。



 昨年の記事→ 『最終戦2014』


 




この日の用意は1年前から進めていた。


ターゲットのサイズと水量を考えると、


普段の渓流タックルでは太刀打ちが出来ない。


本流向けのタックルを改造し、


無理やり渓流域向けに合わせた。



 

リール・ルアーは本流域仕様。


ラインだけはバランスを見ながら微調整する予定。


ただし仕事の関係で、釣行日は1日しか入れない。


天気予報と睨めっこする毎日が続く。


そして釣行日の二日前から雨が続いていた。


タイドグラフは大潮。


当日の天候は好天となる予報。


全ての条件が整った。


あとはチャレンジするのみ。







前日の晩に現場近くに移動し車中泊をする考えだ。


仲間のT氏と連絡を取ると、同じ思いの方達が集まっている様子。


現場に集合すると宴は始まっていた。


遅くまで釣り談義をし、翌日の健闘を祈る。


そして当日。


皆それぞれが思い思いの場所へ散っていった。


状況は話を聞いて想像できていたが、







何か所か移動しながら、一番良い場所を絞り込もうと考えていた。


車で数か所をまわり、最下流部からエントリーすると決めた。


水量は昨年よりも多く、


昨年は簡単に川を横切れたが、今回は意を決して渡る必要がある。


確実にこの水量なら遡上してくるだろう。






無駄なキャストはせず、潜んでいるだろうと思えるポイントを


『じっ』と凝視しながら移動していく。


何か所か見て回ったが何も見つけれない。


昨年見た、あの橋の下はどうだろうか?


興味本位で覗きに行った。


既に先行者が数名ポイントに立っている。


橋の上からユックリと覗くと、深い淵の端に魚影が見えた。


小さく見積もっても50cm程はある。


なかなかのサイズだが、ここは先行者に譲る。


しばらく状況を見ていたが、魚は静かに深場に逃げていった。


そう簡単にはいかない。でも挑戦することに意味がある。






釣り上がりながら各ポイントを見て回った。


途中大きな堰堤があり禁漁区が設けられている。


釣りは出来ないが、魚を観察してみた。


数匹が流れの中に見え隠れしている。


その中に明らかに場違いなサイズが居た。

 

 


小さいサイズが50cm程と思うと…
 

2尺以上のサイズは有るだろう。
 

本当に夢のあるフィールドである。
 





一旦、車に戻り一休みをしていると、
 

仲間のE君とT氏が戻ってきた。


どうやら大物を取り逃がしてしまったらしい。
 

サイズは50cmほどだと言う。
 

200mほど川を下られて振り回された挙句、
 

ランディング寸前にフックオフしてしまった様子。
 

かなり悔しい思いをしたことだろう。
 

話を聞いていて気持ちが伝わってきていた。
 





さて釣りに戻ろう。


下流のポイントに狙いを定め、
 

目を凝らして川を歩く。
 

平瀬の中に40cm程のサイズを見つけた。
 

しばらく観察を続けると、稀にライズする。
 

上層を意識している様子だ。
 

目線の少し上を流せるようにルアーの種類や
 

キャストの位置を調節していく。
 





30分ほど魚との根比べの末、一瞬魚がルアーを咥えた。
 

すかさずフッキングを入れる。なかなかの重量感。
 

押しの強い水勢もあって、ロッドは大きく曲がりこんでいる。
 

だが…数秒のやり取りしたところでテンションが抜ける。
 

掛かりが浅かったようだ…。
 

水面で一瞬跳ねて深場へ逃げて行ってしまった。
 

…言葉にできない寂寥感。そして自分への叱責。
 

一日歩き通して何とか掴んだチャンスを逃してしまった。
 

ほんとうに釣りは簡単に行かない。
 

簡単で無いから面白く熱くなる。
 

その後、しばらく探ってみたが何も音沙汰は無かった。



 

山の夕暮れは早い、早々に竿を仕舞い帰路につくことにする。
 

2015年 渓遊びの最後日が終わった。
 

昨年と同じ、悔しさと清々しさの混じった気持ち。
 

今年は魚を掛けることが出来たので、
 

少しは進歩できたのかもしれない。
 

でも、やはりキャッチ出来てこそ、
 

アングラーとして最終的な目標でもある。
 

とりあえず今季に一区切りをつけ、
 

また来季の再戦を誓いたい。





 

Tackle Data

Rod : Rayz (Prototype)

Reel : #2500class

Line : PE0.8 & Leader 12lb   or   PE0.6 & Leader 10lb

Lure : LureStudio YAMATO 7cm(Proto)

        ぷらぐ屋工房 6-7cm

          Woodream Arbol 7cm
 
          Duo Tide Minnow 20cm   ​

Wear : AnglersDesign West High Wader

           AnglersDesign AdvanceWadingShoes

Angler : Staff Funaki




 
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