Staff BLOG

ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。

激流のブリを求めて 〜クダコ〜


いよいよ今年も1ヶ月を残すばかり。
 

季節は冬を迎えたが、ある場所は熱を帯びていた。

 


その場所の名は『クダコ』と呼ばれ、
 

広島と愛媛の県境を跨ぐエリアにあり、
 

干満の差から生まれる激流が有名なポイントである。
 

アングラーの間ではジグの墓場とも呼ばれ、
 

絶壁に近い急な瀬と激しく流れる潮流が、
 

少しのミスでジグを葬り去っていく。
 

そんな難しいエリアに大型のブリが付くのだが、
 

今シーズンは例年に比べ好調の様だった。




 

シーズン的には最後に近いある日、
 

一発大物を狙ってチャレンジ出来る時が来る。
 

毎月このエリアに通うK氏からの計らいで、
 

弊社スタッフMと共に挑んでみた。

 
お世話になったのは『怒和島マリン』さん。

 


持ち込んだタックルは、
 

勿論このエリアを想定して作ったロッド
 

用意したジグは200〜350gのロングジグを主体に持ち込んだ。
 

この時期になるとメインベイトとなるのが
 

太刀魚となりロングジグが主力となる。
 

ただし稀にアジなどもベイトとなる場合もあるので、
 

同じウェイトのショートジグも用意したい。




 

当日の潮は小潮。
 

潮流こそ緩い日ではあるが風が強いのが気掛かりであった。
 

まぁ私が釣りに行く日は荒天になることが多いのは周知の事。
 

前日は期待を外さず雨…(笑)
 

夜明け前に雨が止んだのが唯一の救いであった。
 

出港前、
 

港で用意している最中から強風が吹き荒れている。
 

ポイントまでの道中は当然頭から潮を被るような荒れっぷりだ。
 

ビチョビチョになりながらポイントに到着し投入の用意をする。


 

 

潮は動き出して間もなく、とりあえず300gのジグを入れた。
 

水深は50m程から一気に20mまでかけ上がるポイントで、
 

着底を捉えて直ぐに巻き出さないと100%根掛かりする。
 

誘いはスローなワンピッチが主体で、
 

餌となる太刀魚をイミテートするイメージだ。




 

開始直後にK氏にヒット。
 

ナイスサイズのサワラだった。
 

その後、しばらく当たりが遠退いてしまう。
 

若干のポイントを移動し、更に浅場へと移った。


 

ドコからともなく海鳥が船の近くに集まり
 

一目散に海に突っ込んでいく。
 

いきなり目の前で鳥山が発生した。
 

どうやら小型のイワシがベイトの様で、
 

ジグをショートタイプへ変更して狙ってみる。


 




するとスタッフMのロッドが絞り込まれた。
 

根から一気に引き剥がし浮かせると、赤い魚体であった。
 

筋肉質な真鯛。
 

何匹かのイワシを吐き出していた。


 


その後も暫く誘いを掛け続けたが全くアタリが無い。
 

ソナーには魚影は映っているとの事だが、
 

何かスイッチが入らない様子である。
 

魚との根比べだ。
 

淡々とジグを落としシャクリ続けた。




 

何度目だったろうか、
 

船をポイントに入れ直した直後、私のロッドが絞り込まれた。
 

6ozクラスのロッドが、バットから曲がる。
 

リールを巻こうにも、ドラグが滑り巻けない。
 

10kg程に設定したドラグが意味を成していなかった。
 

更に締め込み巻けるだけ巻く。
 

巻かないと絶壁の瀬にラインが擦れ、ブレイクしてしまう訳だ。
 

しかし更なる突っ込みでテンションが抜けてしまった…。
 

フックアウト…私の敗けだ。
 

針先が少し鈍っており、
 

フッキングが甘かったのが原因と考えられた。
 

フックを定期的に確認していなかったのが悔やまれた…。




 

魚は居る。
 

でも簡単には釣れない。
 

だから面白い。
 

また同じ様に淡々とジグを落とした。
 

すると同船した方にヒットした。
 

こちらもロッドがバットから曲がっている。
 

リールを巻けない様子で、
 

一方的にラインを出された後テンションが抜けてしまった。
 





いったい、どれだけのサイズだったのだろうか?
 

数日前には10kgを優に振り切ったブリが上がっている。
 

たぶん同じ位の魚が居るのだろう。
 

それが激流の潮に乗って疾走するのだから…
 

とてつもない引きが予想できるだろう。
 

これだから止められない訳だ。
 





この日はコレだけ。
 

悔しさが残った日であった。
 

フックを確認しておけば…と思うのは後の祭り。
 

タラレバを言い出したら、切りがないのが釣人の性だ。
 

来期の再戦を誓って帰路に着いた。




 

Tackle Date
 
*****************

Reel:Jigger 1500

Line:PE3  &  Leader  60lb

Jig:200g

*****************

Reel:Jigger 2000

Line:PE4  &  Leader  70lb

Jig:300g

*****************

Reel:Jigger 2000

Line:PE4  &  Leader  70lb

Jig:350g
*****************

Wear:AnglersDesign

Angler:Staff M  &  Funaki



 
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