こんにちは。フィールドテスターの関川です。
今回は、僕のメインフィールドになります「大阪河川」で、
この水温の低い1月のシーバスを、どう攻略していたのか、
その土台になっている部分をご紹介したいと思います。
一口に「大阪」と言っても、兵庫との県境から和歌山との県境まで、
湾を縁取る様に縦に長いのですが、主に湾奥にある4本の大河川での内容です。
僕はこの時期、中流域での釣りをあまりしなくて、
よりベイトが溜まりやすい上流域、もしくは河口域にエリアを絞っています。
上流域は2月~3月の方が面白くなるので次回にするとして、
今回は少しテクニカルですが、サイズも数も出やすいという河口域とします。
ベイトは底バチとハゼになるので、どうしてもボトムベタベタの超スローな釣りになります。
使用ルアーは、根掛かり回避の為、上向きフックのジクヘッドリグをメインにしています。
流れの速さによってヘッドの重さは変えますが、基本3gー7gです。
この時期の大阪湾で、60cmを超えてくる魚体は、
ほとんどがアフタースポーン初期になりますので、体力を使わない喰い方をしてきます。
ルアーをくわえてもほぼ反転もせず、アタリ的には極々小さいアジングのようなものになります。
ここで一番大事なものというか、これを備えている人とそうでない人との差が、
はっきりと出てしまうものがあります。
それは感度を備えた、バランスの良いタックルという事です。
「感度が良い」というフレーズをよく耳にしますが、
僕がシーバス専門となったこの30年間、色々なロッドと出会ってきましたが、
今のところ SWAT SW92M が一番活躍の場が多くなっています。
このロッドはバットは硬く張りを持たせ、
ベリーはバットからの硬さをカーブを壊さないよう極限まで維持しながら、
しなやかさと粘りを持たせティップをやや入る感じに仕上げました。
このコンセプトと本当の意味での高感度が合わさると、
3gのシグヘッドにソフトベイトというシーバスルアーの中ではかなり軽い方のルアーでも、
ストレスなくキャスト出来、極々小さなパク付き系のアタリも拾えるという結果になっているんです。
(ただし、ある程度のスキルと慣れも必要です)
もともと大型サイズの魚を、河川の急な流れの中から捕る為に作ったロッドなので、
厳寒期とはいえ良いサイズにめぐり会う事が出来た時も、高確率でキャッチ出来ています。
シーバス釣りはなかなか現場に、2本3本とロッドを持ち込む事が出来ない釣りなので、
マルチ的な意味でも、一度触れて頂きたいロッドだと思います。
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