Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

新ヴォルテックスを更に詳しく -New Vortex-



以前に ヴォルテックス が出来るまでの経緯を紹介したので


 → 新生ヴォルテックス(前回ログ)


今回は機種別に詳細を紹介してきたい。








前作との違いから説明すると、


ヘビーリグのキャストや魚を根から引きずり出すなど


ラフな使用が考えられるため強度は落とさず


バランスを改善することによって、


軽く強いロッドに仕上げる考えだ。


ガイドも小口径のKガイドに変更し、モーメントの改善と


軽量化による感度アップにもなった。


ただし、小口径といっても


フロロラインとPEライン両方を扱えるガイド径に設定してある。


グリップも前作よりも細身のモデルになった。


さて、各機種の説明といこう。






RV71B-HH (Sonic Hooker)


近距離でのパワーファイトとボートでの取り回し、


そして瞬間的なフッキング性能を求めたモデルだ。


バスロッドのMagnaImpact MI71B-HHをベースに、


ショートバイトへの対応出来るソフトティップへ変え、


生い茂ったウィードの中からでも強引なファイトが出来るように


肉厚でネバリを重視したブランクへ仕上げた。


このネバリを出すと必然的に重いブランクになるが、


ガイドサイズとグリップ形状でバランスを整えた。


イメージしたフィールドは、


オカッパリでは漁港のテトラ帯と生い茂った藻場。


オフショアなら急深の岩礁帯やバース周りなど、


ピンポイントに打ち込み、積極的に掛けていくのが信条だ。


唯一グリップ脱着のモデルであり、


ロッドを仕舞う長さを考慮しながらも、


感度とパワーを両立できることを考えてデザインしている。






RV78B-HH (Rock Versatile)


旧モデル RV78BC-H の正統後継機種。


前作より少し重ためのリグ(1オンス程)を使い易くするため、


パワーをワンランク引き上げている。


全国のフィールドで様々な条件下でも、


バーサタイルに扱える機種としたかった。


北海道や東北エリアなら大型のアイナメ。


北陸や山陰エリアなら大型キジハタ(アコウ)。


海外なら10lbクラスのグルーパー全般が狙い目だ。


どこでも良い仕事をこなし、


個性豊かなシリーズの主軸となるアイテムとした。






RV85B-HH (Gori maki)


バーサタイル性能を求めたRV78B-HHをベースに、


遠投性能を引き上げた結果生まれた機種。


名前の通り『ゴリ巻き』仕様であり、


遠投して沖の根から強引に魚を引き出し、


常にアングラー側へ主導権を握ることが出来る。


遠投での最長飛距離はRV91S-Hに譲るとして、


やはり人が探れていないポイントで遠投し、


パワーを重視したいフィールドを想定している。


沖に広がる様々なヘビーカバーを攻略出来るアイテムだ。






RV76S-ML (Light Swimmin')


ライトでありながらパワーを持たせたモデル。


港湾エリアや地磯などで軽量なリグで遊べ、


オフショアではシャローエリアに点在するウィード間を


ジグヘッドリグなどで効率よく探ることが得意。


ティップはソフトでありながら、


ウィードを適度に切れる絶妙なパワーに設定。


バットは2〜3kgクラスでも余裕をもって対処できる


ネバリを重視したパワーを持たせた。


まさにライト&タフなアイテムだ。


使い方によっては、


フラットフィッシュなど様々なターゲットと遊んでみたい。






RV78S-H (Heavy Swimmin')


同じレングスのベイトタイプRV78B-HHとは両極の機種。


こちらは繊細さを求め、スイミング系のリグと相性が高い。


根の中よりも上に付く習性のハタ類には、


根の直上をスイミングさせると良い場合が多い。


深いエリアなどでヘビーリグを繊細に操作でき、


スイミングを意識した使い方に特化させている。


前作 RV78SP-H と同じアクションを引き継いでいるが、


ブランクをアンサンドになり、小口径ガイドを採用したことで


シャープさと感度が高めることが出来た。


繊細な操作とパワフルさを兼ね備えた


バーサタイルスピンに仕上げている。






RV91S-H (Exceed shot)


最後に行き着くのは、誰もが攻めたことないエリアを狙うこと。


飛距離を出すには細いラインとスピニングタックルが最も有効で、


遠くへアプローチ出来れば多くのアドバンテージを取れる。


エギングロッドのGC96MHをベースに、


リグの操作性とロックフィッシュ向けのパワーに改良した。


しかし遠投でのウィークポイントは、


ラインの角度が付き過ぎてしまい、根掛かりが多発しやすいことだ。


ソフトすぎるティップは根を交わし難いことから、


ティップには適度な張りを持たせ、遠投性能をあげるため


ブランクのしなりを活かしたレギュラーアクションに仕上げている。






各モデルともコアなモデルばかりだが、


全てはフィールドで叩き上げたシリーズであり、


ロックフィッシュ愛好者へ捧げる自信作となった。


2015年4月末頃リリース予定。ぜひお楽しみに。






















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野生溢れる一振り SWAT New Model





SWAT SW92M (Overambitious)




張りの強いロッドが欲しいと要望があった。


それはバイブレーションプラグを使い易いモノだ。


いわゆる鉄板系バイブレーションが台頭してきた事と、


テールスピン系のルアーの使用も増えたことが背景にある。


ナイトゲーム主体のシーバスフィッシングだが、


デイゲームを楽しむ方も増え、干潟などで遠投と早巻きをしたり、


沖堤で深いエリアをバーチカルに攻るなど、


スタイルは多様になってきている。


そういった面で、既存アイテムだけでは全てに対応するのが


難しくなってきたのが現状だった。










同じ頃、知人からの紹介で大阪のアングラーを紹介して頂いた。


大阪湾をメインに活躍している関川氏だ。


氏との協力で、バイブレーションに使い易いロッドを模索し始める。











初めはSW88MLMとSW97MLを中心に釣りをしてもらい、


長さと硬さを決める事から始めた。


遠投性と操作性を両立するには9ft前後が良い。


硬さと張りはSW88MLMと同じか少し上、


アクションはSW97MLが理想という結果になる。


あくまでイメージでしか無かったが、9'2"ftが理想と感じていた。


SW97MLをベースに長さを短く、


アクションを硬くしたファーストサンプルの製作に取りかかる。


出来上がったサンプルを持って試投を行った。










テストタックル


ロッド:SW92M 試作


リール:D社3000番  S社4000番


ライン:PE0.8〜1.2号


リーダー:16〜25lb


ルアー:バイブレーションプラグ 15〜30g


            ミノープラグ 7〜14cm 9〜22g


            大型プラグ 14〜20cm 20〜40g


この時、初回の出来としてかなりの完成度を感じていた。


後日、関川氏と一緒に試投をしたところ、


同じように完成度の高さを感じている。
















氏にサンプルを渡し、暫くテストしていった。


返ってきた答えは完成度が高く、


どこを修正して良いか分からない…という結果となった。


唯一気になるという点で、ファイト中ロッドが曲がった際の


ベンディングカーブに対するガイド位置くらいだった。


ガイドの位置を若干修正したサンプルを作り、


再度テストに取り掛かったが、結果として初回サンプルが良いと言う。














正直なところ、1発で合格点が出るとは思わなかった。


その後もテストしていったが、文句の付ける所がなかった。


先日の大阪フィッシングショーにて関川氏との意見を交わし、


今回のテストロッドに最終決定を出すことにした。


『初回試作品にて完成』


シリーズ中、最速でOKを出せたモデルだった。










さて、使用感を紹介していこう。


タックルのバランスは、上記のテストタックルが理想だ。


バイブレーション系プラグと全般的に相性が高く、


20g前後のルアーを使うのがベストに感じている。


また、大きめのプラグとも相性が高い。


例を挙げるならT社のBKF140や、H社のペニーサックなど、


ボリュームがあるルアーを扱いたいときにも活躍する。


このクラスのルアーなら、


キャストでは躊躇なく振り切ることが可能だ。


抵抗の強いルアーに合わせているため、


ティップには適度な張りを持たせてあり、


スピンテール系のルアーをリフト&フォールさせる事や、


沖でナブラが起きたときに30〜40程のメタルジグを使うことも出来る。


反面、ティップが硬いので


軽いプラグや抵抗が少ないモノは扱い難く、


テンションをあまり掛けないような釣りには慣れが必要だ。










パワーゲームという点で『SW88MLM』との比較をすると、


大雑把に言うならピンポイントはSW88MLMで、遠投ならSW92Mとなる。


バイブレーションなどで広い面を探り、


カキ殻などが点在し一気にポイントから引っぺがす様な


パワーゲームをしたいときはSW92Mが向いていると感じている。


SW88MLMは、喰わせるポイント


(河川の水がヨレる場所や明暗部など)がある程度絞れている状況で


掛けてからロッドを曲げて獲るが理想だ。


キャストフィールは切れよくスパっと投げられる感があり、


ファイト時に曲げ込めば特有のネバリを感じられる。










サブネームのOverambitious ( オーバーアンビシャス ) とは、


野生溢れるといった意を持つ。


まさにSWATシリーズらしい個性を持ったアイテムに仕上がったと思う。


今年夏までにはリリースしたいところ。ご期待ください。































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新生ヴォルテックス Renewal Hard RockFish Rods



『ロックアイ・ヴォルテックス』がリニューアルとなった。


今作で三代目。


より個性豊かなアイテム郡を目指して開発を行った次第だ。


その開発過程をお伝えしたい。











話は3年程前から始まる。


宮城県石巻市で、ロックフィッシュの


トーナメントについて伺っていた。


お相手は桜鱒のロッドに携わって頂いている佐藤雄一氏だ。


氏はトーナメントの会長と選手を兼任している。


近年の傾向として『遠投』で


誰も探っていないポイントを狙うのがセオリーとの事だった。


それも7'〜7'6"ftが主流だった当時にして、


9'6"のシーバスロッドを使うという。


感度と操作性を考えるとエギングロッドが理想ともいう。


察しの良い方だと分かっかもしれないが、


弊社エギングの最長ロングロッド、


BRIGADE Grace GC96MHをベースにテストが始まった。


これは後に RV91S-H となっていく。










また別の方からも宮城県仙台市で話を伺っている。


お相手は遊漁船『魚心』の伊藤氏だ。


こちらはボートからのロッドについてだ。


オフショアの利点は断崖絶壁なエリアや、


沖に点在するポイントなど、


ショアから狙えない場所を探れることにある。


遠投性能よりは、船上での取り回しや、


感度を重視したいとの事だった。


いくらオフショアのポイントであっても、


近年の人気で魚へのプレッシャーは少なくない。


ショートバイトに対応するため、


瞬間的なフッキングが可能な性能が欲しいともいう。


そして答えはバスロッドへ行き着く。


操作性、感度、パワーの観点から


MagnaImpact MI71B-HHが理想に近かった。


このロッドをベースにロッドを開発が始めることにした。


これは後に RV71B-HH へ繋がる。










2年前に話は変わる。


富山県で話を伺っていた際に、


もっとライトなモデルが欲しいと言われていた。


話のお相手は根魚向けの開発で付き合いが長い蔵野氏。


港湾エリアなど手軽に遊ぶロッドを提案したいとの事だった。


軽量なテキサスリグやジグヘッドリグを扱いやすく、


いざ魚がカバーに逃げ込んでも


強引に対応できるパワーも欲しいという。


流石にイメージに近似するロッドが無く、


全く無からの開発を初めた機種になった。


これは後の RV76S-ML となる。













Fuji社にて新形のリールシートや、


小口径のガイドサイズが発表になり、


ロッドを進化する要素は増えるばかり。


とりあえず前作と同じブランクに、


新形のパーツを組み込んでみた。


小口径のガイドにする事により、


モーメントが改善され持ち重り感(穂先が重い感じ)が少なく、


グリップも細身に出来たことで軽量化に成功できた。


















開発は次の段階に移る。


旧モデルの見直しだ。


時代は進んでも定番の長さはあり、


7'6"前後のレングスでバーサタイルな機種は欲しかった。


前作より選んだのはRV78BC-HとRV78SP-Hの2機種。


ベイトタイプのRV78BC-Hは、


1oz前後のリグを扱いやすくするため、


パワーを1ランク上げ、RV78B-HH となった。


スピニングの RV78SP-H 、アクションはそのままに、


ガイドとグリップを変えモーメントを改善。


RV78S-H となって生まれ変わった。
















2015年4月末頃リリース予定。


次回は機種別に詳細をお伝えしたい。



























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ライトコアがリニューアル! POWERMASTER LightCore Renewal!




問い合わせは多かった。



そろそろNewModelが出るのでは?と。




















ずっと沈黙していたが、



やっとここで公開できる。



POWERMASTER LightCore


パワーマスター ライトコア




2015年春にフルモデルチェンジ。





























手軽にショアジギングを楽しめる様に



ブランクからパーツに至るまで色々と吟味し



納得のいくロッドに仕上がった。






































発表するアイテムは5機種。



比較的ライトな部類として



PML96M ・ PML100M



どちらも40g程度のジグに焦点を当てた。



シーバスロッド感覚で、



ショアからのライトなショアジギングを楽しめる。



1〜2kg程度の回遊魚がターゲットだ。





















PML96MH ・ PML100MH



60g程度のジグに焦点を当ててあり、



中型までの青物がターゲット。



前作では無かった10ftクラスのMHパワー。



ゲームの幅がより広がるアイテムだ。






















PML110MH



60g程度のジグと相性がよく、



遠投を考えるならこのアイテム。



足場の高いところや地磯など、



一歩後ろから狙えるので安全面にも良い。





















前作との違いを紹介しよう。



ブランクのアクションは、



前作の調子を引き継ぎ、



ミディアム(M)はレギュラー。



ミディアムヘビー(MH)はレギュラーファーストと



硬さによってアクションを変化させている。



表面をアンサンドにすることにより、



よりシャープなブランクに仕上がっている。



ガイドは全て、ステンレスKガイド。



ガイドのシステムは前作と同じだ。



グリップは大幅に変更してあり、



リアグリップが長めにし



遠投性を重視した設定とした。



店頭には来年の3月頃には並びだす予定だ。



スペック等、詳細については



カタログの完成までご期待頂きたい。
























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シーバス向けベイトタックル( ライン選択編)




以前、リールの選択について書きました。



→シーバス向けベイトタックル(リール選択編)











今回は、もっとマニアックに



道具を考えたことを書いてみようと思います。



私の主観で書いてますので、



参考程度に読んで頂ければ幸いです。





















近年のシーバスタックルは、



十中八九の割合でPEラインを使われる方が多いことでしょう。



しかし、



ベイトタックルを使うと選択脈に広がりが出来てきます。



ラインの選択によって、釣りに自由度が増えてくるのです。




















PEとナイロン、フロロカーボン(以下フロロ)の3種を



使い分けるとそれぞれのスタイルが見えてきます。



スワット2機種を例に挙げて説明しましょう。





















SW83LML-BC の場合、港湾エリアの出番が多くなります。



様々なルアーを使い分けることも多く、PEラインの出番が多くなります。



変化に柔軟に対応し、感度の面から潮流の変化を捉えやすいからです。



これはスピニングタイプでも同じ事が言えます。



なので、使うシステムはスピニングに近いラインを選んでいます。



しかし、細過ぎるラインはスプール内でラインが食い込むこともあり



トラブルの元になる場合があります。



私はPEの1号以上を使うようにしています。





















それなら全てPEだけで補えると考えてしまいます。



PEの場合、比重の関係から浮力が発生し、



水へ馴染み方に差が現れてきます。



塩分濃度によって若干の違いが出ますが、



比重が高いフロロの方が水への馴染み方が良く、



一定のレンジ狙いやすくなるのです。



気水域でサスペンド気味にルアーを使いたい場合には、



フロロラインを使うのも一理有りですね。



PEの種類によっては馴染み易いのもある様ですが、



まだ語れるほどの経験が足りない状況です。



開発の際にお世話になっているK氏は、



理由があってフロロを使う事もあるようです。



この事については、もう少し検証してみます。























また、ベイトタックルの場合、



スピニングリールではライントラブルが発生し易い



太めのフロロラインでも使いやすくなります。



それはナイロンでも言えます。



ナイロンの場合、フロロに比べ浮力が高いことを利用し、



トップウォーターでの使用が多くなります。



私の地元の気水域の湖では、



トップウォーターが活躍する時にはナイロンを使っています。



その際はリーダーを結ばず、



14〜16ポンドをルアーに直結して使っています。



PEだとラインが逆に浮きすぎて、



風に煽られてルアーが水面を滑ってしまうことがあります。



ナイロンだと水面直下に留まり易く、風の影響を軽減するわけです。





















SW88H-BC に目を移します。



このロッドの場合、重く大きなルアーを使いやすく、



強力なドラッグを掛ける事に特化しています。



ラインの特性から、細く強いことから PEが有効と言えます。



大体はPEの出番が多くなるのですが、



先述の比重の違いからレンジを変えることに出番が出てくるのです。



狡猾なターゲットほど、



補食し易い場所に着き最低限の体力で餌を捕ります。



そういったターゲットは大型の場合が多く、



レンジが合わないとバイトが取れない訳です。



シンキングのルアーを流し込み、



バイトを得るにはフロロの選択も有りになるのです。



ロッドの強さから16ポンド以上が望ましくなります。



しかし、太いラインは水の抵抗が大きく、



ゴワツキが強いのでキャストも馴れが必要です。



ナイロンはどうなのか。



もちろんトップウォーターが良いでしょう。



表層に浮いた餌を補食しているシーズンには、



トップで狙うことが面白く、且つ刺激的なゲームが楽しめるからです。



ビックプラグ(2oz程度)を使う時は、



20〜25ポンドクラスのナイロンの出番が多いですね。
























ラインについては、この程度の基準で選んでいます。



大雑把な性格なので、もう少し追求出来る余地は有ると思います。



その辺りは、アングラーの皆様にお任せです。



これが一番相性が良いライン…と言ってしまうと、



遊びの部分が狭まってしまうと思うのです。



基準値(ラインの強度≒ポンド)さえ守って頂ければ、



自由な発想で遊んで頂くのが一番ですね。












Staff : Funaki











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シーバス向けベイトタックル(リール選択編)




一昨年の秋に書いたログから、



だいぶ月日がたってしまいました。










シーバスで、ベイトタックル


http://blog.tenryu-magna.com/?eid=132



























色々と検証してきました。



ショアからのキャスティングを前提として、



私なりのリール選びについて書いてみたいと思います。



偏った内容かもしれませんので、



遊び方の参考までに読んでください。







































選ぶ基準を羅列してみます。










・ラインのキャパシティ



・スプールの違い



・ブレーキの種類



・ロッドとのバランス(自重)



・ハンドルの違い












大雑把に分けると以上の様な基準で選んでいます。



とりあえず1つずつ解説します。


















遠投が重要視される場合が多く、



ラインは最低でも



150mは常に巻かれているのが理想と言えます。



100mでも良いのですが、



万が一トラブルでラインを切ることを考えると、



ユトリが欲しいところです。



近年、フィネス系のリールが台頭してきました。



フィネス系特有のシャロースプールの場合、



キャスト時の立ち上がり(初速の回転)は良いですが、



キャパシティが足りなく感じます。



一般的なシーバス向けルアーを見ると、



総じて10〜20gの内が多いので、



初速など無視しても充分な飛距離は得られます。



また、スプールの形状や素材によって、



強めのドラッグ(負荷)を掛けると



変形してしまう恐れがあるモノも有ります。



何か特別なルアーを使わない限りは、



フィネス系のリールは出番は少ないでしょう。

























ブレーキは好みの差が大きく出ます。



私は遠心力ブレーキに傾向するクセがあり、



細やかなセッティングを楽しんでいる訳です。



近年のマグネットや電子ブレーキは、



目を見張る域に達していますね。



マニュアル感なのか、オートマ感にするか、



どちらでも良いと思います。
























一番お問い合わせで多いのが、



どのサイズのリールが良いのか?…ということです。



各社より様々なリールがあります。



スワット を例にあげてバランスを整えますと、



自重200〜250gのリールが、



気持ち良く使えるバランスです。



200g以下の軽量なタイプですと、



8ftを越えるロッドにはモーメントが崩れ、



ややフロントヘビーに感じられます。



SW83LML-BC だと200g程度では



差を感じられないですが、



SW88H-BC になると顕著になってきます。



そういった場合、やや重めのリールの方が



バランスの良さを感じられるでしょう。



機種名までは記載しませんが、



ご自分にあったサイズを選んでみて下さい。



















ハンドルの位置(左か右)どちらを選んでも良いと思います。



渓流ベイトタックルの項で、



巻きだしまでのタイムラグを気にしていました。



しかし、シーバスフィッシングにおいて、



着水後すぐに、アクションを開始することは稀だと思います。



キャスト後、ロッドを持ち変えるまでの



ユトリは充分にあると思われますので、



左右どちらのハンドルを選んでも良いでしょう。



私の場合、右利きで右手でキャストをします。



港湾エリアでは手返しを重要視して、



左巻きを選ぶことが多くなります。



抵抗が強いルアーやターゲットが大きい場合、



巻き上げ力を重視して右巻きを選んでいます。


































また、ハンドルの長さは気にすると良いです。



初めショートタイプを愛用していたのですが、



巻き心地において抵抗が強すぎるのです。



テコの原理を考えるとワイドタイプの方が、



巻き取りがスムースと言えました。



また、普段使われているスピニングタックルと



同じ巻き取りスピードを選ぶことが良いです。



ハンドル1回転において、何センチ巻けるのか?




スプールに巻かれているラインの量によって、



若干の差は出ますが、基準を抑えておくだけでも



充分ですので、ちょっと気に掛けてみて下さい。

























さて、



何となく使いやすいリールが見えてきたと思います。



次回は、



もっとマニアックな使い方をご紹介できればと思います。


















Staff : Funaki





























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SW83LML-BC インプレッション




テストを依頼していた 倉永氏 のレポートより、



一部を抜粋してご紹介します。



















使用タックル


ロッド : SWAT SW83LML-BC (試作)


リール : アブ レボLT(ベアリング・マグネット変更)


ライン : クレハ 完全シーバスPE1.5号


リーダー : フロロ 25LB


ルアー : タイドミノーSR105  15g(ミノー・リップ有)


     バックファイヤー 7.5g(ポッパー)













キャスト測定



日中にキャスト測定を行いました。



広場でタイドミノーとバックファイヤーと



各5回程キャストしております。



キャスト時は無風。



夜間を想定して少しだけブレーキを強めに設定しています。



(端数切捨て)

























インプレッション



ロッドを振った感じとしては、



軽い!という印象を受けました。



リールをセットするとセンターバランスがさらにとれて



持ち重りを全く感じませんでした。



実際のキャストではベリー部分にしっかり



ルアーウエイトをのせてキャストすることができて



振り抜く際に余裕を感じました。



非常に投げやすい。



グリップ形状もシートが薄いこともあり



パーミングしやすかったです。


















一般的な河川中心のシーバスルアー(12〜24g)を



メインに扱う事を考慮すると、



83というレングスと硬すぎず柔すぎない



柔軟なベリーが非常にマッチしていると思います。



飛距離も出てキャストフィーリングは抜群に良かったです。



中流域から河口でのシーバスゲームでは



最高のパフォーマンスを発揮すると思います。

















しかしベイトタックルの場合、



スピニングタックルよりも取り回しが効かないこともあり、



河川上流でのシーバスゲームやチニングなどでは



83(6〜30g)というスペックが、



ややオーバータックルに感じました。




どこにメインを持ってくるかという事のような気がします。


















実 釣



6月12日(河川上流でナイトゲーム)



6月15日(河川上流でデイゲーム)



6月22日(中流でナイトゲーム)の3回、



実釣行を行いました。



様々なルアーをキャストしましたが、



20g程度のプラグが最も投げやすかったように思います。



ガイド絡みなどのトラブルもなく、



ベイトでのリバーシーバスゲームを堪能しました。



















釣果としては40クラスのシーバス1匹、



30cm程度のキビレチヌ1匹、



ウグイ1匹と話にならない釣果で



やり取りについて書ける状況ではないのですが



フッキングからランディングまでしっかりと



ティップからベリーが追随していました。



ベンディングカーブもベイトタックルとしては



理想的ではないかと感じました。



たいしたファイトはしていませんが



不安要素は全くありませんでした。



次は大型をかけて



多少強引なやり取りをしてみたいと考えております。



倉永 

























…後日、写真が届きました。



 

 














 

 

 

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シーバス・ベイトタックル NEWアイテム



























SWAT SW83LML-BC(Tidal Walker)










既に弊社HPをチェックしていた方ならお気づきでしょう。



スワットのベイトタイプに追加があります。



告知もしていなかったのですが、



いつ発売になるのか、問い合わせを沢山頂いています。



シーバスのベイトタイプを求める方が増え、



マスタープランのベイトタイプは、



気づいたら売り切れ状態。



(スミマセン在庫切らさないように努力致します)




SW83LML-BC は、



12月初旬には店頭に並ぶと思います。




















このアイテムは既存の SW83LML のブランクを使い、



ベイト仕様にチューンした機種になります。



求めたのは、『徹底したアキュラシー性能』。



橋脚・バース・岸壁際・杭などタイトに攻めたい際、



ギリギリのキャストを求められます。



スピニングよりも慣れも必要ですが、



スプールの回転で距離をコントロールし易いので、



こういった場所で威力を発揮します。



















ブラックバスのタックルに例えると、



強引なファイトが可能という点以外に、



ピンスポットへのキャストに向くという点で、



市場にはベイトタックルが多い理由となるでしょう。



















さて、気になるのは他の機種との違い。



旧スワットSW82ML-BC



マスタープランMP86ML-BC との比較をしましょう。



SW82ML-BCMP86ML-BC 両機種に言えるのは、



ティップの先端まで緩やかに曲がる、



レギュラーテーパーのアクションになります。



SW82ML-BC の方が、若干張りが強く、



やや抵抗の強めのプラグや、



テールスピン等に向いていました。



MP86ML-BC は、ロッド全体にしなりが有り、



『ノリ』を重視する方に向いた機種です。


















SW83LML-BC は、レギュラーファーストとなり、



パワーを半ランク下げたことで、



2機種と比べると繊細に感じられると思います。



ティップの『しなり』を活かせ、



2機種に比べると細かなコントロール性能が



アップしています。



反面、パワーを落としている分、



大型プラグ等への対応は落ちます。



もしビックプラグ(1oz以上)を使うなら、



SW88H-BC(Limit Breaker) をお勧めします。


















さて次回は、実釣でのレポートを紹介します。






→ SW83LML-BC インプレッション













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マグナムの称号 続




前回にシリーズの説明を致しました。



まだの方はコチラ





  『マグナムの称号』





















今回は、ルナキア・マグナムの詳細を



明かしていこうと思います。



『マグナム』 のシリーズコンセプトとして、






ライト系マッスルロッドと定義しました。






ライトタックルでも大物と対峙できる…という事です。



大物のサイズは個人差があります。



基準として メバルなら30センチクラス とし、



シーバスだったら50センチクラス



チヌなら40センチクラスまでなら、



余裕を持った強さに仕上げています。





















それを可能としたのは、新設計のブランクにあります。



スムースな弧を描き曲がるアクションが力を分散させ



細いラインでも余裕を持ったやり取りを可能にするのです。



こういったアクションのブランクを作ると一様に



太くダルい物になりがちですが、



ソニックを作ってきた経験から



シャープで軽量に仕上げることが出来たのです。



勿論、ティップは マグナフレックス製法 を採用。



持った感はシャキっとしながら、



ジワ〜っと入るソフトなアクションです。



今作は3機種が初めに登場します。



それぞれにコンセプトを持たせてあり、



フィッシングスタイルに合わせて選べるように設計しました。



各機種を詳細しましょう。




















LKM74M



1グラムのジグヘッド単体を使うことを基準として設定しました。



いわゆるタダ巻きでアタリを拾うスタイルに合わせています。



3機種のうち、一番感度を求めたモデルです。



リトリーブ中に起こる、



「コツッ?」  「フッ?」  「フワァ?」  といった、



前アタリと呼ばれる違和感を感じ取り、



反転して根に潜られる前に



掛けていく事が可能になります。



ソニックの場合、フォールの感度を求めましたが、



このアイテムは、リトリーブ中のティップが若干入った



(潮の抵抗を受けティップが曲がる状態の)



感度とノリが良いと言えます。


















LKM78M



小型のミノーと、ジグヘッド単体との汎用性を高め、



効率よくラン&ガンすることが得意なモデルです。



テトラ周辺、ゴロタ場、潮通しの良い小磯など、



良い個体ほど一級ポイントに付きやすいわけですが、



活性が高いと小さい個体も多くなります。



そこでハードベイトなど、強めのルアーを入れ



大型の個体だけを絞っていくわけです。



そんな際に活躍するアイテムです。



しかし、良いポイントほど、



番狂わせ的なターゲットが出ることも多く、



思わぬ大物にも対処出来るパワーを欲しくなります。



そこで、少々強めのパワーを持たせました。


















LKM82M



基本的なコンセプトは、LKM78Mと同じですが、



ちょい長めが欲しくなる状況で活躍します。



沖のシモリをロングキャストで狙ったり、



潮に合わせてドリフトさせたり、



レングスを活かした釣りに対応します。



3機種のうち、一番トルクフルな機種となり、



ロッド全体のアクションを活かしきれば、



想像以上のサイズとのファイトが可能です。



無茶なファイトはオススメしませんが、



ライトタックルゲームとして、



面白い可能性を秘めたアイテムに仕上がっています。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、強さを見て頂ければと思います。



写真のロッドは、LKM78Mです。











以下の写真は、決して保障出来ない行為です。


非常に危険ですので、真似はしないよう


宜しくお願いします。















500g負荷













1kg負荷














1.5kg負荷











メバルロッドとしては過剰なバットパワーです…。



ぜひ体感してみてください。















 

 

 

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マグナムの称号









ルナキア・マグナム













今年のカタログに載せて半年経ってしまいました…。



スミマセン、長らくお待たせしました、



これより準じ発売していきます。



今回は、ルナキアシリーズを語るうえで、



その発端となった初代から話を始めます。



















初代ルナキア のコンセプトは、



チューブラーティップを持ち、軽量で高感度で



適度に張りを持たせたメバルロッドでした。



発売されたのは、ソリッドティップが全盛だった頃。



メバルロッドにおいて、感度を求めるなら



チューブラーが良いと広まる直前ごろです。



また、アクションも乗せるイメージが強く、



比較的ソフトなロッドが多いなか、



バスロッドに近い張りを持たせていました。



積極的にアタリが有ったら掛けていく



攻めのスタイル向けのシリーズでした。



時代は同じくして、



ルナキアと同じアクションのモノが増えていきました。



(どうしても流行している時は同じ様なモノが増えます)















初代 ルナキア













この初代には副産物的なモノがありました。



それは想定外のバットパワーでした。



一部の愛好家から、メバルだけに留まらず、



様々なターゲットを狙って楽しんでいると



連絡を頂くようになったのです。



メバルを楽しんでいる方なら、



一度はシーバスやチヌなど



予期せぬ大物が掛かってしまうことは有るかと思います。



それを逆手に取って、ライトタックルで遊ぼうとしたのです。



少なからず私も楽しんでいるクチで、



シーバスやチヌ、メッキ、カマス、タチウオなど



幅広く使っていました。



(※初代は、同じ使い方をしても保障できません…)。










































さて、今作の マグナム は初代の血統を色濃く引き継ぎ、



さらに昇華しています。



ソニック は、感度を優先して造りました。



それは、アジングを代表する速掛け に対応してのことです。



対して マグナム は、軽量で高感度という点では同じですが、



ブランクのパワーを強く設定しました。



















前述のメバルだけでなく、



それ以外のターゲットにも着目し、



状況に応じて様々な遊び方を可能にします。



ソニック ほどの張りは無いテイストで、



ティップの固さだけなら初代と同等です。



しかし、軽量になっている分、感度が高くできています。



そして、 『しなやか』 なアクションに仕上げましました。




















メバル向けのルアーは往々にして



ステディリトリーブを目的に作られていることが多いわけです。



張りが強すぎると、アタリを『弾く』ことが頻発します。



従って、ティップは ソニック よりソフトに設定しました。


















ちょいと長く書きすぎました、



各機種の紹介は次回としましょう。



















 

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