Rayz Spectra  RZS772S-MH (Mikija)

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【Mikija ミキージャ】

初代スペクトラRZS77MMHにてサブネームに使用した名前が”Mikija ミキージャ”であり、カムチャッカ地方に生息する虹鱒の原種の名前が由来だ。

野性味溢れる鱒族や鮭族がターゲットにしたコンセプトのもと、国内外で鍛えあげてきたモデルでもあった。

今作は、ミキージャの系譜を引き継ぎながら、よりスパルタンなモデルに仕上げてみたつもりだ。

スパルタンと書くと硬いロッドを連想させるが、けっして硬いだけのロッドでは無く、遠投力よりも捕獲能力を重視したロッドに仕上げてあり、曲げて捕ることを意識したアクションであるのが特徴だ。

しっかりとフッキングさせ、思い切り曲げてファイトして貰いたい、その為の調子であり硬さでもあり、グリップやガイド設定でもあることを紹介していきたいと思う。

【ターゲット】

国内であれば中・大規模河川でのサクラマス、ニジマス、イワナ属、ブラウン等があげられる。

海外も合わせると、ピンクサーモン、シルバーサーモン等も加わってくるため、ラインクラス14lb以内で狙えるターゲットが幅広いのも特徴だ。

フィールド状況によってイトウも狙えなくも無いが、ロッドの強度とラインやリールのドラグ値を適切に扱えるアングラーに使用して欲しい。

【前作との違い】

①僅かに張り感を抑え、一瞬の間を捉えられるアクション

ブランクの張り感を強めると操作性は高まるが、金属的に伝わるバイトはアングラーだけでなく魚にも違和感は大きくなると考えている。

前作では、バイトは有るのにフッキングしない『弾く』といった経験をした方も少なくないはずだ。

そこで、高弾性の素材を使いながら操作性を落とさず、バイトからフッキングに移る際にベリー・バット部が若干早く曲がり出す様に仕上げた。

そうする事によって、違和感を覚えて魚が口を広げて反転しても、一瞬ではあるがフックが口付近に留まりやすくなる。

そしてフックを反転した際に、魚体の重みと水圧も利用してカンヌキにフッキングさせようという魂胆であり、

擬音となるが『コンッ!グググ〜』といった具合でヒットさせてフックアップさせたい訳だ。

②リアグリップの延長化

今作は、前作に比べて15mmリアグリップを伸ばしている。

同シリーズ内では、グリップをショート化する機種が多い中、このモデルは延長する考えでいた。

目的は大型魚とのファイトを重視してのことで、グリップエンドをしっかりと腕や脇の下に当ててロッドを曲げたかったからだ。

あまり長いと取り回しの面で煩わしさが伴うため、これが許せる範囲で精一杯長くしたつもりで、RZS872S-Hよりも10mm長いという点でも拘った長さであるのが感じて貰えるはすだ。

③ガイドの大口径・足高化

糸抜け感の向上を図って、前作よりも大口径のガイドを選択し配置。

ロングリーダーのシステムにも対応出来るし、モノフィラメント(ナイロン)のラインの使用にも向いてくる。

前作を紹介する際に言及したが、硬いロッドと伸びないラインを使うほど魚は暴れやすくなる。

リールのドラグを使うと、その時はラインブレイクを逃れられるが、倒木や岩などにラインを巻かれる場合も出てくる。

ヒットさせたら極力ラインを出さず、その場で魚をいなし体力を削るには適度に伸びるナイロンのメインラインや、PEライン&ロングリーダーを利用するのも適切な場合もある。

ナイロンのメインラインや、ロングリーダーには短所もあり、PEライン&ショートリーダーに慣れた方には、感度やダイレクト感が薄れるため、アタリの無い時間では余程の自信が無ければ不安になってしまう事も有るだろう。

長所短所を知った上で、適切なラインシステムを選んでいただきたい。

【タックルバランス】

ターゲットやフィールドによって、タックルバランスは変化する。その一例を紹介しよう。

サクラマス(障害物少なめ)

Reel : 推奨サイズ S社C3000番 , D社LT3000番

Line : PE0.8〜1.0号

Leader : Nylon 12〜14lb

Lure : ミノープラグ 7~11cm(7~14g)、スプーン・メタルジグ 7~20g

ニジマス・アメマス(障害物多め)

Reel : 推奨サイズ S社3000〜4000番 , D社LT3000番〜LT4000

Line : PE0.8〜1.2号 or Nylon8〜12lb

Leader : Nylon 14〜20lb

Lure : ミノープラグ 7~11cm(7~14g)、スプーン・メタルジグ 7~20g

【夢と希望は大きく】

国内でトロフィー級の魚を釣るのは、年々厳しさを増すばかりではあるが、フィールドという舞台にチャレンジしなくては何も訪れてはくれない。

そうしたチャレンジ心に火をつけてくれるタックルも重要だ。

ワイルドなトラウトと一戦を交えることを想定して、ミキージャという選択を増やしてみて欲しい。

Staff Funaki

Rayz Spectra RZS772S-MH Mikija

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