Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

本流ジャーキンモデル Rayz Spectra RZS71ML(Jerkin'-HD Custom)

 

 

 

 

理想を求めて

 


遡上系のイイ魚を釣りたい…というアングラーの願望がある。

 


それも、狙って釣りたいというのが本望ではないだろうか?

 


その最たる方法はジャーキングであり、

 


ミノーを自在に操り理想のアクションで魚をヒットに持ち込めたならば、

 


釣った時の喜びというのは忘れられないモノになる。

 


理想は現実にするものだ。

 


実現させるにはアングラーのスキルあってこそで、腕に見合った道具が必要となってくる。

 


必要になったからこそ創る。

 


アングラーの釣欲があるからこそ、道具は日々進化してくのだ。

 

 

 

 

RZ65MLの存在

 


レイズシリーズの中で少し異色な存在であったモデル Rayz RZ65ML(Jerkin'-HD)

 


サブネームに示した通り、ジャーキン・ヘビーデューティー仕様であった。

 


清流から中流域においてミノーをキレ良くジャークする事に向き、

 


同エリアにおいて遡上鱒を狙う事にも長けた機種でもあった。

 


以前のログ → RZ65ML(Jerkin'-HD)の紹介

 

 

 

 

 

 

ターゲット

 


RZ65MLと同じく、天竜川と木曾川本流をテストエリアとし、

 


他にも北陸や東北、北海道の中規模河川を想定した。

 


ターゲットは中流域まで差し上がってきた遡上系の鱒、

 


サクラやサツキ、場所によってニジマスやアメマスなどである。

 

 

 

 

 

 

7ft台の遠投性能と6ft台の操作性

 


中流という表現は曖昧ではあるが、渓流向けのロッドでは届かない川幅であり

 


8ftまでは必要としないエリアと言えば分り易いだろうか。

 


その中流域では時として遠投したい場合と、

 


渓流ロッドの様な操作性が欲しくなる場合も多い。

 


今まで RZ65ML での独断場ではあったが、やはり飛距離の面で不満は有ったのは事実だ。

 


ブランク長を長くすれば、単純に飛距離に繋がるが操作性が比例して失われていく。

 


矛盾する遠投性能と操作性を併せ持ったロッドが欲しくなったのが、

 


今回のモデルを作るきっかけでもある。

 

 

 

 

 

 

長さと部品のバランス

 


ブランクは、遠投性を考えると少しでも長くしたい。

 


ガイドのサイズや位置によって持ち重り感も変化する。

 


要するにブランクの長さと、ガイドのバランスが重要という訳だ。

 


今までの素材とパーツでは限界を感じていたが、

 


『C・N・T』と『トルザイトリング』が解消してくれた。

 


ブランクを長くするという事は必然的に重くなり、

 


軽量化するには高弾性化と薄肉化が必須となる。

 


その対価として減少してしまうネバリ強さの要素を、

 


C・N・T によって補う事ことで結果的に長くても軽量に仕上げられた。

 


また、トルザイリングはSiCリングに比べ薄く軽量となり、

 


ティップ側を軽く出来ることで持ち重り感を解消出来ている。

 

 

テスト初年度より各河川でコンスタントに釣果を重ね、

 


誌面でも紹介されたように多くの実績を出してきた。

 

 

 

 


参照 → サクラマス2016(Gijie特別編集) テスター佐藤氏の記事より

 

 

 

 

 鱒の森(No.31)  テスター佐藤氏の記事より

 

 

 

 

 

ジャーキングが全てを凌駕することは出来ないだろう。

 


それでもスタイルとしてコダワルのも一興。

 


『釣れた』のではなく、『釣った』。

 


この喜びを求めるアングラー向けのモデルだ。

 

 

Staff Funaki

 

 

 

 

 

 

追記

 

 

使用するルアーサイズについて、問い合わせが多いので加筆しておきたい。

 

 

RZ65MLと同じく、6〜7cmクラスのミノープラグに適しており、

 

 

ショートリップタイプからディープダイバータイプまで幅広く使える。

 

 

ウェイトであれば、5〜8gの重さを基準にルアーを選んで頂きたい。

 

 

MAXで18gと表記しているが、重めのルアーを選ぶ際は

 

 

バイブレーションプラグやスプーン等の範囲で考えて頂くと良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rayz Spectra  RZS71ML (Jerkin'-HD Custom)


Length : 7'1"(ft)


Lure : 3-18(g)


Line : 3-8(lb)


Price : ¥53,500-(税抜き)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もう1つのサクラマスモデル Rayz Spectra RZS82M (Pluggin' Custom)

 

 

『プラッキング』と『バーサタイルモデル』

 

 

 

 

レイズのサクラマス向けとして発表した Rayz RZ87H

 


この機種の開発秘話と平行して、もう1つのストーリーが存在する。

 


当時、テスターの佐藤雄一氏と桜鱒向けのロッドを考えていた時のこと、

 


アイテムの案は2つ有った。

 


1つはバーサタイルに扱え、想定される大河川での遠投性能と、

 


強い流れの中でも大物と対峙できるパワーを持ったロッドだ。

 


これは RZ87H となり、今まで道楽的なサクラマス釣りを、

 


狙って釣れる機種として確固たる地位を築いている。

 

 

 

 


2つ目のコンセプトは、『プラッキング』向けのモデルである。

 


そう…バーサタイルとは真逆の概念で、むしろ道楽的とも取れる内容である。

 


釣り人は欲張りなモノで、最初は釣果を欲しがるが、

 


馴れてくるとスタイルに拘りを持つようになる。

 


だがスタイルを重視するあまり、

 


実践的では無いのはレイズシリーズに有ってはならない。

 


実は私も、このプラッキングを中心としたロッドを作ってみたいと考えていた。

 


しかし、基本がなければ応用は生まれてこない。

 


先ずは1本で幅広く使えるロッドが先に有るべきとの思いで、

 


バーサタイルなRZ87Hを先行した経緯があった。

 

 

 

 

光明は新素材

 


実のところを言うと… RZ87H を作っていた段階では

 


技術的な面で理想としているアクションは作れなかった。

 


当初は既存のRZ87Hを作る際に、お蔵入りしたサンプルをベースとし、

 


当時何本ものサンプルを作っていて、

 


これはプラッキングに向いているかも…と感じていた機種があった。

 


何となく理想のイメージは出来ていたが、

 


まだ決定打となるモノを掴めていなかった。

 


そのモヤっとしていたイメージを払拭したのが、

 


『C・N・T』と『トルザイトリング』であった。

 


既存のスペクトラの説明と同じく、

 


高弾性素材の比率を上げブランクにピンッとした張りを持たせ、

 


相反して落ちる粘り強度を C・N・T で補うという考えである。

 


トルザイトリングは軽量化に役立ち、モーメントの改善に役立つ。

 


前述のサンプルをベースに、C・N・T とトルザイトリングを使うと

 


求めていたロッドに近づいたのである。

 


(余談だが同じベースの基にベイトタイプに仕上げたのが RZ85MH-BC である)

 


そこから何度かの微調整を行い、最終に近いアクションとなっても、

 


ガイドのサイズや位置の調整など行っている。

 


佐藤氏と共に、2シーズンの間テストを繰り返し作り込んでいった。

 

 

 

 

プラッキング・スペック

 


RZ87H よりも短くしたのは、飛距離を落とさず操作性を上げるためで、

 


テストを繰り返していくうちに落ち着いた長さである。

 


7〜9cmクラスのミノープラグを中心にショートリップタイプをジャークし易く、

 


ディープダイバーであっても抵抗に負けない程度のパワーに設定。

 


アクションはシリーズ一貫して同じく『レギュラーテーパー』。

 


全体的にピンとした張りを持たせているため、

 


長さから来る『モタツキ感』や『ブレ』が少なく、

 


ギュッと引き締まった筋肉質なブランクで大物にも対処できる懐深いネバリを持たせた。

 

 

手に取って頂ければ分かると思う。

 


もう一つのサクラマスモデルを感じて頂きたい。

 

 

Staff Funaki

 

 

 

 

 

 

Rayz Spectra RZS82M (Pruggin' Custom)


Length : 8'2"(ft)


Lure : 5-20(g)


Line : 5-12(lb)


Price : ¥60,000-(税抜き)

 

 

10月1日より受注開始。

 

12月末〜1月初旬ごろリリース予定。

 

 

 

 

 

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レイズ・スペクトラ 〜追加モデル発表〜

 

 

 

 

2016年1月にリリースした『Rayz Spectra』。

 


多くの反響を頂き、ユーザー様からも熱い支持を沢山頂いている。

 


フィッシングショーをはじめ、各地での展示会で

 


「スペクトラの追加機種は?」

 


「本流モデルは出すのか?」など…多くの問い合わせを頂いていた。

 


以前にテスト中ではある…と書いたが、製品化の目途が立ち発表するに至った。

 

 

 

 

 


発表するモデルは2機種。

 


RZS71ML Jerkin'-HD Custom 』


RZS82M Pruggin' Custom

 


共にテストを繰り返し、フィールドで鍛え上げた。

 


それぞれに簡単には語り尽せないほど、

 


開発秘話などが詰まったアイテムとなっている。

 

 

 

 

 


2016年9月1日より詳細公開。

 

 

2016年10月より受注開始。

 


発売は2016年12月末〜2017年1月初旬頃を予定。

 


追って各機種の開発秘話を公開していきたい。

 


Staff : Funaki

 

 

 

 

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Rayz RZ65ML Jerkin'-HD

 

Rayz RZ65ML ( Jerkin'-HD)

 

 

 

 

渓流域ではない中規模の河川で

 


ミノープラグを使いきれるロッドが欲しかった。

 

 

 

 

 


開発の主な舞台になったのは、

 


天竜川の上流や木曽川の上流など、

 


いわゆる本流の中上流(清流域)と呼んでいるエリアだ。

 


渓流向けのロッドでも釣りをすることは出来る川規模ではあるが、

 


希に50cmを超えるイワナや虹鱒が掛かる事を考えると適度なパワーが必要となる。

 


他に想定したのは北海道でアメマスや虹鱒。

 


本州では中流域まで遡上した桜鱒向けにも丁度良いスペックとなっている。

 

 

 

 

 


この機種を作るまで弊社では6ftクラスのロッドだと

 


ライトアクションのパワーが主体で少し物足りなさを感じていた。

 


またMLパワーとなると7ft以上の長さとなり、取り回しの面で不満もあった。

 


欲しかったのは適度な遠投性能と、

 


少し余裕を持たせたパワーを有し6ft半ば程のレングスが理想である。

 


想像していたのは、RZ56L(Jerkin')のアクションを長くしたイメージで、

 


ヘビーデューティ(HD)なモデルとしたかった。

 


6〜7cm程のミノーを主体に、ジャーキングで誘いを掛け続けられるように設定。

 

 

 

 

 


お問合せで リアグリップが長いと指摘される。

 


リアグリップは RZ75ML と同じ長さに設定しているのだが、

 


それには理由があって太く押しの強い流れの中でファイトしようと思うと、

 


肘に当たる長さでないとファイト中に手首を痛めてしまうからだ。

 


またハードなジャークを一日繰り返すと腕への負担も大きい。

 


ジャークした際に肘に一瞬当たり、

 


跳ね返る事を意識すると疲労を大きく軽減できる。

 


取り回しを求めていながら矛盾しているかもしれないが、

 


この2点を意識して弱冠長めのリアグリップにした理由だ。

 

 

 

 

 


もしターゲットサイズが40cm程までで、

 


軽量ルアーを中心に使用するなら RZ68LML がオススメである。

 


積極的にジャークで誘い、

 


規模こそ大きくはないが水量の多い中流河川域で

 


大物を狙いたいなら間違いなくこのロッドの出番だろう。

 

 

 


Staff Funaki

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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3代目 Jerkin' Rayz RZ56L (改筆)



Rayz RZ56L ( Jerkin')


RZ56L


「Jerkin’」と書いて、Pro Set Trout (プロセット トラウト) を


連想された方は相当な天龍マニアと言ってよいだろう。


Cierry でも発表したモデルでもあり、Rayzで3代目。






ミノーのジャーキングに対応するために作られたのが


Pro Set Trout  Skippin' Jerk(通称 初代ジャーキン)



PST562J






時代は進み、ヘビー化するミノープラグに対応するため、


ワンランク上のパワーと張りを持たせたのが


Cierry CR53L  Jerkin'  (2代目ジャーキン) であった。



CR53L






さて、今作において求めたモノは、「しなり」。


ピンポイントへのアプローチを意識したことが、


ティップに『しなり』を持たせた要因の一つである。


フィールドに立つと、どこでも開けたポイントがあるわけでなく、


場合によっては手首だけを使ったキャストを強いられることも多々ある。


その際、ロッドへ十分な加重を感じられないと


ピンポイントへのキャスティングが決まりにくい。


そこで、ややソフトなティップにすることにより、


ルアーの荷重を感じ易くしキャスタビリティを上げている。






ベリーからバットにかけては、


ヘビーウェイトのルアー(5g前後)を軽快に操作できる強さを持たせた。


この強さは、張りよりも「コシ」と表現したほうがよいかもしれない。


シリーズの特徴とも言えるレギュラーに曲がることを意識して


ガチガチに固めるのでは無く、


適度に曲がるアクションを求め細くて粘り強いバットに仕上げた。






前作のシエリー CR53L Jerkin' に慣れてしまっている方などには、


少々柔らかく感じるかもしれない。


もっとダイレクト感を求めたければ、PEラインを使用すれば解消するだろう。


『しなやかさ』を持たせたジャーキンモデルということだ。



Jerkin
左から Pro Set Trout  ,  Cierry  ,  Rayz






※2012年4月17日に掲載したBlogを改筆しました。






(追記)


各地の渓流に足を延ばす機会も多くなったが、


このモデルは今でも欠かせないロッドとなっている。


汎用性の広さが何よりも魅力的で、


慣れてくると軽量プラグから重ためのスプーンまで


躊躇いなく使えてしまう事が使用頻度が高くなる理由だ。


何よりも細身のわりにバットパワーがあるので、


そこそこの大物が来ても何とか対処出来てしまうのが魅力である。


ここの所、この存在をスペクトラに奪われつつあるのだが…


やはり慣れ親しんだ感触は忘れないものがある。


定番というモノは何年経っても変わらない。


Staff Funaki











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Rayz RZ68LML Super-Yamame(改筆)



2013年11月19日に掲載したBlogを改筆しました。


***********************






清流域・中本流域で釣りたい魚が居る。


春先は銀色の化粧をし、秋には艶やかな化粧をした山女魚(Yamame)達だ。


彼らは幾多の脅威を潜り抜けてきた猛者であり、


簡単に釣れてくれないことから巷では Super Yamame (スーパーヤマメ)と呼ばれている。


そんな彼らをターゲットに開発したのが、Rayz RZ68LML (Super-Yamame) である。





(写真のロッドは試作品)



関東の各河川を歩いていて気づくのが、


魚は居るが簡単には遊んでくれない川が多いという事。


アングラーも増え、関東だけでなく他のエリアでも


人的なプレッシャーは非常に高い傾向にある。


そんな状況でも何とか魚に近づきたかった。


水量が豊富な川ほど良い魚(大物)は多いもので、


そのサイズを相手にしながらも繊細な操作が出来るモノは


当時のロッドでは丁度良いパワーが無かった。


そこで欲しかったから作った次第だ。






通常なら7cmクラスのミノーで誘うのだが、


状況次第で5cmクラスを使いたい時もある。


フローティングタイプだと3〜5g程の軽量の物を多用し、


ML(ミディアムライト)クラスのティップだと硬く、


軽量ルアーを撫でるような操作が出来ない。


だがL(ライト)クラスのバットだと水押しに負けてしまう。


そこで求めたのが『Lのティップに、MLのバット』。


だから表記は『LML』となっている。


渓流域で使用するサイズのルアーから使用でき、


40cmほどのサイズが掛かっても物怖じしない強さを持たせた。






既存機種のRZ65MLをベースにティップのパワーを落とし、


キャスト性能を上げるために3インチ伸ばす。


グリップは操作重視で少しだけ短く設定。


ターゲットはナーバスで近づき過ぎてもいけない。


遠くからのアプローチが必要でもある。


ラインを細くし、遠投が出来ることを心掛けたい。


PEラインなら0.6号程度がベストで、状況によっては0.4号でも挑む。


しかし、ラインに伸びが少ないので首を振ると逃げられる確率が上がる。


せっかく苦労して掛けたのだから、


逃さないように若干ブランクをソフトにして余計な力を吸収できるようにした。


勿論、ナイロンラインとも相性は良く4〜5lb程が使いやすい。


ルアーの操作性とキャスト性能を重視するならPEラインであり、


掛けてからのバラシ憎さを重視するとナイロンラインを選ぶとよいだろう。






繊細なティップを持たせいるので、渓流域で使う5cm程度のミノーを操作でき、


本流向けの8cm程までをカバー出来るように設定している。


スプーンなら5〜8g程度が丁度良い範囲だ。


7cm以上のディープダイバーや10g以上のヘビーウェイトミノーには、


ティップが負けてしまうのでオススメはしない。


もし抵抗の強いルアーについては、


RZ65MLもしくはRZ75MLを選んで頂いた方が良い。






あくまでも狙いは気難しい山女魚だ。


いつもルアーを鼻先まで追ってくるのに


寸前で逃げてしまう様な状況が多いエリアこそ選んで頂きたいロッドである。


Staff Funaki






















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Rayz RZ53UL Twitchin' (改筆)



2012年4月11日に掲載したBlogを改筆しました。

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RZ53UL


Rayz RZ53UL Twitchin'


ホームページやカタログのコンセプト文を


読んで頂いて、まだ「?」の方も多いことだろう。


もしかすると、管理釣り場向けのソフトなロッドを


想像される方も多いかもしれない。


企画するにあたり設計者に伝えたことは、


「細く、しなやかなブランクに、ピンとした金属的な張り」


…と伝えた。


昔から釣り人が釣竿に求めることは、


「細・軽・ピン」と表現してきた。


その言葉を具現化したモノを作りたかった。







コンセプトは


『ライトウェイト専用、トゥイッチングロッド』


なぜ、ヘビーウェイト系ミノー全盛の時代に、


ライトウェイト向けなのか?


それは、名作と呼ばれるフローティングミノーに合う


ロッドが数少なくなってしまったからであった。


近年のトラウトロッド(ストリーム向け)を見ると、


5cm程度の小型ミノーでも、5gと重くなる傾向になり、


それに合わせたタックルバランスを求められてきた。


弊社製品も、硬いモデルも発表してきた経緯がある。


同シリーズ内にも、ヘビーウェイト専用として RZ56L Jerkin' を用意した。






今作において焦点を当てたのは、4〜5cmクラスで


2gにも満たない フローティングミノー。


『ツインクル』や『ブラウニー』など


列記したら書ききれないほどの名作と呼ばれるミノー達。


それもフローティング系のモノを使いたかった。


開発で苦慮したのは、


『テイスト』=フィーリングを如何に表現するか…


ロッドを作るうえで重要なのは、企画する者(イメージする人)が


完成イメージを思い浮かべていないと良いモノは出来上がらない。


柔らかいとキャスティングにおいて、


ルアーのウェイトを感じやすく投げやすくなるが、


ミノープラグを躍らせるにはダルさが残る。


気持ち良くライトウェイトのプラグを操作でき、


なおかつ魚との駆け引きも楽しめるようにしたかった。


細くて…しなやかで…ピンと張りのある調子が理想。


とても曖昧であったけれども思いを伝えてみる。


そこは流石、百戦錬磨の天龍の職人である、


『細・軽・ピン』であり、イメージ通りのロッドを表現できた。






このロッドで現代のルアーを全般的にカバーするには不可能だが、


それでも良いと思っている。


昔買った、もしくは使わなくなったルアー達を掘り起こし、


もう一度使ってみるのも面白い。


釣果だけでない部分こそ、コダワってみて良いと思う。


そんな気分にさせてくれるロッドに仕上がっている。






(追記)


RZ53ULをリリースして数年が過ぎた。


今手元にあるTwichin'は発売前に作った最終プロトで、


かなり使い込みが激しく、だいぶコシが抜けてきてもいる。


だが、その若干抜けてきた感が今のフィーリングに合っていて、


2g前後の軽量プラグをブランクの『しなり』を活かして


ピンポイントへ投げ入れる感じがお気に入り。


細やかな小傷やコルクグリップの汚れなどエイジングといった面で


現場で鍛えられた道具といった感が出ていてカッコ良いと感じている。


道具は使い込んでこそ意味がある。


いつか限界を迎えて折れることもあるかもしれない。


それまで大切に使い込んでいこうと思う。



Staff Funaki















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スペクトラ 〜虎の巻〜



内水面の禁漁期というのは、アングラーにとって一番モドカシイ時期だ。


冬季は来季に向けて、色々と準備に余念が欠かせないのではないだろうか。


さて、この冬に発売する レイズ・スペクトラ が気になっている方も多いはず。


今回は更に細かな部分に焦点を当てて紹介していこうと思う。






各地のイベント等で、展示する機会があるので触って頂けただろうか。


ご対応させて頂いた限りでは、


もっと硬く張りの強いロッドだと思っていた方が多かったようで、


案外ブランクに『しなり』が有ることに驚かれている方が多かった。


個人差が有るかもしれないが、


勝手な持論としてティップにしなりが無いロッドは、


キャストの精度を上げ難いと思っている。


スペクトラのブランク表面をじっくりと見て頂きたい。


若干の凹凸が有るのが触ると分かる。






これはブランク作成において必ず出来る『目』であり、


これを削るかどうかで硬さにも影響が出てくる。


レイズ(スタンダード)やインテグラルは、


この凹凸を削り塗装してある為ツルツルしているのが分かる。


この凹凸を削らず、塗装していない仕様がアンサンドフィニッシュと呼ばれ、


弊社製品にも様々なロッドに採用している。






このアンサンドフィニッシュに塗装すると、写真の様な表面となるわけだ。


どうして凹凸を残したかというと、


硬さを数値化すると数パーセントの差ではあるが


残っていた方が使用感が良かったことが理由だ。


前述の『しなり』を残しながらも


ブランクにシャッキリ感があり使用時にキレの良さを感じていた。


これを削ってしまうと『しなり』は有るものの、


反発力が僅かに落ちてしまい使用感にイマイチな感じを受けてしまう。


どんなロッドにでも同じ事を採用すれば良い訳ではなく、


このシリーズのテイストには、この製法が一番合っていると思い採用した。













またパーツにも注目して欲しい。


今作より、折り畳み式のフックキーパーを採用している。


移動時に使いやすいのは当たり前だが、


写真撮影の際にもルアーを適切な位置に留めておけるので、


お気に入りのタックルと釣った魚を一緒に写真撮影が可能だ。






写真撮影は渓流釣りの楽しみの1つとも言え、


綺麗な魚と道具をカッコ良く撮影出来ると何とも言えない満足感がある。


そういった細やかな遊び心を取り入れフロントグリップの直上に配置した。










気を付けて頂きたいのはリールを取り付ける際など、


フックキーパーは畳んだ状態でフロントグリップを回して頂きたい。







…と言うのも、


フックキーパーを起こした状態でフロントグリップを回していくと、


コルク部がキーパーに当たってしまう事もあり破損の原因に繋がってしまう。


フックキーパーを閉じた状態で、フロントグリップを回すように心掛けて頂ければと思う。









さぁ、第一陣の生産分が仕上がってきた。


今月末にかけて徐々に発送されていく予定だ。お楽しみに。

















Rayz Spectra


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レイズ・スペクトラ受注開始!







 






 
大変多くのお問い合わせを頂いておりました、


レイズ・スペクトラ』の予約受注を開始いたしました。


ご予約を予定されているお客様は、


最寄りの釣具店様へお問い合わせ頂ければと思います。



 


初回生産分は2016年1月末頃を予定しております。


諸事情により遅れが発生する場合もありますので、


ご了承頂けますよう宜しくお願いいたします。

















製品紹介


 Twitchin'の進化形 Rayz Spectra RZS51LL Twitchin' Custom



 4代目Jerkin' Rayz Spectra RZS53LML Jerkin' custom












 
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4代目Jerkin' Rayz Spectra RZS53LML Jerkin' custom



歴代のジャーキンモデルの系譜を受け継ぎ、


『ProSetTrout』『Cierry』『Rayz』より続く4代目。






このモデルはヘビーウェイト系のミノープラグやディープダイバーなど


抵抗の強いルアーに対し軽い力で操作できることを意識している。

 

それは今まで以上に硬く張りの強いロッドということだ。
 

既存のRZ56L(Jerkin')は、しなりを活かしたキャストフィールが特徴で、
 

細身で粘り強いアクションを求めた。
 





汎用性という点では、

 
RZ56Lは優秀で大概の渓流河川をカバー出来る。
 

しかし、増水後に支流へ差しあがってくる個体を狙う時や、
 

急瀬や深い淵でヘビーウェイトルアーを使用したい場合では
 

若干のパワー不足を感じていた。
 





そこで求めたのが1ランク上の硬さである。
 

まず、ブランクの太さに注目して頂きたい。


ロッドを強くすると必然的に太いロッドとなる場合が多い。


肉厚で径を太くすれば簡単にパワーは上がっていく。


しかし技術を駆使し、細身でありながら強度を持たせたかった。






そこでカーボンを細身のマンドレルに巻き付け、


軽量化を図ると共に比例して落ちる強度を


C・N・T素材で補強するという考えに辿り着く。


見た目とは裏腹に驚異的な強さをバットに持たせることが出来、


軽快にヘビーウェイト系のルアーや抵抗の強いルアーが扱いやすくなった。





 




RZ56Lと比べると硬く感じられるためか若干キャストに慣れが必要となるが、


適度に残したシナリと反発力を活かしきることで


低弾道でキレの良いキャストが可能だ。


張りが強いため伸びの少ないPEラインを使用する場合は、


ドラッグの調整を緩く設定する程が良い。






要するに硬い竿ほどショックを吸収する場所が必要で、


ドラグ調整からラインの太さや伸縮率、


フックの太さなどバランスが悪いとフックが折れたり、


ラインブレイクなどバラシの原因に繋がる。


そういった面では誰にでも扱えるロッドとは言えない。

 

大概はティップ部をソフトにして、アングラー側のミスを
 

曖昧にすることでバラシ憎くすることが出来るのだが、
 

今作においては操作性重視のスパルタン仕様だ。
 

全ては実践から産まれたモノということ。
 

新たなジャーキンスペックを感じて頂きたい。





 

Length : 5'3"(ft)

Lure : 2-10(g)

Line : 3-6(lb)

Price : ¥48,000-(税抜)
 







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