Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

Twitchin'の進化形 Rayz Spectra RZS51LL Twitchin' Custom


軽量ルアーへの対応に適したTwitchin'モデルの良さは、


キャスト性能の高さと軽量ルアーを操作しやすいことにある。


適度に曲がることでルアーウェイトを感じ易く、


リリースポイントが図りやすい事でキャスト精度が高まる。


トゥイッチング等の操作時には適度な張りを感じられ、


ルアーを軽快に扱うことが出来る。






全国の渓流において重視されるのが正確なキャスティング性能だろう。


狙ったピンポイントへ確実に撃ち込めるには


積み上げてきたアングラーのスキルも必要だが、


それをアシストする道具が有ってこそだ。

 





このロッドを開発して思ったのは、
 

キャスト精度が従来と比べて飛躍的に上がったと思えている。
 

適度な張りが有りながらも曲がるアクションのため、
 

キャスト時にロッドの『しなり』を活かせることで
 

ルアーウェイトを感じやすく、キャストが決まりやすい。
 

糸抜けの良いトルザイトリングの性能から、
 

軽い力で充分な飛距離を稼ぐこともキャスタビリティの向上に繋がった。
 

余計な力が入らないということは、ミスが少なくなるということで、
 

最終的にキャストの精度が高まるということだ。

 


 

また、ルアー操作時のレスポンス向上も素晴らしかった。
 

RZ53ULと比べてブランクの張りを高めることにより、
 

僅かな操作でもルアーに動きが伝わりやすくなっている。
 

(LLというパワー表記は、ULとLと間という意)




 

開発初年度はナイロンライン主体でテストを繰り返し、
 

次年度はPEラインに移した。
 

PEラインを使うと感度とルアーの操作性が飛躍的に高まるが、
 

逆にミス動作が全て伝わってしまうため ピーキーな状態でもある。
 

だがPEラインの操作に慣れてくると、
 

山岳渓流など僅かにしかないピンポイントの中で、
 

何回もルアーにアクションを伝えることが出来るようになった。
 

それは今まで1〜2回だけヒラを打っていたところを、
 

2〜3回ヒラを打てることで魚にアピール出来る回数が増えるということ。
 

その差は歴然で前期より釣果を伸ばしたのは、
 

この機種があったからに他ならない。
 

実践で培ってきたものを色々と詰め込んでみた。
 

ぜひ進化したTwitchin'を手に取って頂きたい。





 

Length : 5'1"(ft)

Lure : 1-8(g)

Line : 1-5(lb)

Price : ¥47,500-(税抜)
 








 
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レイズ・スペクトラ 〜序章のつづき〜



レイズ・スペクトラを発表して、とても沢山の問い合わせを頂いた。


これだけの支持と反響を頂けたことに


嬉しさを覚えると共に今作への期待が伺える。



 



テストしてきた経緯のログを読まれた方は予想をされていたと思うが、
 

初めに発表する機種は渓流向けのショートサイズになる。
 

モデル数は2機種。
 


RZS51LL  (Twitchin' custom )
 


RZS53LML (Jerkin' custom)
 


このモデルをリリースする予定だ。
 

本流向けのモデルを期待する声も多いのも事実。
 

紹介を控えさせて頂くが本流向けもテスト中であり、
 

発売は未定だが面白い機種になるのは確実だろう。
 





さて、既存の レイズ を知っている方なら気付いて頂けただろうか?
 

サブネームの通りではあるが
 

レイズ RZ56L(Jerkin') をベースにアレンジを加えたモノとなる。
 

『序章』にて説明させて頂いたが、
 

既存スペックをベースにC・N・T素材と、
 

トルザイトリングを導入しテストを繰り返してきたモデルである。




 

Rayzシリーズ の理念を貫き、
 

軽量で細く張りが有りながらも
 

『しなり』を活かした本調子を採用した。
 

ブランクカラーは『ダーク・バイオレット』。
 

漆黒に近い本体色は旗艦シリーズに相応しい、
 

光を浴びて深い紫に輝くカラーに染め上げている。




 

このロッドの良さは、手にとって頂いて初めて分かると思う。
 

特に数値(スペック)だけで判断出来ない所を磨きあげてきた。
 

それぞれコンセプトが有り個性を重視したモデルであるが、
 

その基本性能の高さを感じて頂きたい。
 





あえて誤解を恐れず言うならば、
 

人によっては少々張りが強いと感じられるかもしれない。
 

無駄な部分(ブレの要素となる部分)を削ぎ落し、
 

理想のアクションだけを求めた結果であり、
 

かなりエゴイズムの塊といった個性が強いシリーズでもある。
 

こればかりは実際に触って頂かないと分からないと思う。
 

使っていくうちで、答え合わせが有るというか、
 

あぁコレが言いたかったのか…というのを見つけて欲しい。
 

さて、次回は各機種の説明をしていきたい。
 

Staff : Funaki




 
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レイズ・スペクトラ 〜序章〜








シリーズ最高峰のトラウトロッドを作ろうと考えたのが2012年の春。


それはレイズシリーズを発売した年のこと。


まだ、その時は具体的な内容は決まっておらず、


このシリーズが認められるまでは、自分の中で留めておくつもりでいた。






開発が始まるキッカケとなったのは、


弊社製品にてC・N・T素材を使用したロッドで手応えを感じていたのと、


富士工業社にてトルザイトリングを発表された事が影響している。


発売当初から予想以上の反響を頂き、


4機種から始まったシリーズは4年で17機種へ増えた。


オリジナルのレイズと、特殊モデルを集めたインテグラルにて、


ネイティブトラウトゲームは一通り遊ぶことが出来るだろう。







しかし、人は一度満足してしまうと次への欲求が出てくる…


C・N・T素材やトルザイトリングを採用したら、


いったいどんなロッドに仕上がるだろうか?


今まで以上の性能を引き出せるのか?


結局はテストしてみなければ解らない。


現行モデルを作った際は徹底して現場で鍛え上げ、


その時最高と思えるモノとして納得の上でリリースしている。


もし現行スペック以上のモノが完成すれば、


それは最高峰のロッドと言えるだろう。






そこで、既存コンセプトが確立しているモデルから着手してみようと考えた。


設計者へイメージを伝え、最初のサンプルが出来上がったのが2014年初春。


本当に驚いた時は言葉を失うと言うが、


当時最高と思っていた現行機種を凌駕するモノが出来てしまい、


ただ無心でロッドの感触を実感していた。


そこから今季までテストを繰り返す。


オンシーズンは各河川を歩き、


オフシーズンはストリーム系の管理釣り場でも試してきた。


全てはフィールドから得たモノだけを優先し、


机上だけでは作り得ない感覚的な部分を磨く。


テストしては微妙な調整を繰り返した。






ただし実釣主義だけでは面白味も無い。


自分がトラウトの世界を気に入っているのも、


大人のカッコ良い遊びとしての世界観であったり、


ハンドメイドルアーやクラシック感のある道具など


流儀主義的な点も重視することからであった。


そこで機能性と装飾性を調和し、


嗜好を極めたトラウトロッドを目指し徹底して作り込んでいった。









 → レイズ・スペクトラ 〜序章のつづき〜















プロトロッド掲載記事


2014年6月11日『中央アルプスから南アルプスへ』


2014年8月4日『南信渓流 迷走釣行』


2014年9月1日『カッパが釣れる川で遊ぶ』


2014年10月1日『最終戦』


2015年3月19日『春は何処だ!?』


2015年4月15日『大人の渓遊び』


2015年6月3日『バラシから学ぶこと』


2015年6月29日『大人の渓遊び〜陸の孤島へ〜』


2015年8月17日『雨男のジンクス』





Staff : Funaki























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遠征向けパックロッド Rayz -Variable‐Traveler-



いよいよ発売となったインテグラル。


その中でも異色のアイテムを紹介したい。























RZI75MLM-4(Variable‐Traveler)





今作のテーマは、遠征トラウトロッド。


今まで各地へ遠征することが多く、


旅路を巡るあいだ荷物は極力コンパクトにしたかった。


一番厄介なのが宅配で送った荷物が


目的地に到着していない事だ。


ロッドが届かないと釣りにもならない。


こういった事を考えると、


ロッドは行動と共にしたいわけだ。


レンタカーや電車、飛行機を使った移動を考えて


キャリーバックに入る仕舞寸を求めた。








写真のキャリーバックは

約60.5 × 39 × 25.5cm(容量)約40L











ただ短くするだけでなく、


実用性もあってこそRayzシリーズと言える。


例えば旅先を北海道と仮定すると、


大型のニジマスやアメマス、ブラウン等が


ターゲットとして考えられる。


7cmクラスのミノーを中心に、


幅広いウェイトのルアーを操れ、


いざファイトとなれば


難なく寄せられるパワーを持たせたかった。


既存のRayz RZ75MLをベースに、


想定するターゲットのサイズを一回り大きく考え、


ティップがMLパワー、バットがMパワーとなる


『MLM』という設定とした。


アクションは最初ティップが入り、


徐々にベリーからバットに移行するレギュラーアクション。


1本で何とかカバーしたい長さを求めると、


7ft半の長さは本流域全般で扱い易く丁度良い。








グリップの長さはRZ75MLと同じレングスとした。


ガイドは荷物に挟まれても変形しにくい、


適度な強度を持ったステンレスフレームのKガイドだ。


全ては遠征の為に考えたカスタム仕様。
















私は欲張りなので、


渓流域を歩くことを考えてショートタイプの


Cradle Twichin'Cradle Jerkin' などと合わせて


キャリーに入れていく事だろう。


ぜひ旅のお供に持って行って頂きたい。














Staff : Funaki
















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海鱒向けロッド Rayz integral -Windy Shooter-



『降海型の鱒を狙いたい。』


 Rayz integral レイズ-インテグラル


 RZI96HH


 RZI106HH







2月末にリリースとなるNEWシリーズの レイズ・インテグラル 。


その内の2機種の紹介をしたい。


ターゲットは海のサクラマスやアメマスだ。


海に降りて成長した体格は河川に居た頃に比べ


体長・体高ともに大きく発達する。


彼らを狙う時期は大概が風が強く、


波が高い時化た時が多い。


その様な状況で使えるタックルは、


必然的にヘビーになりがちである。


勿論、弱くても大型とのファイトに不安があり、


適度な強さを持ち合わせなくてはならない。










Rayz で海鱒向けを作ろうと考えた時、


以下の条件を付けた。


  ・飛距離を出せる事が前提


  ・釣りの面白さを損なわない


  ・機能と所有欲を満たすデザイン


これらを踏まえた上で開発に取り掛かった。


遠投性と取り回しの良さを考えると


10ft前後の長さは欲しくなる。


ルアーのウェイトは様々で、


下は10gから上は50gまでは常用し、


メタルジグやジグミノーが主体だが、


状況によってはミノープラグも多用する。










以前に『Cierry』シリーズ でも


North Land Model(廃盤モデル)


ノースランドモデル として2機種を出していた。


ヘビーなルアーに対応しており、


飛距離を出せる点においては条件を満たしてはいたが、


ブランク全体が硬くオーバーパワー気味だったこともあり、


釣り味という点で不満を感じていた。










現場での意見を集めると、


到底1本で纏めるのは難しかった。


そこで考えたのは、


9.6ftのミノーとジグミノーを扱い易いモデルと、


10.6ftのメタルジグとジグミノーの2機種。


ベースとしたのは シーバスロッドシリーズの


SWAT SW97ML と SW107ML だ。


どちらも飛距離を稼ぐという点においては優れており、


パワーを持たせることで


ヘビールアーへの相性を高める考えだ。


ただパワーばかりを求めると、


釣り味は少なくなっていくばかり。


ブランクは極力細身に仕上げ、曲がる事に意識を置く。


ルアーを操作する時はファーストに感じ、


キャストとファイト時は徐々にバットに移るアクションとした。


一般的な海鱒狙いのロッドと比べると、


ややソフトな仕上がりを目指している。


コスメにもコダワリ、


シーバスロッド風だったプロトから


ソルト仕様のトラウトロッドへ趣きを持たせた。










テストは札幌に住む釣り友であるT・S氏に依頼。


彼とは10年来の釣り友であり、


現地での釣りでは色々とお世話になっている。


以前に Rayz RZ56L で獲ったデカ虹の写真を紹介したのも彼だ。











写真は初回プロト、デザインは下記に変わります。










インテグラルは、ブランクをダークブルーに染め上げている。


漆黒に見えるが、太陽光を浴びると鮮やかな青に輝く。









ソルトに対応するため、Fuji社製DPSリールシートを採用。


シートは艶消しの黒に塗装し、滑り止めの効果も持たせてある。


コルク部は極力細身に絞り、機能と見た目を両立させた。










初回サンプルを渡したのは2年前の冬。


そこから2シーズンに渡ってテスト期間を設け、


OKが出るまで納得の行くまで繰り返した。


海鱒から時には鮭まで幅広いターゲットを狙え、


北の大地で鍛えあげたロッドには


風を切ってキャストする状況から


『WindyShooter』というサブネームを付けた。


銘河川でのサクラも狙いたいが、海鱒も面白い。


また釣りに忙しい季節がやってくる。





RZI96HH (WindyShooter)

Length : 9'6"ft

Section : 2pcs

Lure : 12-45g

Line : 8-20lb





RZI106HH (
WindyShooter-HD)

Length : 10'6"ft

Section : 2pcs

Lure : 12-50g

Line : 8-20lb




























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『パックロッドは遊びを広げる』



『Rayz Integral  レイズ インテグラル パックロッドモデル』




レイズシリーズにおいて、パックロッドが欲しかった。


山岳渓流を歩いていて、


ロッドはバックパックに入れてしまう事で


手ぶらに出来る事のメリットは大きい。


今まで『クレイドル』がその役を担ってきた。


クレイドルは適度な張りを持ち、


ミノーを操作し易いロッドだった。


時代は進み、道具も進化する。










レイズを発表後、


山岳渓流に足を運ぶたびに感じていた事があった。


既存アイテムのレイズの RZ53UL(Twitchin')


RZ56L(Jerkin') をパックロッドに出来れば、


面白い釣りが出来そうだな…と。


クレイドル を使っていて不自由は感じなかったが、


レイズのテイストを持たせることで、


キャスト性能やルアーの操作感が向上しそうと感じていた。


善は急げと、テストに踏み切った次第。











川の遡行や、崖を下る際は両手を使えることは安全に繋がる。


パックロッドはこういった面で必要さを感じる。










かなり個人主観ではあるが、


山岳渓流を中心に考えると、


5ftという長さが使い易く感じている。


木が生い茂っていたり、川規模によっても様々だが、


今まで歩いてきた河川は大抵カバー出来た長さだった。


そこで、5ftという長さの制約のなかで、


『Twitchin'』『Jerkin'』といった、


それぞれのコンセプトを基にに作り上げていく。










RZI50UL-4 (Cradle Twitchin')


ライトウェイトのルアーへの対応が前提で、


ジョイント部が多くなる分


パックロッドでありがちなダルさを極力少なくしたかった。


スムースに曲がり込むレギュラーテーパーであり、


適度な張りを持たせミノーを使い易くなっている。


3g前後のプラグに照準を合わせてあり、


Twitchin'の名の通りの仕様だ。


レイズRZ53ULと比べると少し柔らかく設定。


ロッドは短くすると『張り』が出てしまい、


同じ硬さに設定しても硬く感じられるからだ。


ロッドにしっかりとルアーウェイトを感じられると


必然的にキャスト精度があがる。


そういった面で少しだけ柔らかくした訳だ。


前作クレイドルCD50UL-4と比べると


曲がりがスムースなのも特徴。










RZ50L-4 (Cradle Jerkin')


サブネームの通りクレイドルの血統を引いた


Jerkin'タイプのモデルだ。


5g前後のヘビーウェイトプラグや


ディープダイバー、スプーンなどを使い易く設定。


前作CD50L-4に比べると、


ベリーからバットは前作と同様に、


コシが強めのレギュラーテーパー。


4ピースという事を忘れるほどスムースに曲がり、


ティップをソフトにしたことで、


ルアーの操作性とキャスト性能が向上している。











2機種とも、ガイドはKガイドにしたが、


ステンレスのフレームとした。


キャスタビリティの面では、


チタンフレームが軽量で良いのだが、


荷物を入れたバックの中に入れることを考えると、


潰れてしまう恐れがあるので


強度を重視してステンレスを選んでみた。








グリップ長は短くしてみた。


全長が短いのでバランスが取りやすく、


5ftに丁度良い長さに設定してある。










ブランクカラーは、光を浴びると青く輝く


ディープブルーに染め上げている。


この色に決定した理由は名前にあるのだが、


説明は次の機会にとっておこう。










旅行時のお供やサブロッドとしても良いし、


ゲータースタイルで沢登を楽しみながら、


上流域の手付かずのポイントで遊ぶのも面白い。


まだパックロッドを持っていない方、


1本用意しておくと、遊びの幅が広がること間違いない。
















RZI50UL-4 (Cradle Twitchin')

Length : 5ft

Section : 4pcs

Lure : 1-6g

Line : 2-4lb



RZ50L-4 (Cradle Jerkin')

Length : 5ft

Section : 4pcs

Lure : 2-8g

Line : 3-6lb



両機種とも、2015年2月末リリース予定。


















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『大鱒と書いてTaisonと読む』 Rayz RZ85MH-BC



『 Rayz RZ85MH-BC Taison 』



ベイトリールの技術革新は目覚ましく、


渓流でのベイトタイプの普及は、


ここ近年凄まじいモノを感じた。


キャストのテクニカルさと、


スプールが回ったぶん飛距離となるダイレクト感は


スピニングタイプとは違った面白さがある。


ベイトタイプの利点を他に挙げていくと、


太いラインとの好相性とドラッグ値の高さが考えられ、


それは大魚を狙うには必須の条件だ。











実は、このアイテムが出来るキッカケは


『Rayz RZ87H』の開発に関係してくる。


当時、何本ものサンプルを製作しテストしていた。


桜鱒を目的にバーサタイルに使えるロッドを求めたが、


どうしてもボツになった試作品が出てきてしまう。


それは何かにはピタリとハマったり、


別な何かには全く駄目であったり、


色んな側面を持った試作品があった。


その中の1機種を振っていた際に、


これをベイトタイプにしたら面白そう…と感じたのが


RZ85MH-BCの製作に繋がった。






大魚を求めると


硬く張りが強いロッドを作ってしまう傾向にあるが、


ブランク全体に張りが強いと、


ベイトタイプの場合キャスト時の『溜め』を感じにくく、


投げにくさを感じてしまう。


この溜めとはロッドにルアーのウェイトを感じながら


キャスト出来るか…という事。


適度にティップがフレキシブルに動いてくれた方が、


キャストが容易になるわけだ。


バットはシッカリとしていれば、


直進性を出しやすくキャスト時のブレは少なくなり、


強さに比例して大魚とのファイトが可能になる。


『しなやかなティップと、しっかり残るバット。』


この条件を満たしていたサンプルだった。


実際にベイト仕様でテストしてみると、


思っていた通りのアクションに納得。


そこからシーズンを通して、


大河を中心に湖などでもテストをしてきた。





(写真は北海道のK氏より)






想定したフィールドは、


九頭竜川、神通川、宮川、


天龍川、犀川、千曲川などの中〜大規模河川。


いずれも水量豊富で大物が潜む河川だ。


また天然湖やダム湖にも使って頂きたい。


ミノープラグの場合は、


8〜9cmクラスで10〜15g程度に合っている。


また、10〜20gのスプーンなどが使い易い。


スプーンを川底で転がす様な操作には、


非常に操作性の良さを感じる。


流れがキツイ場所では、


バイブレーションプラグなども使い易い。


ダウンストリームで逆引きする際、


ベイトリールの持ち味の高トルクが、


リーリングの抵抗を軽減してくれる利点もある。






利点の陰には欠点は必ずあり、このモデルの場合


軽いルアーへの対応は難しく感じると思う。


5gから適合とスペックは表示したが、


リールの性能次第で使い易さに差が大きくなる。


またキャストするにも適度な練習も必要だ。


軽いルアーを使うのであれば、


割り切ってスピニングロッドを持つか、


最新のフィネス系スプールのリールを使用するのが


トラブルなく遊べるのではないかと感じている。










ビンテージ系のリールを使うことで


トラディショナルなスタイルでの遊びも出来る。


昔、開高健氏の紀行を読んで憧れたスタイルだ。


個人的にはクラシカルリールに


ナイロンライン、それにスプーンを付けて


今季は遊ぼうかなと思っている次第。


スペックを活かし大物を狙っても良いし、


スタイルを重視しても面白い。


アングラー次第で様々な使い方が出来る。


釣りの質を求めるアングラーにこそ


使って頂きたいアイテムだ。








Rayz RZ85MH-BC


Length : 8'5"ft    Lure : 5〜25g    Line : 6〜14lb







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Rayzストーリー…そして



今回は『Rayz』が出来上がるまでのお話。










ブランドを作るにはストーリーが必要だと、


説いてくれた方達がいた。


話を伺った御二人は、


様々な分野への造詣が深い方達だ。


レイズシリーズを立ち上げる以前、


新しいトラウトロッドを造りたいと思っていた。


イメージしていたロッドは、


朧気ながら見えていたが、


何か足りなさを感じていた。










そのお二人とロッドについて


話合う機会を設けて頂いた。


テーマは新しいトラウトロッドについてだ。


そして提案されたのは、


ストーリーがあるロッドという事だった。


ブランドにはコンセプトがあり、


その開発したフィールドや


テストしたアングラーの姿勢、


使ってきた道具の種類など、


開発の過程(背景)がロッドの物語になるという。


なぜ、この形になったのか?…と、


後付の説明では無く


作り上げた過程を説明していくのが


ブランディングには必要だと語ってくれた。


ただ、それだけでは深みが足りないとも言う。


有名な旅行鞄メーカーや時計メーカーなど、


長きに渡って愛されているモノは、


年月という深みを帯びることで


更に道具への愛着が湧く。


そう、足りなさを感じていたのは、


年月による深みだった。


見た目をアンティーク調にするだけでは、


物足りなさを埋められる訳では無い。


一朝一夕で作り上げたモノではなく、


昔から続く伝統的なモノが必要になる。










天龍のロッドは竹竿から派生したモノが多く、


六角竿からグラスロッド、


カーボンロッドへ素材が移り変わっても


『しなり』を活かしたアクションが特徴であった。


このアクションこそが、求めていたモノだったのだ。


ただし、昔ながらのアクションだけでは、


現代的なスタイルとは一線を欠いてしまう。


懐古主義的なシリーズにはしたくなかった。


そこで細身でピンッと張りが有りながら、


曲がり込むアクションを求めた。


伝統的な『しなり』を活かしながら、


硬いのではなく張りを出すことによって


操作性を上げる考えだ。


でも魚が掛かると曲がり込むことで、


釣り本来の楽しみを味わう事にもこだわった。













ロッドのネーム部に、分かり難いが一言入れてある。


『Learn A Lesson From The Past.』


温故知新という意味。


培ってきた伝統と現代的なスタイルを調和し


Rayzシリーズを象っている訳だ。


既に多くのユーザーに愛用して頂いており、


今後さらに年月を積み重ねることで


ロッドの味わいは深まっていく。


個性豊かな機種ばかりだが、


それぞれに物語を持っている。


そしてストーリーの続きを作るのは、


手に取って頂いたアングラーだ。


沢山の思い出をRayzと共に作って頂きたい。










Staff : Funaki
























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Rayz RZ39LL (Bosagawa)



Rayz RZ39LL (Bosagawa)




『敬遠していたボサ川が、新しいフィールドとなる』
















夏季になると草木は優勢を極め、



上流を目指す釣り人を足止させる。



オーバーハングした木の下は、



渓魚達の絶好の隠れ家となり



アングラーからすれば狙いたいポイントだ。



だが頭上左右、ロッドを振り被るスペースが無いと



ただ口に指を咥えているだけとなる。





















そこでショートロッドの出番だ。



サイド・アンダー・フリップ・ボウ&アロー



あらゆるキャストが自在に操れる。



樹木のトンネルの様な川や、



倒木の間を縫うようなスポットなど、



今まで狙い難かったポイントが



新しい狙い目になる訳だ。























どんな小川でも、案外深い淵はあるもので、



ヘビーウェイトのルアーも使いたくなる。



そこで3〜5gのプラグを中心に、



幅広く使い易いアクションとパワーを求めた。



以前にJuviaシリーズで、JV39ULという長さを作っていた。



残念ながら生産停止となってしまったが、



そのモデルをブラッシュアップした訳だ。
























ULパワーだと軽量ルアーには向くのだが、



いざ重ためのルアーにはダルさを感じてしまう。



今機種は『UL』と『L』の間のパワーということで、



『LL』という表記としている。



従ってバルサ製のフローティングミノー主体に、



ヘビーシンキングのミノーを混ぜて使える。



20cm程の渓魚と遊べるバランスだが、



いざ尺クラスが来ても



物怖じしないパワーをバットへ持たせた。























1点使用する際の注意点がある。



オーバーヘッドキャストをする際、



タラシを長く取るとルアーが



頭スレスレを通過する。



キャストのフォームや体格によって個人差は有るが、



最悪の場合、頭にフックが刺さってしまうかもしれない。



出来るだけタラシは短くし、



アンダーハンドやサイドキャストが



怪我を少なくするには良いかもしれない。



ちょっとだけキャスト方法に気を使って頂ければ、



いつもとは違う面白さを体験できますよ!






















Rayz RZ39LL (Bosagawa)


Length : 3'9"(ft)


Section : 2pcs


Lure : 1-8g


Line : 1-5lb


Price : ¥31,500-(税抜)


2月末頃リリース予定
















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New Series !! Rayz Integral -レイズ インテグラル-




先日発表したRayzの2015年モデルに続いて、



Trout Rod New Series !!






















『Rayz Integral』が登場。



インテグラルとは不可欠の要素という意で、



源流から本流域、ソルトに至るまで



トラウトシーンではマニアックだが



欠かすことのできないアイテムを中心に展開する。






















山岳渓流などで重宝するショートタイプの



4ピースモデルが2機種。



遠隔地へ遠征の際に持っていきたい



本流向け4ピースモデルを1機種。



サーフや大河川での遠投を重視した



海マス向けを2機種。



以上5機種を2015年春にリリース予定。



詳細については、また後日。



皆さまにお披露目出来るのは



1月に催されるの横浜フィッシングショーでしょう。



一味違うレイズをお楽しみに!






























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