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ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

タイラバタクティス Vol.19

【レッドフリップ早掛けモデル開発秘話】


ご存じ無い方も居られると思いますので簡単に説明しますと、


真鯛向けロッドのレッドフリップの中に、


タイラバ『早掛け』向けとしてRF5111B-MLRF5111B-M瓩裡乙ー錣あります。


この2本のロッドは、タイラバの釣り方に大きな革命を起こしました。


今回は、早掛け向けモデルを開発するキッカケを書いていこうと思います。

 


私のメインフィールドは瀬戸内海の備讃瀬戸周辺です。


簡単に言えば瀬戸大橋周辺の浅いエリアですね。


干満の差が大きく潮の流れが速く、そして流れが複雑です。


そして遊漁船の大半が真鯛狙いの船で、ハイシーズンの週末ともなると


遊漁船とプレジャーボートが入り混じって大船団になっています。


それが故に鯛に掛かるプレッシャーも大きく、


非常に繊細なタイラバゲームがおこなわれています。


大型の真鯛は出にくいですが、


刻々と変わるパターンを読みながら数釣りを楽しむのが瀬戸内流です。

 


このエリアでは早くからタイラバで、


「掛け」を意識している船長や釣人も多く、私も地元の遊漁船の船長や


タイラバ仲間の協力を得て早掛けロッドの開発を始めました。


もちろんタイラバのブームは全国的になりつつあり、


真鯛が釣れていると聞けば西へ東へ飛んで行って早掛けロッドのテストをしました。

 


タイラバの早掛けはシーズンを通して有効という釣りではありません。


捕食をしている餌がベイトフィッシュ(イワシやイカナゴ)の時は特に当たります。


鯛がベイトフィッシュを捕食する場合、


頭付近を一発ガツンと噛んで弱らせてから食べることが多いのです。

 


もちろんタイラバをベイトフィッシュとするならば、


魚の頭はタイラバヘッドで、体はネクタイとなるのです。


タイラバのヘッド付近を最初にガツンと噛むのであれば、


そのガツンに合わせてフッキングをすればきっと鯛が掛かるに違いないと考えました。

 


しかし当時タイラバは「合わせてはいけません」と言われている時代だったので、


思いっきり、しかも早く「掛け」る私のスタイルをみて、


船のキャビンからビックリした船長が飛び出てきて「何やってるの!」


「合わせちゃダメ!」「魚が散る!」とかなり怒られました。


当時テストで乗せて頂いた船長達、


その節は言うことを聞かなくて申し訳ありませんでした。


そんなテストを繰り返し、数年後に完成したのが早掛けモデルの2機種なのです。

 

 

 


発売当時の動画を見た方もいらっしゃると思いますが、


やってみると楽しくてけっこう癖になります。

 

もちろん早掛けが完璧な訳じゃなく、産卵後など活性が低いときは

 

昔ながらの合わせない釣法も有効な時もあるのです。

 

その時に一番のバイトを取れる釣法として、取り入れて貰えれば

 

もう一歩進んだタイラバを楽しめると思いますよ。


スタッフM

 

 

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