マス・ジギングのイロハ

【マスジギングとは】

東北地方の三陸沖から、北海道の南部にて注目を集めているマスジギング。

ヤマメが降海して育った、いわゆるサクラマスがターゲットです。

サクラマスは河川に遡上して来る魚を狙うのが一般的ですが、

オフショアでのジギングも確立されて来ました。

釣り師ならば一度は狙って見たいターゲットであり憧れの魚です。

 

サクラマスの特徴としては口を含め、体表が柔らかい事が特徴的。

フックアウトの確立が高く、タックルバランスには気を使います。

ジグの操作ですが現在、ジグを飛ばすか飛ばさないかに別れる傾向が有り、

ベイトフィッシュの動向を考えロッド選択するようにしています。

簡単に考えるとベイトがイワシなのか、

メロウド(コウナゴ)なのかに合わせてタックルをセレクトしていきます。

イワシの時はジグを飛ばしアグレッシブに、

メロウドの時はジグの動きを殺しソフトに操作すると釣果に繋がります。

アングラーによって考えは有ると思いますが、そこが釣りの面白さと考えます。

蛇足ですが、あまりライトタックルにし過ぎないのも必要です。

それは稀にキングサーモン(マスノスケ)がヒットしてしまう事があり、

隣の方とオマツリしたり、ラインブレイクしてしまう恐れも有るからです。

そういった事を鑑みたタックルをセレクトをお勧めします。

 

【タックルセレクト】

 ロッド:ライトジギング向けロッド(ホライゾンLJ

     スロー系ジギングロッド(ホライゾン・プログレッシブ or ホライゾンSL

 リール:ベイトタイプ(S社200~300番、D社100~200番)

 ライン:PE 0.8~1.2号

     リーダー フロロカーボン 20~25ポンド(2ヒロ)

 ルアー:メタルジグ 80~200g(重さは船長に聞いて用意します)
 

 

【シリーズ別の選択基準】

ホライゾンLJ

 水深50m以内 ジグウェイト100gまで → HLJ641B-FLL

 水深80m以内 ジグウェイト120gまで → HLJ631B-FL

 水深120m以内 ジグウェイト150gまで → HLJ621B-FML

ホライゾン・プログレッシブ

 水深80m以内 ジグウェイト150gまで → HPG66B-ML

 

 水深120m以内 ジグウェイト200gまで → HPG66B-M

ホライゾンSL

 水深80m以内 ジグウェイト150gまで → HSL66B-ML

 

 水深120m以内 ジグウェイト200gまで → HSL66B-M

【狙い方】

以前に三陸沖に行った際の狙い方を紹介します。

水深60m、船頭指示ダナは30から40m。

底取りは禁止、タラがジグを追いベイトが散る可能性が有るからです。

船中チームワークも必要でタラを釣らないように注意します。

カウンター付きのリールが有利ですが自分は悲しきアナログ人間なので、

ファジーなラインマーキング目視とカウントダウンを駆使しアタック開始。

ベイトはメロウドの様で、ソフトに動かしたいのでホライゾンLJ(HLJ641B-FLL)を選択。

グラストップのマグナフレックス製法を採用してあり、

グラスの乗りの良さとジグの動きを相殺出来る効果に期待出来ます。

ジグは100g ラインはPE1号にリーダーをフロロ20lb(2ヒロ)。

少しオーバー気味のウェイトを選択することでジグの動きを抑えられ、

メロウドの様にニョロニョロとした泳ぎ方に合わせていきます。

ロッド操作はスロー気味のワンピッチジャークが基本。

一定読度に操作する事で潮の微妙な変化が感じやすくなります。

潮を噛んだ瞬間に神経を集中し、今まで違う潮の重さを感じるバイトが出ます。

強力なフッキング…と行きたい所ですが相手は口が弱いので、

リールのハンドルを素早く巻き合わせで対応すると良いと教えられました。

水面下まで抵抗しますし、前述の通りバラシ易いので注意が必要です。

リールのドラグは、800g~1kg程度に設定してあり、

魚が少しでも抵抗するとチチチ…とラインが出ていく様にしています。

銀ピカの魚体が見えたら、素早いタモ入れでランディング成功。

フックを外す手が震える、釣りは良いなと思える瞬間です。

ジグの選択、アクション、タナ取り、潮流変化感知、

フッキング後もバラシの危険性などスキルが求められる釣りです。

潮が早い、水深が深いなどフィールドには色々な顔が有ります。

状況変化に対応する為にもパワーの違うロッドを持ち込むとより効率的と思います。

メソッドもまだまだ有りそうなマスジギング、皆様も可能性をお楽しみ下さい。

スタッフI

 

 

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