レッドフリップ(RF5101B-ML、RF5101B-UL、RF6102B-MH、RF672S-ML)

レッドフリップ 2022年3月末 発売予定

 

【浅場の勝負ロッドを選ぶ】
春の産卵シーズンから始まり、夏にかけて浅場でタイラバが有効になってくる。
浅場の攻略に向けて、魚の状況や船の流し方に合わせて道具を的確に選びたい。
今回は、浅場(水深50m以内)を想定したロッド選びと、
使い分けの方法を説明していきたいと思う。

【RF5101B-ML/VSK(バーチカル・シャロー・掛け)】
 (推奨設定)
 フィールド:水深50m以内、潮流0~1.2ノット程度、バーチカル(ドテラも可能)
 リール:ベイトタイプ D社(100-200番)S社(200-300番)
 ライン:PE(0.8~1.0号) リーダー:フロロ(3.5~4号)
 タイラバ:バーチカル(45~160g)ドテラ(~200g)

掛けを意識した調子に設定し、浅場での『掛け』を得意としたモデルだ。
活性の高い状況では、積極的にフッキングを入れて掛けていく『早掛け』が有効となる。
ティップは適度に入りながらバットにかけてパリっとした張りを持たせてあるので、鯛が
反転したタイミングでの『反転掛け』にも向いている。
前作よりも感度が上がり水中の状況を今まで以上に感じ取ることが可能となった。
ティップは前作よりも少し柔らかく設定しており、アタリに対して間を取れるのも特徴だ。
この一瞬の間を活用して、その日の有効な掛け方を見極めても面白い。
また、釣りを開始する時はこのモデルを最初に手にする事が多い。
RF5101B-MLは感度が良いため、潮流や魚の活性などをサーチすることを意識しての事で、
もし活性が悪く感じられるのであればRF5101B-ULに変えて『乗せ』に切り替える。
そういった意味で、手始めの一手として必要なモデルとして位置付けている。
もし想定以上に潮流が速い状況や、50mよりも深い場所であれば、
RF642B-M/VDKの方がフッキングパワーが上となる事を覚えておいて欲しい。

【RF5101B-UL/VSN(バーチカル・シャロー・乗せ)】
 (推奨設定)
 フィールド:水深50m以内、潮流0~1.2ノット程度、バーチカル(ドテラも可能)
 リール:ベイトタイプ D社(100-200番)S社(200-300番)
 ライン:PE(0.6~0.8号) リーダー:フロロ(2.5~3.5号)
 タイラバ:バーチカル(30~100g)ドテラ(~150g)

チューブラー状のブランクでありながらここまで柔らかい調子に作れたのは、
マグナフレックス製法によるところが大きい。
このモデルは『乗せ』を意識した調子に設定してあり、シリーズ中一番ソフトなモデルだ。
産卵直後や急な水温低下など、一時的に食い渋る状況で使用頻度が高くなる。
ティップを低弾性カーボンとした事で、魚がバイトしてから反転し易くなる硬さで、
徐々に力を加えていくとバットに残したパワーでフッキング出来る調子に仕上げてみた。
人によっては硬いと思う方も居るかもしれないが、
この適度に残したバットパワーが必要になる事を覚えておいて欲しい。
また、C.N.Tの効果でネバリ強く不意な大物がヒットしても、
必要以上に暴れさせず引きを吸収してしまうアクションが特徴だ。
ヒットしてから、ランディング直前に魚が大物だったと気付くほど、
細身のブランクからは想像出来ない懐深さを持っている。

【RF6102B-MH/DK(ドテラ・掛け)】
 (推奨設定)
 フィールド:水深50m以内、潮流2ノット以内
 リール:ベイトタイプ D社(100-200番)S社(200-300番)
 電動タイプ D社(200番)S社(400-600番)
 ライン:PE(0.8~1.2号) リーダー:フロロ(3.5~4号)
 タイラバ:ドテラ(60~300g)バーチカル(60~200g)

このモデルは、ドテラ流しで積極的に掛けていく事に向いたモデルだ。
そして、このモデルは一般的なタイラバロッドに比べて非常に硬いロッドでもある。
比較すると、ホライゾン・プログレッシブ(HPG612S-M)と同等の硬さで、
ライトジギングで150gを扱い易い硬さと言えば伝わり易いだろうか。
浅場と深場での使用では、使用方法が少し変わり浅場では『早掛け』、
深場では『送り掛け』を意識した使用法を試して頂くと良い。
ただ私的には浅場での早掛けが、このモデルの本領を発揮できると考えている。
例えば、玄界灘や外房・常磐沖など浅く広いエリアを流すことが多い場所では、
水深50m程度、ドテラやパラシュート流しで80~150m程ラインを出すことが多い。
一般的にドテラ流しでは、向こう合わせで掛ける事が通例となっているが、
これは掛けに特化したロッドが無かった為に仕方なかった事だ。
本来、活性が高い魚であればフッキングを入れてしまった方が良い事もあり、
ドテラで掛けに特化したモデルを作ったのが今機種となる。

【RF672S-ML/CK(キャスト・掛け)】
 (推奨設定)
 フィールド:水深50m以内、潮流1ノット以内
 リール:スピニングタイプ D社(LT3000-LT4000)S社(C3000-4000)
 ライン:PE(0.8~1.2号) リーダー:フロロ(3.5~4号)
 タイラバ:45~160g(メイン30~60g)キャスト75gまで

浅場でも船が流れない時は、キャストして広く探れることが有効打となる。
斜めの軌道を描いて動くタイラバやジグに反応する個体も多く、
他のアングラーとの違いを出すためにキャストしてみるのも有りだ。
また、東北の日本海エリアなどメタルジグをキャストして狙う
『真鯛ジギング』にも扱い易いスペックに仕上げている。
前作のRF682S-MLをベースにバットを強化したことにより、
フッキングパワーの向上と青物などのゲストにも対応出来るパワー持たせてみた。
基本的には、『掛け』を意識した攻めの釣りに向いており、
浅場で餌を求めて動き回る活性の高い個体を狙って欲しい。
ベイトタイプと違った利点として、フリーフォール時のフォール速度が速く、
落とし込んでいく際にリアクションを起こさせやすいのも特徴だ。
スピニングだからこそ出来る有利な点を活用して使ってみて欲しい。

Staff Funaki

 

【製品ページ】

レッドフリップ(https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/redflip.html)

 

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