2000m級の渓へ

 

 

空梅雨からやっと梅雨らしくなった今日この頃ですが、

 

先週末はスタッフU氏とともに山梨県の野呂川へイワナと戯れに行きました。

 

アプローチとしては、長野県伊那市より南アルプスを横断する「南アルプス林道バス」を利用し、

 

仙丈ケ岳への登山基地である北沢峠を経て野呂川上流部へと入渓するルートをとりました。

 

 

 

 

登山シーズン初期とはいえ多くの登山客とともにバスに揺られ、

 

伊那市の「仙流荘」より50分ほどで北沢峠の地を踏みました。

 

幸いに天候に恵まれ、小鳥たちの天然のBGMを聴きながら徒歩にて山梨県側へと下り、

 

40分ほどで我々には馴染みある南アルプスの反対側を流れる渓に降り立ちました。

 

 

早速入渓しますと日本第2位の高峰である北岳を水源に持つ渓のため、

 

水温は10℃以下とウェットウェーディングには辛い状況でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

私はテストも兼ねてベーシックマスターのプロトを、同行のU氏はRZS51LLを片手にスタートしました。

 

今回持ち込んだテストロッドは7’6”の#3と、

 

癖のないアクションで全国どこの渓流でも使いやすいスタンダードなタイプを使用しました。

 

使用したラインはWF3、リーダーは5X 15ftとティペットが6X 1ヒロと、

 

こちらもまたスタンダードなシステムで挑みました。

 

力むことなく自然体でタイトループを作ることができ、

 

フライラインを少しだけ出したショートキャストや5m以上のロングレンジでも

 

ブランクにラインの重みを感じやすいためストレスなくキャストができます。

 

 

今回はドライフライのみ持参したので、まずは反応を見るために#16のCDCカディスを結び、

 

巻き返しや流れの脇など岩魚が居つくであろうポイントを打っていきました。

 

 

 

釣り始めてすぐに反応があり、さっそくU氏が7寸ほどの岩魚を釣りあげました。

 

 

この辺りは「ヤマトイワナ」の生息域としても有名ですが、

 

今回はお目にかかることは出来ませんでした。

 

(私の定義として白点がなく、腹がオレンジ色のタイプをヤマトイワナと判断しております)

 

 

 

 

随所で反応があり釣れる魚もサイズが良いため引きが強く、非常に楽しむ事ができました。

 

 

しかしやはり低水温のせいか、はたまた人気河川の影響なのかフライには出が悪く、

 

使用するフライ、キャストの距離に気を遣う釣りとなりました。

 

 

ルアーマンのU氏は私では攻めることができない表層以下でコンスタントに釣果を出しており、

 

少しうらやましく思えました...。

 

 

 

 

 

尺以上の魚影も何度も目にし、帰りの時間と寒さを忘れて心行くまで釣りを楽しみました。

 

 

午後2時、バスの時間も考慮し流入する支流からエクストリームな(笑)退渓をし、

 

4時間という短時間の渓遊びを終えました。

 

水温が低いにもかかわらず瀬や流心から出てくる岩魚が多く、

 

標高2000m弱の渓流でも初夏を感じる釣りを堪能することができました。

 

 

アクセスの良さに伴う林道開発やリニア開発関係により人工物が多少目立ちはしますが、

 

いつまでもこういった岩魚たちが遊んでくれる素晴らしい溪であってほしいものです。

 

 

 

 

 

 

Tackle Data

~FlyTackle~

ROD:FatesBasicMaster FBM763-2 (Prototype)

Line:WF3

Leader:5X 15ft

Tipet:6X

Fly:CDC-Caddis、AdamsParachute、ParachuteAnt、etc…

 

 

 

 

~LureTackle~

ROD:Rayz Spectra RZS51LL

Reel:#2000class

Line:Nylon 4lb

Lure:LureStudioYAMATO & etc…

 

Angler : Staff D & Staff U

 

 

 

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