Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

Rayz RZ68LML Super-Yamame(改筆)



2013年11月19日に掲載したBlogを改筆しました。


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清流域・中本流域で釣りたい魚が居る。


春先は銀色の化粧をし、秋には艶やかな化粧をした山女魚(Yamame)達だ。


彼らは幾多の脅威を潜り抜けてきた猛者であり、


簡単に釣れてくれないことから巷では Super Yamame (スーパーヤマメ)と呼ばれている。


そんな彼らをターゲットに開発したのが、Rayz RZ68LML (Super-Yamame) である。





(写真のロッドは試作品)



関東の各河川を歩いていて気づくのが、


魚は居るが簡単には遊んでくれない川が多いという事。


アングラーも増え、関東だけでなく他のエリアでも


人的なプレッシャーは非常に高い傾向にある。


そんな状況でも何とか魚に近づきたかった。


水量が豊富な川ほど良い魚(大物)は多いもので、


そのサイズを相手にしながらも繊細な操作が出来るモノは


当時のロッドでは丁度良いパワーが無かった。


そこで欲しかったから作った次第だ。






通常なら7cmクラスのミノーで誘うのだが、


状況次第で5cmクラスを使いたい時もある。


フローティングタイプだと3〜5g程の軽量の物を多用し、


ML(ミディアムライト)クラスのティップだと硬く、


軽量ルアーを撫でるような操作が出来ない。


だがL(ライト)クラスのバットだと水押しに負けてしまう。


そこで求めたのが『Lのティップに、MLのバット』。


だから表記は『LML』となっている。


渓流域で使用するサイズのルアーから使用でき、


40cmほどのサイズが掛かっても物怖じしない強さを持たせた。






既存機種のRZ65MLをベースにティップのパワーを落とし、


キャスト性能を上げるために3インチ伸ばす。


グリップは操作重視で少しだけ短く設定。


ターゲットはナーバスで近づき過ぎてもいけない。


遠くからのアプローチが必要でもある。


ラインを細くし、遠投が出来ることを心掛けたい。


PEラインなら0.6号程度がベストで、状況によっては0.4号でも挑む。


しかし、ラインに伸びが少ないので首を振ると逃げられる確率が上がる。


せっかく苦労して掛けたのだから、


逃さないように若干ブランクをソフトにして余計な力を吸収できるようにした。


勿論、ナイロンラインとも相性は良く4〜5lb程が使いやすい。


ルアーの操作性とキャスト性能を重視するならPEラインであり、


掛けてからのバラシ憎さを重視するとナイロンラインを選ぶとよいだろう。






繊細なティップを持たせいるので、渓流域で使う5cm程度のミノーを操作でき、


本流向けの8cm程までをカバー出来るように設定している。


スプーンなら5〜8g程度が丁度良い範囲だ。


7cm以上のディープダイバーや10g以上のヘビーウェイトミノーには、


ティップが負けてしまうのでオススメはしない。


もし抵抗の強いルアーについては、


RZ65MLもしくはRZ75MLを選んで頂いた方が良い。






あくまでも狙いは気難しい山女魚だ。


いつもルアーを鼻先まで追ってくるのに


寸前で逃げてしまう様な状況が多いエリアこそ選んで頂きたいロッドである。


Staff Funaki






















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Rayz RZ53UL Twitchin' (改筆)



2012年4月11日に掲載したBlogを改筆しました。

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RZ53UL


Rayz RZ53UL Twitchin'


ホームページやカタログのコンセプト文を


読んで頂いて、まだ「?」の方も多いことだろう。


もしかすると、管理釣り場向けのソフトなロッドを


想像される方も多いかもしれない。


企画するにあたり設計者に伝えたことは、


「細く、しなやかなブランクに、ピンとした金属的な張り」


…と伝えた。


昔から釣り人が釣竿に求めることは、


「細・軽・ピン」と表現してきた。


その言葉を具現化したモノを作りたかった。







コンセプトは


『ライトウェイト専用、トゥイッチングロッド』


なぜ、ヘビーウェイト系ミノー全盛の時代に、


ライトウェイト向けなのか?


それは、名作と呼ばれるフローティングミノーに合う


ロッドが数少なくなってしまったからであった。


近年のトラウトロッド(ストリーム向け)を見ると、


5cm程度の小型ミノーでも、5gと重くなる傾向になり、


それに合わせたタックルバランスを求められてきた。


弊社製品も、硬いモデルも発表してきた経緯がある。


同シリーズ内にも、ヘビーウェイト専用として RZ56L Jerkin' を用意した。






今作において焦点を当てたのは、4〜5cmクラスで


2gにも満たない フローティングミノー。


『ツインクル』や『ブラウニー』など


列記したら書ききれないほどの名作と呼ばれるミノー達。


それもフローティング系のモノを使いたかった。


開発で苦慮したのは、


『テイスト』=フィーリングを如何に表現するか…


ロッドを作るうえで重要なのは、企画する者(イメージする人)が


完成イメージを思い浮かべていないと良いモノは出来上がらない。


柔らかいとキャスティングにおいて、


ルアーのウェイトを感じやすく投げやすくなるが、


ミノープラグを躍らせるにはダルさが残る。


気持ち良くライトウェイトのプラグを操作でき、


なおかつ魚との駆け引きも楽しめるようにしたかった。


細くて…しなやかで…ピンと張りのある調子が理想。


とても曖昧であったけれども思いを伝えてみる。


そこは流石、百戦錬磨の天龍の職人である、


『細・軽・ピン』であり、イメージ通りのロッドを表現できた。






このロッドで現代のルアーを全般的にカバーするには不可能だが、


それでも良いと思っている。


昔買った、もしくは使わなくなったルアー達を掘り起こし、


もう一度使ってみるのも面白い。


釣果だけでない部分こそ、コダワってみて良いと思う。


そんな気分にさせてくれるロッドに仕上がっている。






(追記)


RZ53ULをリリースして数年が過ぎた。


今手元にあるTwichin'は発売前に作った最終プロトで、


かなり使い込みが激しく、だいぶコシが抜けてきてもいる。


だが、その若干抜けてきた感が今のフィーリングに合っていて、


2g前後の軽量プラグをブランクの『しなり』を活かして


ピンポイントへ投げ入れる感じがお気に入り。


細やかな小傷やコルクグリップの汚れなどエイジングといった面で


現場で鍛えられた道具といった感が出ていてカッコ良いと感じている。


道具は使い込んでこそ意味がある。


いつか限界を迎えて折れることもあるかもしれない。


それまで大切に使い込んでいこうと思う。



Staff Funaki















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スペクトラ 〜虎の巻〜



内水面の禁漁期というのは、アングラーにとって一番モドカシイ時期だ。


冬季は来季に向けて、色々と準備に余念が欠かせないのではないだろうか。


さて、この冬に発売する レイズ・スペクトラ が気になっている方も多いはず。


今回は更に細かな部分に焦点を当てて紹介していこうと思う。






各地のイベント等で、展示する機会があるので触って頂けただろうか。


ご対応させて頂いた限りでは、


もっと硬く張りの強いロッドだと思っていた方が多かったようで、


案外ブランクに『しなり』が有ることに驚かれている方が多かった。


個人差が有るかもしれないが、


勝手な持論としてティップにしなりが無いロッドは、


キャストの精度を上げ難いと思っている。


スペクトラのブランク表面をじっくりと見て頂きたい。


若干の凹凸が有るのが触ると分かる。






これはブランク作成において必ず出来る『目』であり、


これを削るかどうかで硬さにも影響が出てくる。


レイズ(スタンダード)やインテグラルは、


この凹凸を削り塗装してある為ツルツルしているのが分かる。


この凹凸を削らず、塗装していない仕様がアンサンドフィニッシュと呼ばれ、


弊社製品にも様々なロッドに採用している。






このアンサンドフィニッシュに塗装すると、写真の様な表面となるわけだ。


どうして凹凸を残したかというと、


硬さを数値化すると数パーセントの差ではあるが


残っていた方が使用感が良かったことが理由だ。


前述の『しなり』を残しながらも


ブランクにシャッキリ感があり使用時にキレの良さを感じていた。


これを削ってしまうと『しなり』は有るものの、


反発力が僅かに落ちてしまい使用感にイマイチな感じを受けてしまう。


どんなロッドにでも同じ事を採用すれば良い訳ではなく、


このシリーズのテイストには、この製法が一番合っていると思い採用した。













またパーツにも注目して欲しい。


今作より、折り畳み式のフックキーパーを採用している。


移動時に使いやすいのは当たり前だが、


写真撮影の際にもルアーを適切な位置に留めておけるので、


お気に入りのタックルと釣った魚を一緒に写真撮影が可能だ。






写真撮影は渓流釣りの楽しみの1つとも言え、


綺麗な魚と道具をカッコ良く撮影出来ると何とも言えない満足感がある。


そういった細やかな遊び心を取り入れフロントグリップの直上に配置した。










気を付けて頂きたいのはリールを取り付ける際など、


フックキーパーは畳んだ状態でフロントグリップを回して頂きたい。







…と言うのも、


フックキーパーを起こした状態でフロントグリップを回していくと、


コルク部がキーパーに当たってしまう事もあり破損の原因に繋がってしまう。


フックキーパーを閉じた状態で、フロントグリップを回すように心掛けて頂ければと思う。









さぁ、第一陣の生産分が仕上がってきた。


今月末にかけて徐々に発送されていく予定だ。お楽しみに。

















Rayz Spectra


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レイズ・スペクトラ受注開始!







 






 
大変多くのお問い合わせを頂いておりました、


レイズ・スペクトラ』の予約受注を開始いたしました。


ご予約を予定されているお客様は、


最寄りの釣具店様へお問い合わせ頂ければと思います。



 


初回生産分は2016年1月末頃を予定しております。


諸事情により遅れが発生する場合もありますので、


ご了承頂けますよう宜しくお願いいたします。

















製品紹介


 Twitchin'の進化形 Rayz Spectra RZS51LL Twitchin' Custom



 4代目Jerkin' Rayz Spectra RZS53LML Jerkin' custom












 
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4代目Jerkin' Rayz Spectra RZS53LML Jerkin' custom



歴代のジャーキンモデルの系譜を受け継ぎ、


『ProSetTrout』『Cierry』『Rayz』より続く4代目。






このモデルはヘビーウェイト系のミノープラグやディープダイバーなど


抵抗の強いルアーに対し軽い力で操作できることを意識している。

 

それは今まで以上に硬く張りの強いロッドということだ。
 

既存のRZ56L(Jerkin')は、しなりを活かしたキャストフィールが特徴で、
 

細身で粘り強いアクションを求めた。
 





汎用性という点では、

 
RZ56Lは優秀で大概の渓流河川をカバー出来る。
 

しかし、増水後に支流へ差しあがってくる個体を狙う時や、
 

急瀬や深い淵でヘビーウェイトルアーを使用したい場合では
 

若干のパワー不足を感じていた。
 





そこで求めたのが1ランク上の硬さである。
 

まず、ブランクの太さに注目して頂きたい。


ロッドを強くすると必然的に太いロッドとなる場合が多い。


肉厚で径を太くすれば簡単にパワーは上がっていく。


しかし技術を駆使し、細身でありながら強度を持たせたかった。






そこでカーボンを細身のマンドレルに巻き付け、


軽量化を図ると共に比例して落ちる強度を


C・N・T素材で補強するという考えに辿り着く。


見た目とは裏腹に驚異的な強さをバットに持たせることが出来、


軽快にヘビーウェイト系のルアーや抵抗の強いルアーが扱いやすくなった。





 




RZ56Lと比べると硬く感じられるためか若干キャストに慣れが必要となるが、


適度に残したシナリと反発力を活かしきることで


低弾道でキレの良いキャストが可能だ。


張りが強いため伸びの少ないPEラインを使用する場合は、


ドラッグの調整を緩く設定する程が良い。






要するに硬い竿ほどショックを吸収する場所が必要で、


ドラグ調整からラインの太さや伸縮率、


フックの太さなどバランスが悪いとフックが折れたり、


ラインブレイクなどバラシの原因に繋がる。


そういった面では誰にでも扱えるロッドとは言えない。

 

大概はティップ部をソフトにして、アングラー側のミスを
 

曖昧にすることでバラシ憎くすることが出来るのだが、
 

今作においては操作性重視のスパルタン仕様だ。
 

全ては実践から産まれたモノということ。
 

新たなジャーキンスペックを感じて頂きたい。





 

Length : 5'3"(ft)

Lure : 2-10(g)

Line : 3-6(lb)

Price : ¥48,000-(税抜)
 







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Twitchin'の進化形 Rayz Spectra RZS51LL Twitchin' Custom


軽量ルアーへの対応に適したTwitchin'モデルの良さは、


キャスト性能の高さと軽量ルアーを操作しやすいことにある。


適度に曲がることでルアーウェイトを感じ易く、


リリースポイントが図りやすい事でキャスト精度が高まる。


トゥイッチング等の操作時には適度な張りを感じられ、


ルアーを軽快に扱うことが出来る。






全国の渓流において重視されるのが正確なキャスティング性能だろう。


狙ったピンポイントへ確実に撃ち込めるには


積み上げてきたアングラーのスキルも必要だが、


それをアシストする道具が有ってこそだ。

 





このロッドを開発して思ったのは、
 

キャスト精度が従来と比べて飛躍的に上がったと思えている。
 

適度な張りが有りながらも曲がるアクションのため、
 

キャスト時にロッドの『しなり』を活かせることで
 

ルアーウェイトを感じやすく、キャストが決まりやすい。
 

糸抜けの良いトルザイトリングの性能から、
 

軽い力で充分な飛距離を稼ぐこともキャスタビリティの向上に繋がった。
 

余計な力が入らないということは、ミスが少なくなるということで、
 

最終的にキャストの精度が高まるということだ。

 


 

また、ルアー操作時のレスポンス向上も素晴らしかった。
 

RZ53ULと比べてブランクの張りを高めることにより、
 

僅かな操作でもルアーに動きが伝わりやすくなっている。
 

(LLというパワー表記は、ULとLと間という意)




 

開発初年度はナイロンライン主体でテストを繰り返し、
 

次年度はPEラインに移した。
 

PEラインを使うと感度とルアーの操作性が飛躍的に高まるが、
 

逆にミス動作が全て伝わってしまうため ピーキーな状態でもある。
 

だがPEラインの操作に慣れてくると、
 

山岳渓流など僅かにしかないピンポイントの中で、
 

何回もルアーにアクションを伝えることが出来るようになった。
 

それは今まで1〜2回だけヒラを打っていたところを、
 

2〜3回ヒラを打てることで魚にアピール出来る回数が増えるということ。
 

その差は歴然で前期より釣果を伸ばしたのは、
 

この機種があったからに他ならない。
 

実践で培ってきたものを色々と詰め込んでみた。
 

ぜひ進化したTwitchin'を手に取って頂きたい。





 

Length : 5'1"(ft)

Lure : 1-8(g)

Line : 1-5(lb)

Price : ¥47,500-(税抜)
 








 
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レイズ・スペクトラ 〜序章のつづき〜



レイズ・スペクトラを発表して、とても沢山の問い合わせを頂いた。


これだけの支持と反響を頂けたことに


嬉しさを覚えると共に今作への期待が伺える。



 



テストしてきた経緯のログを読まれた方は予想をされていたと思うが、
 

初めに発表する機種は渓流向けのショートサイズになる。
 

モデル数は2機種。
 


RZS51LL  (Twitchin' custom )
 


RZS53LML (Jerkin' custom)
 


このモデルをリリースする予定だ。
 

本流向けのモデルを期待する声も多いのも事実。
 

紹介を控えさせて頂くが本流向けもテスト中であり、
 

発売は未定だが面白い機種になるのは確実だろう。
 





さて、既存の レイズ を知っている方なら気付いて頂けただろうか?
 

サブネームの通りではあるが
 

レイズ RZ56L(Jerkin') をベースにアレンジを加えたモノとなる。
 

『序章』にて説明させて頂いたが、
 

既存スペックをベースにC・N・T素材と、
 

トルザイトリングを導入しテストを繰り返してきたモデルである。




 

Rayzシリーズ の理念を貫き、
 

軽量で細く張りが有りながらも
 

『しなり』を活かした本調子を採用した。
 

ブランクカラーは『ダーク・バイオレット』。
 

漆黒に近い本体色は旗艦シリーズに相応しい、
 

光を浴びて深い紫に輝くカラーに染め上げている。




 

このロッドの良さは、手にとって頂いて初めて分かると思う。
 

特に数値(スペック)だけで判断出来ない所を磨きあげてきた。
 

それぞれコンセプトが有り個性を重視したモデルであるが、
 

その基本性能の高さを感じて頂きたい。
 





あえて誤解を恐れず言うならば、
 

人によっては少々張りが強いと感じられるかもしれない。
 

無駄な部分(ブレの要素となる部分)を削ぎ落し、
 

理想のアクションだけを求めた結果であり、
 

かなりエゴイズムの塊といった個性が強いシリーズでもある。
 

こればかりは実際に触って頂かないと分からないと思う。
 

使っていくうちで、答え合わせが有るというか、
 

あぁコレが言いたかったのか…というのを見つけて欲しい。
 

さて、次回は各機種の説明をしていきたい。
 

Staff : Funaki




 
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レイズ・スペクトラ 〜序章〜








シリーズ最高峰のトラウトロッドを作ろうと考えたのが2012年の春。


それはレイズシリーズを発売した年のこと。


まだ、その時は具体的な内容は決まっておらず、


このシリーズが認められるまでは、自分の中で留めておくつもりでいた。






開発が始まるキッカケとなったのは、


弊社製品にてC・N・T素材を使用したロッドで手応えを感じていたのと、


富士工業社にてトルザイトリングを発表された事が影響している。


発売当初から予想以上の反響を頂き、


4機種から始まったシリーズは4年で17機種へ増えた。


オリジナルのレイズと、特殊モデルを集めたインテグラルにて、


ネイティブトラウトゲームは一通り遊ぶことが出来るだろう。







しかし、人は一度満足してしまうと次への欲求が出てくる…


C・N・T素材やトルザイトリングを採用したら、


いったいどんなロッドに仕上がるだろうか?


今まで以上の性能を引き出せるのか?


結局はテストしてみなければ解らない。


現行モデルを作った際は徹底して現場で鍛え上げ、


その時最高と思えるモノとして納得の上でリリースしている。


もし現行スペック以上のモノが完成すれば、


それは最高峰のロッドと言えるだろう。






そこで、既存コンセプトが確立しているモデルから着手してみようと考えた。


設計者へイメージを伝え、最初のサンプルが出来上がったのが2014年初春。


本当に驚いた時は言葉を失うと言うが、


当時最高と思っていた現行機種を凌駕するモノが出来てしまい、


ただ無心でロッドの感触を実感していた。


そこから今季までテストを繰り返す。


オンシーズンは各河川を歩き、


オフシーズンはストリーム系の管理釣り場でも試してきた。


全てはフィールドから得たモノだけを優先し、


机上だけでは作り得ない感覚的な部分を磨く。


テストしては微妙な調整を繰り返した。






ただし実釣主義だけでは面白味も無い。


自分がトラウトの世界を気に入っているのも、


大人のカッコ良い遊びとしての世界観であったり、


ハンドメイドルアーやクラシック感のある道具など


流儀主義的な点も重視することからであった。


そこで機能性と装飾性を調和し、


嗜好を極めたトラウトロッドを目指し徹底して作り込んでいった。









 → レイズ・スペクトラ 〜序章のつづき〜















プロトロッド掲載記事


2014年6月11日『中央アルプスから南アルプスへ』


2014年8月4日『南信渓流 迷走釣行』


2014年9月1日『カッパが釣れる川で遊ぶ』


2014年10月1日『最終戦』


2015年3月19日『春は何処だ!?』


2015年4月15日『大人の渓遊び』


2015年6月3日『バラシから学ぶこと』


2015年6月29日『大人の渓遊び〜陸の孤島へ〜』


2015年8月17日『雨男のジンクス』





Staff : Funaki























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遠征向けパックロッド Rayz -Variable‐Traveler-



いよいよ発売となったインテグラル。


その中でも異色のアイテムを紹介したい。























RZI75MLM-4(Variable‐Traveler)





今作のテーマは、遠征トラウトロッド。


今まで各地へ遠征することが多く、


旅路を巡るあいだ荷物は極力コンパクトにしたかった。


一番厄介なのが宅配で送った荷物が


目的地に到着していない事だ。


ロッドが届かないと釣りにもならない。


こういった事を考えると、


ロッドは行動と共にしたいわけだ。


レンタカーや電車、飛行機を使った移動を考えて


キャリーバックに入る仕舞寸を求めた。








写真のキャリーバックは

約60.5 × 39 × 25.5cm(容量)約40L











ただ短くするだけでなく、


実用性もあってこそRayzシリーズと言える。


例えば旅先を北海道と仮定すると、


大型のニジマスやアメマス、ブラウン等が


ターゲットとして考えられる。


7cmクラスのミノーを中心に、


幅広いウェイトのルアーを操れ、


いざファイトとなれば


難なく寄せられるパワーを持たせたかった。


既存のRayz RZ75MLをベースに、


想定するターゲットのサイズを一回り大きく考え、


ティップがMLパワー、バットがMパワーとなる


『MLM』という設定とした。


アクションは最初ティップが入り、


徐々にベリーからバットに移行するレギュラーアクション。


1本で何とかカバーしたい長さを求めると、


7ft半の長さは本流域全般で扱い易く丁度良い。








グリップの長さはRZ75MLと同じレングスとした。


ガイドは荷物に挟まれても変形しにくい、


適度な強度を持ったステンレスフレームのKガイドだ。


全ては遠征の為に考えたカスタム仕様。
















私は欲張りなので、


渓流域を歩くことを考えてショートタイプの


Cradle Twichin'Cradle Jerkin' などと合わせて


キャリーに入れていく事だろう。


ぜひ旅のお供に持って行って頂きたい。














Staff : Funaki
















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海鱒向けロッド Rayz integral -Windy Shooter-



『降海型の鱒を狙いたい。』


 Rayz integral レイズ-インテグラル


 RZI96HH


 RZI106HH







2月末にリリースとなるNEWシリーズの レイズ・インテグラル 。


その内の2機種の紹介をしたい。


ターゲットは海のサクラマスやアメマスだ。


海に降りて成長した体格は河川に居た頃に比べ


体長・体高ともに大きく発達する。


彼らを狙う時期は大概が風が強く、


波が高い時化た時が多い。


その様な状況で使えるタックルは、


必然的にヘビーになりがちである。


勿論、弱くても大型とのファイトに不安があり、


適度な強さを持ち合わせなくてはならない。










Rayz で海鱒向けを作ろうと考えた時、


以下の条件を付けた。


  ・飛距離を出せる事が前提


  ・釣りの面白さを損なわない


  ・機能と所有欲を満たすデザイン


これらを踏まえた上で開発に取り掛かった。


遠投性と取り回しの良さを考えると


10ft前後の長さは欲しくなる。


ルアーのウェイトは様々で、


下は10gから上は50gまでは常用し、


メタルジグやジグミノーが主体だが、


状況によってはミノープラグも多用する。










以前に『Cierry』シリーズ でも


North Land Model(廃盤モデル)


ノースランドモデル として2機種を出していた。


ヘビーなルアーに対応しており、


飛距離を出せる点においては条件を満たしてはいたが、


ブランク全体が硬くオーバーパワー気味だったこともあり、


釣り味という点で不満を感じていた。










現場での意見を集めると、


到底1本で纏めるのは難しかった。


そこで考えたのは、


9.6ftのミノーとジグミノーを扱い易いモデルと、


10.6ftのメタルジグとジグミノーの2機種。


ベースとしたのは シーバスロッドシリーズの


SWAT SW97ML と SW107ML だ。


どちらも飛距離を稼ぐという点においては優れており、


パワーを持たせることで


ヘビールアーへの相性を高める考えだ。


ただパワーばかりを求めると、


釣り味は少なくなっていくばかり。


ブランクは極力細身に仕上げ、曲がる事に意識を置く。


ルアーを操作する時はファーストに感じ、


キャストとファイト時は徐々にバットに移るアクションとした。


一般的な海鱒狙いのロッドと比べると、


ややソフトな仕上がりを目指している。


コスメにもコダワリ、


シーバスロッド風だったプロトから


ソルト仕様のトラウトロッドへ趣きを持たせた。










テストは札幌に住む釣り友であるT・S氏に依頼。


彼とは10年来の釣り友であり、


現地での釣りでは色々とお世話になっている。


以前に Rayz RZ56L で獲ったデカ虹の写真を紹介したのも彼だ。











写真は初回プロト、デザインは下記に変わります。










インテグラルは、ブランクをダークブルーに染め上げている。


漆黒に見えるが、太陽光を浴びると鮮やかな青に輝く。









ソルトに対応するため、Fuji社製DPSリールシートを採用。


シートは艶消しの黒に塗装し、滑り止めの効果も持たせてある。


コルク部は極力細身に絞り、機能と見た目を両立させた。










初回サンプルを渡したのは2年前の冬。


そこから2シーズンに渡ってテスト期間を設け、


OKが出るまで納得の行くまで繰り返した。


海鱒から時には鮭まで幅広いターゲットを狙え、


北の大地で鍛えあげたロッドには


風を切ってキャストする状況から


『WindyShooter』というサブネームを付けた。


銘河川でのサクラも狙いたいが、海鱒も面白い。


また釣りに忙しい季節がやってくる。





RZI96HH (WindyShooter)

Length : 9'6"ft

Section : 2pcs

Lure : 12-45g

Line : 8-20lb





RZI106HH (
WindyShooter-HD)

Length : 10'6"ft

Section : 2pcs

Lure : 12-50g

Line : 8-20lb




























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