●釣行3日目
朝起きると容赦なくレイニーブルーな雨が降り続いている。
川を見ると既に濁りが!
昨晩の計画は残念ながら中止になった。
朝一にクリアな支流の注ぐポイントでガリエツは飽きない程度に釣れた。
緩い流れはガリエツが食って来るので流心にラインを送り込み重点的に攻めると
ミキージャが釣れたがサイズは40ぐらいでした、やはりミキージャは流心にいる。
そろそろランチの時間の為、移動しようかと言うとき
同船していたミスターストイックFさんが明らかに60越えのミキージャを掛けた。
リールがドラグ音をあげてラインが猛スピードで出される!
冷静に魚をいなし、いよいよランディングの時
まさかのフックオフ、惜しかった。ドラマ魚だったに違いない。
Fさんもミキージャは流心からアタックして来たと言っていた。
今日もランチは雨が降っていたので船着場の東屋で済ました。
船着場の前は相変わらずクリアな支流の影響で水食は良く
キャストすると1投目でガリエツが食ってきた。
しかも今日の群れは大きいのか全て良型だ。
更に大型の魚を狙う為に大型のフライを投げてみると
63センチの最大サイズが釣れました。
濁りの影響かクリアな支流が注ぎ込んでる所は反応が良かった。
明日は天気が回復してくれると良いのだが、しかし空には厚い雲が覆っている。
●釣行4日目
あっという間の最終日
今日も雨、川は更に濁り増水している。
こうなるとポイント選びはクリアな支流の注いでる場所に限られる。
結局昨日の船着場前のクリアな支流の合流点に到着した。
この支流はいつもクリアだ、明らかに本流の水色は半分半分でくっきり違う。
開始早々に46センチのミキージャが釣れた。
前出ししなくても充分大きい魚を釣りたいものだ。
その後足元をスイングするとネルカ(レッドサーモン)がヒット!
意外としぶとく持久力がある引きを味わえた。
この時Oさんが近くにいてハンドランディングのやり方を教わった。
今日のランチはロッジに戻ってする事に
僕らの釣った魚をスモークしてくれた。
ガリエツも赤身でとっても美味しかった。
とてもこれがオショロコマとは思えない。
昼食後、撮影用にルアーのパックロッドも1本持って来ていた事を忘れてた。
ロッジ前の中洲でミノーをトゥイッチさせると良型のガリエツが掛かった。
この川では少し短いがスリル満点のファイトが味わえた。
午後、ラストポイントでは流心だけ重点的に流してミキージャを狙うもノーフィッシュに終わる。
これで4日間の釣りは全て終了した。
悔いはありません、やりきりましたとまでは言えません。
なぜなら目標のビッグミキージャは掛ける事すら出来なかったから
最後に川で記念写真。
ラストナイトは残ったビールにウオッカを飲んで酔っ払った。
食事をするテーブルの横の特設ダンシングステージで
ガイドやスタッフ達も最後なので皆で飲んで踊りまたまた異文化交流!
言葉は通じなくてもダンシングで何とかなるもんです(笑)
この晩は最高に楽しかった。
翌朝ロッジ出発の時ロッジスタッフと
美味しい料理を有難う、スパシーバ!
ガイドさんたちも含めロッジのスタッフの方々は本当に良くしてくれた。
ロッジの方々とはここでお別れです。
手を振って僕らはボートで上流の船着場に向かった。
見慣れた川を見ながら、もう次は何時来れるかと思うと悲しくなる。
今回目標だったビックミキージャは釣れなかったが
沢山の魚を掛け、ファイトし様々な事も検証できた。
エクスドライブ のポテンシャル、当たりが出るキャスト角、
当たりからフッキングのタイミング、そして魚とのファイト!
魚の多い場所でしか得られない事も沢山経験できた。
それになんと言ってもこの手付かずの原始の川!
堰堤も橋も無く全流域に人も住んでない川って日本にあるだろうか?
(日本の川も素晴らしいです)
どんなに雨が降ろうとツンドラの大地と原生林が水を吸収し蓄え大増水なんてたぶん無いんだろう。
そんな手付かずの川での釣りは今思えば夢の様だった。
国内ではなかなか経験出来ない体験が出来たと思います。
誘ってくれたOさん、ご一緒した最高のメンバーの方々、素晴らしいスタッフに感謝したい。
スパシーバ!、本当に楽しい4日間だった。
船着場に付くと間も無くあのスーパーマシンが僕らを迎えに来た。
これからまた来た長い道程を永遠と戻ります。
ダ スヴィダーニヤ! 原始の川 いつの日かまた!
最終日フライトが夕方で時間があるのでペトロの町(カムチャッカの州都)を観光した。
アバチャ火山 富士山のような形の山がカムチャッカには沢山ある。
久しぶりに沢山の人を見かけ、意外とペトロの町は都会で驚きました。
この町はハバロフスクよりもウラジオストクよりも歴史があり
元々は原住民が住んでいたが17世紀に西洋人がこの地に始めて訪れた様です。
通訳のマリアさんが一生懸命説明していたが睡魔に負けてうる覚えですいません。
またまた長文になってしまいましたがブログに最後までお付き合い頂き有難うございます。
これからも良い釣果が出せるよう経験を積み頑張ります。
TackleData
●Fly Tackle
Rod : Fates ExDrive FED1504#10
Reel : #10 LargeArbor
Line : オーバヘッド … 9mシューティングヘッド(DST#11を9mに加工)フローティング~タイプ4迄
スペイ … アトランティックサーモン #7/8 インタータイプⅡ
Leader : Nylon(4X)
FLY :チューブフライストリーマー ブラック、ブルー、パープル
:ウオディントンストリーマー全長13センチ ピンク/ブラック ブルー/ブラック
:ウェイキングフライ 3センチ~4センチのチューブに巻いたパターン
●Lure Tackle
Rod : Rayz Integral RZI75MLM-4
(今回はフライメインの為、荷物に制限もありパックロッドを用意しました。)
Reel : #3000class
Line : Nylon 12lb
Lure :バスディシュガーミノー80 タックルハウスビットストリーム83
Other : ティップカバー(M) ボートの移動時に重宝しました。
8月といえども雨が降り冷え込むと10℃台になる事も考えられますので
フリースやダウンジャケットも持っていって正解でした。
ウエーダーはネオプレーンまでは必要ありませんが
私はアングラーズデザイン社のハイブリッドウエーダーを着用しました。
Traveler : Staff T
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