Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

Rayz RZ87H (改筆)






本当にお待たせしてしまっている桜鱒ロッド。


Rayzで桜鱒向けのタイプは、シリーズ発売の当初から希望の声は多くあった。


2シーズンに及ぶテストの末、やっと完成出来た今、長いことテストしてきたと思える。

本来なら今年の桜鱒シーズンに間に合わせる予定でいたが、


どうしても納得がいかない部分も有りテスト期間を延長した次第。


その為、この春に待ち望んでいた沢山の方より、たいへん多くのお問い合わせを頂いた。



 

Rayzシリーズを立ち上げる際に、桜鱒向けロッドの案が出ていた。


8ftクラスの本流向けという具合だったと思う。


その頃、石巻市在住の佐藤氏との出会いもあり、テストに協力して頂くことで開発が進んでいく。






草案として、東北エリアの桜鱒向けの機種を考えることになった。


想定されるフィールドとして、北上川・最上川・赤川・雄物川・米代川など


大河川での使用を考えて開発に取り掛かる。


近年のタックル事情として、PEラインの使用とヘビーウェイトルアーへの対応が必須条件。


また、往年の定番ルアーとして9cmのディープダイバーのミノーや、


30g近いスプーンの使用まで要求される。


こういったフィールド条件やタックルの制約を踏まえ、開発に挑むことになった。





 

そこで私たちが求めたのは、細身でピンと張りが有りながら、
ロッド全体でカーブを描き肉厚でトルクフルなブランクだ。


バラシ難さとキャストの飛距離を伸ばすことを考えると、答えはレギュラーテーパーとなる。


勘が良い方なら、エギングロッドを想像する方も多いかもしれない。


全体がパリっと張りがあり、適度に曲がるロッドという面で同じ様なロッドとなる。


しかし、雪代で増水した大河でのファイトと、数少ないバイトを捉える繊細さを求めだすと、


エギング向けのブランクでは役不足であった。


キャスト時には適度に張りがあり、ルアーを操作する時には繊細さを感じ、


ファイト時には粘りを感じさせる必要があるのだ。










当初、8ft前半の長さで作ったサンプルは、代を重ねるごとに長く硬くなり、
最終的に辿り着いたのが 8フィート7インチ ヘビーアクション レギュラーテーパー。


ギュッと細く絞り込まれた筋肉質なブランクで振った感は張りを感じる
が、


曲げ込んでいくと素直に曲がるアクションとなっている。


押しの強い流れの中でも余裕を持って対処できるパワーも持たせた。




 

ブランク設計に時間が掛かったが、ガイド選定も同様に何度もテストを繰り返し、


発売を見込んでいた時期になってもガイドの選定にこだわり抜いた。


これが遅くなった理由だが…。最後まで妥協したく無かった。





 

リング径を小径・多点に配置し、ブランクに干渉しないサイズと、


飛距離を落とさず感度を高める様に考慮した。


小口径のガイドリングを選んでいるため、氷点下の気温ではラインについた水滴が


凍ってしまい目詰まりを起こす場合もある。


しかし、そういった煩わしさを凌駕する高バランスを求め、


あえて大径リングに戻すことは諦めた。





 

スペックは、HP上で表記しているが、使いやすい範囲をお伝えしたい。



メインライン : PE0.8〜1.0号

リーダー : フロロカーボン 12〜14lb

ルアー : ショートリップ・シンキングミノー(10〜18g程)

 
    ロングリップ・フローティングミノー(10g程)

            スプーン(15〜20g程)

            バイブレーション(20g程)






徹底してフィールドで答えをだし、現場で鍛え上げた。

 
発売する時期こそ遅くなってしまったが、


充分に納得のいく仕上がりになっている。


ご期待いただきたい。

























JUGEMテーマ:フィッシング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • にほんブログ村 釣りブログへ

  • にほんブログ村 釣りブログへ
  • GyoNetBlog ランキングバナー