ロッドメーカー天龍(テンリュウ)のブログです。新商品紹介や釣具開発の裏話、釣りコラムなどロッドの特徴を綴っています。
大型連休に、遠征釣行を計画されている方も多いはず。
まだ見ぬ知らないフィールドで、
新しい経験をすると更なる引き出しを得られるはずだ。
Webで調べてみれば、北から南まで色々と遠征釣行の紹介が有るかと思うが、
いざ行ってみようとなると用意しなければならない物が沢山出てくる。
今回は、私達の経験も含めて簡単だが紹介していきたい。
遠征釣行を計画すると、色々やってみたい釣り物が沢山出てくる。
せっかく遠くまで行くのだから、沢山タックルを持っていきたい所だが、
飛行機を利用しようと思うと制限が発生する。
1つ目は、ロッドなど長物の預かり制限だ。
航空会社によって違うが、国内線の場合だと長辺で200cm程度までが
無料で預ける事が出来ることが多い様だ。
先日、中部国際空港から石垣空港まで飛行機を利用した際は、
ANA社では青いケースにロッドを入れてくれるため、
もしハードケースを持っていなくても安心出来る。
当社のロッドであれば、6’6”(ft)の1ピースタイプ(198cm)までなら大丈夫だ。
(数に限りがあるそうなので、出来ればケースに入れていった方が安心)
ただし過去に経験したのは、国内線でも小型飛行機の場合だと、
190cm以内でないとダメだった…という苦い経験もある。
規定より長い物でも預けられる事もあるが、
オーバーチャージ(超過料金)を取られてしまうので注意が必要だ。
試しに私の持っているバズーカ(プラノ社製3段ズームタイプ)では、
スパイク・トラベルをグリップだけを抜きロッドベルトで纏めてみた所、
6本までは収納することが出来た。
2つ目の心配は、重さの制限だ。
大概の場合、無料で預けられる重量は1人/20kgまでとなる。
キャリーケースとロッドケースを持っている場合は、
全ての重量で計算するので、ロッドケースの重量も図っておかないといけない。
荷物で案外重いのがリールだ。
大型のリールとなると、2台で1kgを超えることもあるので注意が必要だ。
八幡浜のM船長からのアドバイスで、リールはリュック等に入れ、
手荷物として持ち込むと預ける荷物を軽減出来るとのことで、
試してみると驚くほどスーツケースが軽くなり、
帰りのお土産を入れる隙間も出来たほどだ(笑)
サブタックルの用意も有ると◎
本命のターゲットが釣れなかった場合でも、何か釣って帰りたい。
そんな時にライトタックル等を持ち込んでおくと、
案外持っていくと楽しめるのがサブタックルだ。
本命がGT狙いであれば、カスミアジなどを狙ったPE2号程度のタックルや、
ジギングで大物を狙うのが本命なら、タイラバタックル等が挙げられる。
意気込んで目的地に着いたのは良いが、
都合よく天候が優れていれば問題無いが、悪天候で釣りが出来ない事も有る。
港や河川で、アジングタックルで小物釣りに興じるのも有りだ。
普段では見られない面白い魚との出会いがあるので、
サブタックルの準備にも力を入れてみても有りだと思う。
遠征の釣旅に出ると、何かしらトラブルは付き物だ。
そんなトラブルさえも旅の面白さとも言える。
忘れ物をすると、よく釣れるというのは釣人あるあるで、
カメラを忘れた…というのは良く聞く話だ(笑)
皆さんの各地で釣れた釣果を、投稿写真で見れるのを楽しみにしたい。
釣竿屋の小言でした。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
そろそろ、スパイク・トラベル がお手元に届いただろうか。
これから遠征を企画している方など、心強い相棒になってくれるはず。
頻繁に行ける所ではないので、一度に沢山のタックルを持ち込み
ロッドも複数本を用意する方が多いのではないだろうか。
今作のスパイク・トラベルでは、パワークラス別に
#1と#2間のジョイント部にカラー違いのスレッドを巻いている。
MHは、シルバー。
Hは、メタリックレッド。
HHは、メタリックブルー。
おそらく複数本のロッドを纏めて入れると思うので、
もしティップとバットがゴチャゴチャになっても一目で判断出来るはずだ。
また、ジョイントが甘く入っていると破損の原因にも繋がるので、
しっかりと入っていることを確認してからご使用頂ければと思う。
ただし、無理に入れ過ぎて固着する場合もあるので、
『使用方法に関する注意事項』をよく読みご使用頂きたい。
案外現場で多いトラブルが、炎天下で釣りを終えて仕舞おうとしても、
ジョイントが外れないケースが多い。
おそらく熱膨張が要因と考えられるので、こういった場合は無理に引き抜こうとせず、
キンキンに冷やしたタオル等を巻きジョイント部を冷やすと素直に外れてくれることも多い。
遠征釣行は色々なトラブルが付き物で、
普段の釣行では考えられないことが起きることも良くある。
トラブルの原因や直し方などを事前に知っておくと現場であたふたせずに済むので、
ぜひ事前にチェックしておく事で遠征釣行が楽しめるはずだ。
Staff Funaki
関連記事
JUGEMテーマ:フィッシング
2018年 新製品での釣果写真を募集致します。
皆さんからの、インプレッションをお聞かせ下さい。
投稿写真ギャラリーにて掲載された方には
『限定タオル(限定ステッカー付き)』をプレゼント致します。
開催期間
2018年6月1日〜12月31日まで
(キャンペーンは終了致しました。)
プレゼント品
『限定タオル』販売予定無し、キャンペーン中のみ 手に入れる事が可能です。
+
★通常・写真投稿の景品、限定ステッカーもプレゼント!
対象製品 ☆2018年 新製品・追加モデルに限ります☆
応募方法
写真投稿と同じ手順となります。(写真は弊社ブログにて掲載されます)
→写真投稿ページを参照のうえ、メールにてご応募下さい。
期間中、何度でも応募可能です。
注意事項
・注意事項は写真投稿と同じとなります。
・写真やコメントは、予告なくウェブサイト・SNS・カタログ等にも
掲載させて頂く場合もございます。予めご了承下さい。
・内容が不適切と弊社が判断した場合、掲載を取りやめることもあります。
・個人情報の取り扱いについて(詳細はコチラ → 天龍Webサイト)
JUGEMテーマ:フィッシング
JUGEMテーマ:フィッシング
Spike Travel 2018年6月リリース予定
オフショアキャスティング向けのスパイクシリーズに、
3ピースのトラベルモデルが追加される。
開発秘話は次回にするとして、今回は機種の説明をしていこう。
今まで遠征釣行では、長く大きなロッドケースを持ち運んでいた。
それでも問題はなかったが、近年の運送業ではサイズ規定が変わり
預けられる荷物のサイズに上限が設けられる様になってきている。
飛行機は、LCCが台頭してきたことで遠征する費用が軽減され、
遠征釣行が身近になったが、やはりココでも荷物のサイズに規制がある。
出来る事なら手荷物として預けられるサイズが望ましく、
オーバーチャージ(過金)を支払わず行きたいものだ。
そこで、遠征向けのロッドを作ろう!となった訳だ。
発表したのは3機種。パワー別に分けるとすると、
MHはブリ〜ヒラマサ。Hはヒラマサ〜GT。HHはGT〜ツナ。
あくまで参考なので、ロッドの強さと体力に合わせたロッドを選ぶのが賢明だ。
SK803S−MH (写真 7.5kgリフト)
日本国内では、ブリ・ヒラマサだけでもキャスティングで楽しめる場所が多く、
都心部から飛行機を乗り継いで離島への遠征などが楽しめる。
ただ…3ピースのロッドで国内で扱い易いモデルは案外少ない。
100g以内のルアーをキャストし易く、
10kg前後のターゲットが楽しめるロッドを求めた。
ラインの設定はPE5号を上限とし、リーダーは120lb位までが抜けるガイドに設定。
60〜80g程のペンシルベイト等を扱い易いアクションとした。
ターゲットは他にも、カスミアジやギンガメアジなどをライトタックルで遊ぶのも面白い。
GTフィッシングの合間に時間に余裕が有るようなら、
こうしたモデルも一本持っていくのも一考だ。
SK803S−H(写真 10kgリフト)
国内・海外どちらでも使いやすい遠征モデルとなっている。
日本の成人男性の標準体系(170cm前後 60〜70kg)に基準を合わせてあり、
大型ヒラマサ狙いからGTに合わせたパワーに設定した。
常用される100〜150g程のダイビングペンシルが扱い易く、
170〜200lbのリーダー(2ヒロ)でも抜け易いガイド設定とした。
PEの太さ表示は参考数値なので、8〜10号でも扱うことは出来るが、
オススメしたいのはPE6号が一番使い勝手が良い。
ただし、ラインの強さがロッドの強度を遥かに上回るので、
ドラッグの調整など自己責任のもとで扱って貰えればと思う。
テストして頂いた船長曰く、国内では近年、GTが釣れ難くなってきており、
反面にキハダマグロの人気が高まってきているらしい。
GT・キハダ両方にも扱い易いパワーに仕上げてあるので、
もし遠征タックルに迷っている様なら、とりあえずこの機種が良いだろう。
SK803S−HH(写真 10kgリフト)
大型GTとツナに対応する為に開発したモデルだ。
Hパワーのモデルより、アクション(調子)は変えずに更にパワーを上げているため、
日本の成人男性が扱える上限に近い強さとなっている。
もしGTなど高負荷でのファイトに対して、経験値が高い方のみにオススメ出来るモデルで、
浅いフィールドで、パワーファイトを強いられる状況で本領を発揮するだろう。
こちらもHと同じく、PE10号でも扱えるガイドバランスとしており、
200lbリーダーでも抜け易い様に設定した。
ルアーは200gまでのダイビングペンシルから、強抵抗のポッパーでも扱いやすく、
テストでは250gのルアーまでは振り切れる強さに仕上げている。
国内や海外遠征でGTを狙うのであれば、Hパワーと合わせて持っていきたいモデルだ。
遠征先でロッドを持ち込んだ際に、
もしかするとティップとバットがゴチャゴチャになってしまう可能性がある。
その見分けとして、ジョイント部の飾り巻きを色違いにしてみた。
MHはシルバー、Hはメタリックレッド、HHはメタリックブルーだ。
デザインを崩さない程度に入れてあるので、もし迷った時に参考にして頂きたい。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング