Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

遠征向けパックロッド Rayz -Variable‐Traveler-



いよいよ発売となったインテグラル。


その中でも異色のアイテムを紹介したい。























RZI75MLM-4(Variable‐Traveler)





今作のテーマは、遠征トラウトロッド。


今まで各地へ遠征することが多く、


旅路を巡るあいだ荷物は極力コンパクトにしたかった。


一番厄介なのが宅配で送った荷物が


目的地に到着していない事だ。


ロッドが届かないと釣りにもならない。


こういった事を考えると、


ロッドは行動と共にしたいわけだ。


レンタカーや電車、飛行機を使った移動を考えて


キャリーバックに入る仕舞寸を求めた。








写真のキャリーバックは

約60.5 × 39 × 25.5cm(容量)約40L











ただ短くするだけでなく、


実用性もあってこそRayzシリーズと言える。


例えば旅先を北海道と仮定すると、


大型のニジマスやアメマス、ブラウン等が


ターゲットとして考えられる。


7cmクラスのミノーを中心に、


幅広いウェイトのルアーを操れ、


いざファイトとなれば


難なく寄せられるパワーを持たせたかった。


既存のRayz RZ75MLをベースに、


想定するターゲットのサイズを一回り大きく考え、


ティップがMLパワー、バットがMパワーとなる


『MLM』という設定とした。


アクションは最初ティップが入り、


徐々にベリーからバットに移行するレギュラーアクション。


1本で何とかカバーしたい長さを求めると、


7ft半の長さは本流域全般で扱い易く丁度良い。








グリップの長さはRZ75MLと同じレングスとした。


ガイドは荷物に挟まれても変形しにくい、


適度な強度を持ったステンレスフレームのKガイドだ。


全ては遠征の為に考えたカスタム仕様。
















私は欲張りなので、


渓流域を歩くことを考えてショートタイプの


Cradle Twichin'Cradle Jerkin' などと合わせて


キャリーに入れていく事だろう。


ぜひ旅のお供に持って行って頂きたい。














Staff : Funaki
















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2ピースロッド向けに作りました。 −Tip Cover-



TENRYU Tip Cover (テンリュウ ティップカバー)

『 M 』¥1,200-
 
『 L 』 ¥1,200-

発売中




写真(上)Lサイズ スワットを入れた状態
写真(下)Mサイズ ルナキアを入れた状態










ロッドを持ち運ぶ際に、竿袋に入れずに


リールを着けたまま移動したい時が多いですね。


ロッドベルトで束ねる事が多いと思いますが、


2ピースの場合ティップに遊びが出てしまい、


何かの原因で破損してしまう恐れもあります。


そういった事を防ぐために、


ティップカバーを作ってみました。


ナイロン生地の中にソリッド材を仕込んであり、


適度な強度を持たせてあります。


基本的に2ピースロッドを畳んだ状態での使用になります。




 『S size』




『L size』






『Mサイズ』は、レイズ や ルナキア など細身のロッド向き。


『Lサイズ』は、スワット など少し太めのロッドに向いた大きさとなります。


永くロッドを愛用して頂くためにも、ぜひご利用下さい。


既に発売となっておりますので、


弊社製品取扱いの釣具店様へお問い合わせください。







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海鱒向けロッド Rayz integral -Windy Shooter-



『降海型の鱒を狙いたい。』


 Rayz integral レイズ-インテグラル


 RZI96HH


 RZI106HH







2月末にリリースとなるNEWシリーズの レイズ・インテグラル 。


その内の2機種の紹介をしたい。


ターゲットは海のサクラマスやアメマスだ。


海に降りて成長した体格は河川に居た頃に比べ


体長・体高ともに大きく発達する。


彼らを狙う時期は大概が風が強く、


波が高い時化た時が多い。


その様な状況で使えるタックルは、


必然的にヘビーになりがちである。


勿論、弱くても大型とのファイトに不安があり、


適度な強さを持ち合わせなくてはならない。










Rayz で海鱒向けを作ろうと考えた時、


以下の条件を付けた。


  ・飛距離を出せる事が前提


  ・釣りの面白さを損なわない


  ・機能と所有欲を満たすデザイン


これらを踏まえた上で開発に取り掛かった。


遠投性と取り回しの良さを考えると


10ft前後の長さは欲しくなる。


ルアーのウェイトは様々で、


下は10gから上は50gまでは常用し、


メタルジグやジグミノーが主体だが、


状況によってはミノープラグも多用する。










以前に『Cierry』シリーズ でも


North Land Model(廃盤モデル)


ノースランドモデル として2機種を出していた。


ヘビーなルアーに対応しており、


飛距離を出せる点においては条件を満たしてはいたが、


ブランク全体が硬くオーバーパワー気味だったこともあり、


釣り味という点で不満を感じていた。










現場での意見を集めると、


到底1本で纏めるのは難しかった。


そこで考えたのは、


9.6ftのミノーとジグミノーを扱い易いモデルと、


10.6ftのメタルジグとジグミノーの2機種。


ベースとしたのは シーバスロッドシリーズの


SWAT SW97ML と SW107ML だ。


どちらも飛距離を稼ぐという点においては優れており、


パワーを持たせることで


ヘビールアーへの相性を高める考えだ。


ただパワーばかりを求めると、


釣り味は少なくなっていくばかり。


ブランクは極力細身に仕上げ、曲がる事に意識を置く。


ルアーを操作する時はファーストに感じ、


キャストとファイト時は徐々にバットに移るアクションとした。


一般的な海鱒狙いのロッドと比べると、


ややソフトな仕上がりを目指している。


コスメにもコダワリ、


シーバスロッド風だったプロトから


ソルト仕様のトラウトロッドへ趣きを持たせた。










テストは札幌に住む釣り友であるT・S氏に依頼。


彼とは10年来の釣り友であり、


現地での釣りでは色々とお世話になっている。


以前に Rayz RZ56L で獲ったデカ虹の写真を紹介したのも彼だ。











写真は初回プロト、デザインは下記に変わります。










インテグラルは、ブランクをダークブルーに染め上げている。


漆黒に見えるが、太陽光を浴びると鮮やかな青に輝く。









ソルトに対応するため、Fuji社製DPSリールシートを採用。


シートは艶消しの黒に塗装し、滑り止めの効果も持たせてある。


コルク部は極力細身に絞り、機能と見た目を両立させた。










初回サンプルを渡したのは2年前の冬。


そこから2シーズンに渡ってテスト期間を設け、


OKが出るまで納得の行くまで繰り返した。


海鱒から時には鮭まで幅広いターゲットを狙え、


北の大地で鍛えあげたロッドには


風を切ってキャストする状況から


『WindyShooter』というサブネームを付けた。


銘河川でのサクラも狙いたいが、海鱒も面白い。


また釣りに忙しい季節がやってくる。





RZI96HH (WindyShooter)

Length : 9'6"ft

Section : 2pcs

Lure : 12-45g

Line : 8-20lb





RZI106HH (
WindyShooter-HD)

Length : 10'6"ft

Section : 2pcs

Lure : 12-50g

Line : 8-20lb




























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ドラッグフォース ベイトモデル◆DraggForce BaitCasting Model




前回までは開発の概要だったので、


今回は更に機種についてお伝えしたい。


  前回ログ

 → 
ドラッグフォース ベイトモデル DraggForce BaitCasting Model











一般的な近海ジギングであれば、


5番クラスのパワーで大抵はカバーが出来る。


ブリクラスでも余裕のパワーを発揮し、


ファイト時にアッサリ寄ってくるが、


水面まで来て案外大きかった…というのは多々ある。


素材特性で魚の引きを吸収してしまうからだ。


6番や7番クラスのパワーは、


ヘビージグを使用して本領を発揮し始める。


ショックを吸収する特性はジグを操作する面でも


強い抵抗を和らげることが出来るため、


軽い力で重いジグを操ることを可能にした。


バットのパワーは群を抜き、


激流を疾走する青物の引きを受け止め、


強引なやり取りを出来るようになった。


オーシャニア のユーザーだった方なら、


『これだ!』と感じるモノが有るはず。


店頭で触って分かる方は、


かなりのエキスパートと言えるでしょう。


幾多の経験をされた方だけが必要さを感じる訳で、


実戦で使ってこそ分かる代物だ。


あえてこの3機種にはベスト表記を書かず、


MAXウェイトのみ表示してある。


それは個人差で使い易い範囲が広く、


お好みで使い分けて欲しいからだ。

















フィールドを想定したタックルバランスは、


開発の舞台だった『来島海峡』だと…





JDF581B-G5

 Reel : D社20〜30 S社1000〜2000

 Line : PE 3〜4号

 Leader : 40〜50lb

 JIG : 100〜200g





JDF581B-G6

 Reel : D社20〜30 S社1000〜2000

 Line : PE 4〜5号

 Leader : 50〜60lb

 JIG : 150〜250g





JDF561B-G7

 Reel : D社20〜30 S社1000〜2000

 (リールは、両社ともパワーギア [ ローギア ] がオススメ)

 Line : PE 4〜6号

 Leader : 50〜80lb

 JIG : 180〜330g














テスト時に使い易さを感じた範囲で、


個人によって差があるので参考程度に。


海域や海の状況(海流の速さや深度)によって、


ジグの形状や重さ、


ラインの太さやリーダーの太さと長さ、


ロッドの硬さを選ぶのも楽しい。


かなりマニアックなロッドであり、


コダワリ抜いたロッドに仕上がったと思っている。


オールマイティとは言わない。


必要だから作った竿。


『The Western Loco's Custom』の文字を施し、


唯一無二を宣言したい。























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ドラッグフォース ベイトモデル DraggForce BaitCasting Model


JIG-ZAM DraggForce  (New BaitCasting Model)

 JDF581B-G5

 JDF581B-G6

 JDF561B-G7 










多くの支持を集めた ドラッグフォース


ベイトタイプを待ち望んでいた方も多いはず。


今夏にはリリース出来る予定だ。


およそ3シーズンに及んだ開発期間を経て、


日の目を見ることが出来るようになった。


その全貌を記しておきたい。










初めて一般へ公開したのは、2013年の春。


横浜のフィッシングショーにおいて、


『C・N・T素材』と『グラス素材』を掛け合わせた


試作モデルを参考出品した。


そう、今回のメイン素材は『グラス』。


察しの良い方なら、気付いたかもしれないが


グラス素材を100%使用したジギングロッド


『OCEANIA-オーシャニア-』をベースに


C・N・T素材 を配合して作り上げたロッドだ。







(オーシャニアを見直す事から全ては始まった)






(2013年フィッシングショーにて参考出品したサンプル)






なぜグラス?、と疑問に思われただろう。


この素材特性は使用可能なジグウェイトを広げ、


軽いジグから重いジグまで幅広く対応が可能にする。


また、圧倒的な粘り強さと言える。


その強さに『 C・N・T 』を配合したらどうだろうか?。


粘りと粘りを掛け合わせたブランクは、


他が追随しないレベルのモノを作れると見込んだからだ。


ウィークポイントは、自重と反発力の無さ。


カーボンに比べると、軽さや反発力は劣る。


早いピッチでジグにキレを求めるとカーボン素材が


向いていると言える。


逆を言えば、スローなワンピッチで誘うには


グラスが一番適している素材なわけだ。


ベイトタイプにしたことで、


狭いレンジの中で細かな誘いを多く行いやすい。


欠点を有していても、


それを上回るパフォーマンスを持てば


唯一無二のロッドとなるのだ。






















開発の舞台となったフィールドは、


瀬戸内海 来島海峡。


そこは大小様々な島が点在し、干満の差から生まれる


複雑で強烈な海流が出来る。


もちろん水中の変化も激しく、水深60mから20mへ急激に


駆け上がるなど複雑極まりない。


同じく急流のエリアは瀬戸内海に点在しており、


鳴門 や クダコ なども有名なエリアだ。


こういったフィールドに大型の青物が差してくる。


中層に浮いていれば良いが、


大抵は底付近で餌を待ち構えている事が多く、


底が取れなければ釣りにならない。


時として100gのジグを使うことがあれば、


300gでさえも底が取れない場合も多々ある。


水深は浅くてもだ。












(テスト時のタックル)









こうした場所でジグを落とす場合、


スピニングタイプだとレンジコントロールが難しく、


着底が分かり難いと即根掛かりだ。


川の様な激流の中でジグを操り、


根がキツイ事を考えると太いラインが欲しくなる。


そういった事からベイトタックルが生きてくる。


着底した信号を捉えやすいことがベイトタイプの利点だろう。


一日中ジャークを繰り返すことを考えると、


アングラーへの負担を軽減できることが前提だ。


正に オーシャニア は、この釣りにピタリとハマっていた。


OC581B-4OC581B-6 といったモデルが、


今までその役を担ってきたのである。






















しかし、時代は流れ道具は進化する。


もっと細やかな使い分けが必要となってくるのだ。


状況に応じてジグを変え、その変化へ対応していく。


C・N・T素材 や チタンフレームKガイド 、


リールシート形状など、その使い易さは


試作を繰り返される度にアップグレードされていった。













オーシャニア と比べると、 『C・N・T』 の効果で


若干の張りを感じられ、僅かだがカーボン寄りの弾性感がある。


それはプラスの方面へ働き、


ダルさが解消した分、ジグを操作時のブレが少なくなった。


唯一悪いと言えるのは、他のロッドに戻れなくなることだ。


中毒性を持ったロッドなのかもしれない。










次回、各機種に迫っていきたい。お楽しみに。


























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