Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

感性の伝達



富山のジャンキーこと、



蔵野氏より入電。



















着々とルナキアが仕上がってきました。



この秋にデビューする、







ルナキア・ソニック LKS610ML


















かなりの自信作となりそうです。



蔵野氏からの一言、











 「 ロッドから伝わるものから




  人間の感性が研ぎ澄まされる。 」









とのことです。




















一概に感度だけを求めたロッドではなく、



使っていて気持ちよい。



魚釣りを楽しめるロッドを目指しています。



感性に訴えかける部分を、



ここ何年も探しています。



1つの答えが、このロッドが詰まっています。



ぜひ、ご期待下さい。





























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古くて新しい SeabassRod




散々テストばかりした、「あのロッド」に



最終決断をする頃になりました。










SW91L Tradist













コンセプトは、





 『 伝統的なアクションを現代風に引き継ぐ。 』





簡単そうで、かなり悩みました。



















パラボリックに曲がりがならも、



シャープ感をまとわせたブランクを希望。



もちろん、シリーズ特有のネバリも



持たせたかったわけです。



軽量化なら簡単に出来ます。



しかし、ブランクを軽量化すれば耐久力が落ちます。



ネバリを持たせたいならば、



復元力と耐久力を上げれば良いのですが、



重量が増すことは極力少なくしたい訳です。



















マトリックスに置き換えれば、



重量と強度のXYの軸上で



バランスの良いところを見つけ出す事になります。



まぁ、これは作っては試すの繰り返しで、



時間を掛けて見つけていく作業なのです。




















以前にネバリについて書いた事がありました。



気になった方は、釣竿屋の小言をお読み下さい。


↓  ↓  ↓  ↓  ↓


『ネバリって何だろう』


















気になるベンドカーブの写真を載せておきます。






錘負荷 500g














錘負荷 1000g






















想定しているフィールドは、



大河川の河口域のシャローエリア。



干潟のシャローエリア。



汽水湖のシャローエリアなどです。


















出来るだけ色々なエリアで試してみたいので、



各地でテストを頼んでいました。



富山のM君からの報告です。











昨年に掛けた魚ですね。










良い魚ですね〜。
























大河川の河口域から中流域まで、



川をメインにテストしてくれていました。
















さて、



あと1本サンプルを確認して、



最後のGoサインを出すか決めようと思います。




まだかよっ!って言っていただいて構いません。




最後まで、コダワらせて下さい。




Staff : Funaki



















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Tradist  伝統を継ぐモノ





20年以上昔になるだろうか、



当時のシーバスロッドはトラウトロッドの



延長であるようなロッドであったと記憶している。




















今でこそ低レジン・高弾性カーボンロッドは当たり前だが、



当時はボロンなど異素材を使ってロッドに張りを出していた。



その頃のロッドを改めてみると、



こんなに柔らかかったか…と思えるほどだ。





















少年の頃、BASSばかり狙っていたが、



私の地元は、海や大河川、汽水湖が近いこともあり、



シーバスをルアーで狙うこともあった。






















専用タックルは借り物で楽しんでいたのだが、



専用ロッドは欲しくなる訳で…。



とある日、釣具店にロッドを見に行くことになる。



店員さんに聞くと、 『 9ftが基準だよ 』 と教えて頂いた。


















当時は選択するほど専用ロッドは少なく、



一様に しなやか でソフトなアクションのモノが一般的。



ラインはナイロンが主流で、ダブルラインを組み、



メインラインの倍の太さのリーダーを結ぶのが定石と教えられた。






















お小遣いを大奮発してタックルを揃えて、



近くの川に行くのだが、そんな簡単には釣れない…。



釣れないまま1年が過ぎ、



今日こそはと、海に一番近い



河口に架かる橋下に釣りに出かけた。





















冬の河口、潮は大潮後の中潮。



釣れないのが悔しくて、タイドグラフの読み方を教わり、



ポイントの攻めかたも教えて貰っていた。



あとは釣るだけ。






















中学生が夜中に自転車で釣りに出掛けていたなんて、



今では考えられないかもしれない。



補導されてもおかしくないですよね…



まぁ、これは時効ということで…




















いつも投げていた ラパラCD9 の レッドヘッド を結び、



橋の下に出来る明暗にキャストを繰り返した。



何時間過ぎたのか、潮位も下がりソコリ寸前。



寒いので帰ろうかと思っていたころ、不意にロッドに違和感が。



リールを巻くと、少し抵抗がある。



取り込んでみると、セイゴが掛かっていた。



これが私の初シーバス。



嬉しくて写真も撮り忘れていた。






















私のなかで、シーバスタックルの定番が当時の記憶になっている。



進学のため上京し、東京湾でシーバスを釣りに行くときも、



同じタックルを愛用していた。


















その後、天龍に就職し、



現代風のタックルに触れ、



色々とスタイルの違いによる



シーバスフィッシングを知ることになる。





















あれから20数年後、



ロッドのデザインをする仕事を生業にしているのだが、



倉庫であるロッドを見つけた。








それが LSP










 LSP の項を前回に書きました、



↓ 気になった方は読んでみてください。





  『 LSPという名のロッド 』






















LSPを持った瞬間、懐かしいと思えた。



シーバスフィッシングを覚えた頃のロッドに酷似していた。



改めて見直すと、とてもソフトなアクションだ。



バットまでスムースに曲がりこんでいく。




この柔らかさがバレ防止に繋がり、



反動が少ない分、一晩中振っても疲れにくい。
























中弾性カーボンをメイン素材に使用してあり、



パラボリックな弧を描くアクション。



曲げこむほどにネバリを感じるロッドとなっている。



天龍で伝統的なアクションとされ、



シーバスロッドでは古典的になるかもしれないが、



実践的であるアクションと言える。



このアクションを現代的にアレンジしたら、



面白いロッドが出来ないか?…と思えて企画したのが










SW91L  Tradist  だ。










20年以上シーバスフィッシングを楽しむ方なら懐かしく思え、



近年のロッドだけをお持ちの方なら



新鮮モノに感じるかもしれない。
























大河川の河口域でのシャローゲーム。



干潟でのウェーディングゲーム。



汽水湖でのウェーディングゲーム。



こんなシチュエーションを想定してセッティングしている。



ロッドの詳細については、



別の項で説明したいと思います。





















私がこのロッドを使うときは、



たぶんタックルボックスの中は、



レッドヘッドのミノーばかり入れていくでしょうね。



これも一つの楽しみ方。



ぜひ、伝統の一端を触ってみてください。
 

 

面白いロッドですよ。


 

Staff : Funaki











 

 


 

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準備してます




今年も、横浜フィッシングショーに出展します。



開発と営業活動の合間を縫って、



会場に展示する商品や、



ブースのレイアウトなどを練っている訳です。



写真は、昨年の案です。
















さて、今年はどうなるか、お楽しみに ♪
















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LSP という名のロッド



Fates Lake Spin


フェイテス  レイクスピン






このロッドの名前を聞いて、



懐かしいと感じた方は、



筋金入りの天龍マニアだろう。






























 LSP と聞いた方が、



分かる方のほうが多いかもしれない。



既にカタログ落ちして 5年 以上が経つが、



未だに復活の声もあるほどだ。























発売された年代を調べてみた。













1989年。














廃盤となったのが2006年とすると、



17年ものあいだ、



カタログの一項を担ってきたアイテムである。



トラウトロッドとして生まれ、



名前の通り山上湖をはじめとした、



湖でのキャスティング向けに作られたアイテムだ。














写真は、発売当時のカタログより

























レイクと名前が着いていたが、



短いレングスからラインアップがあった。



その中でも人気であったのは、



8 ft と 9 ft モデルであろう。










同じブランクを使ったベイトモデルもあった。






















銀山湖 や 本栖湖、 芦ノ湖、 中禅寺湖など



トラウトアングラーの聖地と呼ばれたフィールドで、



幾つもの実績を作ってきた。



















果ては北の大地でタイメンを相手にしたり、



大河でサクラマスに使うことにも活躍した。



その癖の無いアクションは鱒属に留まらず、



シーバスや、エギングに使うこともあった。





















発売されたこの時代、



現在の様に1魚種1アイテムまで細分化されておらず、



ルアーロッドの括りが広かったと覚えている。


















中弾性カーボンを主体に、



パラボリックな弧を描いたアクションであり、



ターゲットの引きをロッド全体で受け止めることで、



ライトラインでも大物とのヤリトリを可能にしていた。



またファイト中に曲がりをキープしやすい事から



バラし難さにも繋がっていた。



このモチっと感じるブランクは、



天龍らしいと呼ばれる由縁とも言える。



















そんな人気を博したアイテムも時代が代わり、



細分化される流れから



以後のトラウトロッドにバトンを託す形で



姿を消すことになった。












LEGEND of Tenryu










と呼んでもよいこのロッド。




















まだお待ちの方、もう一度振ってみて下さい。



今、カタログに掲載しているロッドの



系譜が見えてくるかもしれませんよ。






















 

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