Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

SW71ML  開発秘話  vol.1

SWATロゴ3 






SW71ML  Jerkin'







釣りがマンネリ化したアングラーへ送る

ジャーキング特化型、マニア向けロッド。





SW71ML







このロッドを開発するにあたり、
当初は簡単に出来るモノだと考えていた。










それが、シリーズ中で一番長い時間と、
多くの試作を作るモノとなってしまったのです。










企画を考える発端は、
北陸のカリスマアングラーからの提案でした。










「 ジャーキングのロッドが欲しい 」









面白い!
こんなロッドを作ってみたかった。









しかし、既に他メーカーでも同じような
コンセプトのロッドは存在していた。










同じようなモノなら要らない。
作りたいのは、

現代版のジャーキングロッドであり、

唯一無二のモノである。








まず、3つの要素から。


・感度よりもルアーの 『 動き 』 を重視したアクション。


・連続するジャークによる負担を少なくするバランス。


・太目のラインシステムや
 ナイロンラインの使用も考慮した大口径ガイド。







このファクターを盛り込み、試作を作る事となったのです。











ガイド比較
左が71ML  右は83LML
ガイド径の大きさの違いが分かる













試作とテストを繰り返し、
理想に近づいたモノが出来きた。









長さとして 7ft ほど、パワーとして MLクラス。
何本もの魚をキャッチし、
OKを出す寸前で ストップ が掛かる。









それは、 2ピースだということ。
持ち運びを考えて
センターピースのモノを作っていたのだが、
ここで、考えが浅かったのに気づく。










上記に上げた要素のうち、

『 動き 』 を重視したアクションを求めていた。











それは、1ピースなら

更に良いアクションを出すことが
出来ないだろうか?…ということです。










どんなロッドでも、1ピースが理想である。
だが、持ち運びなどを考えて 『 継ぎ 』 になる。









今回の長さを考えると、
センターピースにする必要が無い。





バスロッドに例えると、
7ftクラスで1ピースのモノは多い。
それは、理想を突き詰めていくうち、
自然とそうなったのではないだろうか。










ブランクを作れるメーカーであって、
ここは妥協したくないところだ。










これが、開発を長引かせる事となる。








鉄芯(マンドレル)からの調整が必要になってくる。
むしろ全てが最初からになるのです。
既に開発が始まって、1シーズンが過ぎていた…。





→ vol.2 に続く。
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鱒と雨男



 4月14日

昨夜からが降っていた。





当日は、天竜川本流で釣りを考えていたが、
増水により諦めざるえない。







また、雨男と言われるな…。








悶々とした午前中を過ごし、
雨が小康状態になってきた昼下がり。
ふと気になって、
天竜川水系の渓に行ってみる事にした。










何本もの支流が合わさった、
中流域と呼べる河川だ。










いつもより水位は有るが、
釣りにはなりそうだ。










用意を済ませ、川辺に立つ。
逸る気持ちを抑えるのと、
状況観察のためにタバコをくわえる。









水色は、メロンソーダを真水で割ったような色。
悪くない…。
今までの経験から、釣れる予感を感じた。









今回のロッドは、
レイズ RZ65ML を選んだ。
ラインはルアーの動きにキレを出すために、
MI207Nの 6lb をチョイス。
RZ65ML





お気に入りのミノーを結び、
立位置を決めキャストしてみる。










1投目は異常無し…。
そんなに簡単には釣れないですよね…。








次は、ややアップクロスに投げ、
ルアーを気付かせるためハードジャーク。
ポーズ後に軽くトゥイッチを入れた直後、
バイトしてきた。

アマゴ






綺麗なアマゴであった。
サイズはどうであれ、
イメージ通りに釣れたことにテンションが上がる。










撮影を終えて、次のキャスト。








同じコースを通すと、強烈なバイト!
お次は、ナイスプロポーションの岩魚。

イワナ







魚の活性は、すこぶる高い。
アングラーのボルテージも高くなる。
またが降りだしてきたが、
こうなってくると関係ない。
人間の活性も最高潮!











場所を休ませる為、
上流のエリアに移った。
最近、土砂崩れがあった様で、
大木が川に架かる橋の様に倒れている。









上流側からダウンクロスで
ミノーを流し込んでみる。












答えは早かった!
砲弾型の影がルアーに襲い掛かる。











デカイっ!

しかし、敢え無く フックオフ…。










フッキングが早過ぎたのか…。

落ち着く為に一服。
(-。-)y-゜゜゜

手が震えている
久しぶりに興奮している。
だから、釣りは辞められない。












その後、何箇所かのポイントをチェックし、
アマゴと岩魚を3本ほどキャッチした。

イワナ






アマゴ









内1本は、虹色の珍客も出ましたが…。
レインボー







そして、休ませておいたエリアに戻る。








やや立位置を変え、
ルアーもディープタイプに変えた。

ハードジャークの後、
軽くトゥイッチとポーズをしてみる。








コンっ!

気持ち良いアタリと共に、
20cm程度のアマゴが釣れた。

アマゴ







全てイメージ通り











体は雨で濡れていたが、
気持ちは充分満たされた。










これからシーズン真っ只中。
次の好釣を期待して、退渓することにした。










タックルデータ
ロッド : Rayz  RZ65ML
リール  : 2500番クラス
ライン :  MI207N   6lb
ルアー  : フローティングミノー7cmクラス
        同サイズ ディープタイプ

アングラー : スタッフ Y・F
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一期一会  



 
以前に書いた記事で、
六角竿のことを書きました。


六角竿 天竜印
写真はレプリカ




六角竿



創業当時の
竹を加工したバンブーロッドです。





この竿には、素敵なストーリーがあります。




実は、40年以上もの年月を超えて、
製作者に帰ってきたのです。







時は、今から8年ほど遡ります。




先代の社長が、ベトナムを訪れたことから
物語が始まります。




長野県にて出会った、T氏との出会いから、
ベトナムへの釣行が計画されていました。




準備が整い、いざ出発。
問題無く、現地入りでき、
初日の宿に辿り着いたころでした。




場所は、某市内の有名ホテル。
(…と言っても、ホテルはココくらいしか、
 泊るような所も無かったようです。)




日本からの旅行者が居ると聞き、
訪ねてきた方がいました。




その方は、1本の釣竿を持ってきたとの事です。




実は、この竿こそ、
写真の竿であり、
40年以上むかし、米国へ輸出していた、
六角竿でした。



氏は、地元では比較的、
名の通った方とのことです。





米国に親戚が居り、
親戚の方から
譲り受けたとのことでした。


六角竿
左が現物  右はレプリカ



六角竿 グリップ


写真の通り、
使いこまれ、
様々な時代を過ごしてきたことが
伺えます。




天龍の創業者とは
いざ知らず、
日本製の竿とのことで
持ってこられたのが、
六角竿でした。




40年以上前に作られ、
米国へ渡り、
人を通じて、
ベトナムにて再会したのです。




T氏との出会い、
ベトナムでの出会い。
竿が通ってきた道などを考えると、
数字にしたら、
何万分の1の確率になるでしょうか。




もしかしたら、
それ以上に奇跡的なことかもしれません。




気前の良い氏は
竿を譲ってくれたそうです。




長い年月を経て、
自分が作ったモノと出会える。




とても素敵な事だと思います。




今、デザインしているロッドがあります。
これもまた、何十年も経った後、
再会出来たら良いですね。
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ライトゲーム 限界チャレンジ



 HORIZON LJ


offshore

HLJ61S−M
ライトタックル限界チャレンジ

ライン設定20ポンド
(リーダー制限なし)




どこまでチャレンジ出来るのだろうか?




PEラインも細くて強くなり、
1号クラスでも、20ポンドほど
直線強度が出る時代になった。




では、このラインを使って、
どこまでの大きな魚と出会えるのか、
チャレンジしたくて開発を始めた。




ベイトタイプは、
モンスター太刀魚と考えていたので、
スピニングタイプでは、
青物をターゲットとした。




ジグのMAXは、200g。
使いやすいウェイトを、
150g程度に設定。




ライトタックルを基準としているので、
細身のシルエットのショートジグをメインとし、
スローなジャークのジギングを主体とした。




イナダが釣れ出したとの情報から、
手始めのテストを始めた。


1kgクラスがメイン。
…相手にならない。
MLクラスのパワーでも十分であった。




3kgクラスのカンパチも混じり、
なかなかのファイトをみせたが、
バットまで絞り込まれる事は無かった。

カンパチ



太平洋、日本海。
イナダ〜ワラサ級と
各地でテストを繰り返してみた。



ワラサ


楽しいファイトを見せるが、
まだ、限界とは言えない。





年の暮れ、ブリが釣れ出していた。
隣の方は、オーシャニアなど
強めのタックルで釣っていた。




気が知れた方たちとの同行だったので、
試しに、このロッドでジグを落としてみた。
(周りに迷惑を掛けることもあるので注意したい)




一回目のヒット。
…が、フックオフ。
フッキングが甘かったのか…。




再投入したところ、
すぐにヒット。
強めのフッキングをしたので、
今回はバッチリのようだ。




10分程度のやり取りだっただろうか、
観念して浮いてきた。

ブリトニー


9kgクラス。
なかなかのファイターだった。



周りの方のご配慮や、
船長さんから助けて貰ったうえで
捕れた魚だと感じています



今のところ、
ここまでがチャレンジの結果です。



まだ、限界は上のような気がします。




チャレンジ出来るようであれば、
どこかで、限界を見てみたいと思います。




皆さんからのご報告が楽しみです。
ぜひ、このロッドの面白味を
体感してみて下さい。




テストタックル
ロッド : ホライゾン HLJ61S−M
リール : S社4000XG
       D社3500
ライン : PE 1 号(20ポンド)
リーダー : ナイロン25ポンド
ルアー : TGベイト100〜120g
       カリボソジグ 120〜150g
       スキルジグ 150g
       …等々。

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ドラゴン級 モンスター太刀魚 専用ロッド


HORIZON LJ

 
HLJ61B−FM
モンスター太刀魚専用ロッド。

ターゲットは、

『 指10本クラス 』

太刀魚でこんなにデカくなるのか…。
タチウオ

一般的な太刀魚と比べると、
限界とも思えるサイズである。


地域によっては、200gのジグを背負わせないと、
棚を狙えない潮流の場所もある。
100m以上のレンジを狙うことも多い。


しかも…アタリが分かりにくい…。
非常に厄介なターゲットだ。


そんなターゲットを、ライトタックルで釣りたい。
そんなことから、開発を始めた。


今までのタックルは、
ライトタックルだと、MAX120g程度。
その上は、本格的な近海ジギングのタックルであった。


必要としたのは、
ジグザムシリーズと、オフショアライトシリーズの中間。


先に述べたとおり、
200gまでのジグを操作でき、
ディープレンジでもアタリを捉えられる物が欲しい。


ティップは、マグナフレックス。
強烈で重い引きを受け止める、パラボリックアクション。
ベリーからバットのパワーは、
ジグザムに匹敵する強さを持たせた。


別に、捕るだけならジグザムを使えば良いのだが…。
やっぱり、ゲームとして楽しみたい。




ここで、1つ。この竿で面白いポイントをお教えします。


フォール中において、
このソフトなティップを注視していると…
Short Flex tip

ティップが震えるのである。

これが、ターゲットからのコンタクトであり、
即フッキングすると、バッチリ掛かる。


太刀魚を狙うと、
よくラインを切られることが多い。
(メインラインを噛まれると、どうしようも無いのですが・・・)


特に集中するのが、フォール中

こんな時、ティップを見ていると、
フォール中のバイトを見て分かるのだ。


プルッ プルッ! とティップが動くのです。
コツは、ティップを注視!以上!
(船酔いにお気を付け下さい)

以前、高知の大先輩に教えて頂き、
目から鱗でした。

ぜひ、実戦で試してみて下さい。


ちなみに、指13本まで写真で見た事があります。
まだまだ、海の中は分からないものです。
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