ジグザム ワイルドマーク(JWM5101B-5)

JIG-ZAM WILDMARK(ジグザム・ワイルドマーク)
JWM5101B-5

【激流ポイント攻略モデル】
基本的なコンセプトは他機種と同じくスイミング系ジャークに適しており、
シリーズ中では唯一ショートレングス(5’10”ft)に設定したモデルだ。
潮流が速いフィールドや状況では必然的に重たいジグを使用する事になるが、
250g程度のジグウェイトになるとアングラーへの負担は大きくなってくる。
他の6'1"ftと操作感が変わらず、楽にジャーク出来る長さを狙って設定してみた。
この機種のみパワー設定は他機種の様に〇/〇といった、
ティップとバットのパワーを変える事を行っていない。
これは狙った使用法とタックル設定のバランスを鑑みての事で、
使い易く気持ちよく扱えるパワー設定を行った結果、5といった表記に落ち着いた。

【タックル設定】
下記は扱い易い範囲のセッティングとなる。
あくまで参考値なので、状況によって使い分けて頂きたい。
ターゲット:青物、底物
 フィールド:水深60~120m
 リール:ベイト(D社10-35、S社1500-3000)
 ライン:PE(3.0~4.0号) リーダー:30~60lb
 ルアー:セミロング(鉛) 200~300g(イワシ)
     細身ロングジグ(鉛) 200~300g(タチウオ)

ターゲット:ビンナガ(ビンチョウ・トンボ)
 フィールド:ドテラ流し(ライン放出150~250m)
 リール:ベイト(D社35、S社2000-3000)
     電動(D社300、S社2000)
 ライン:PE(3.0~4.0号) リーダー:50-60lb
 ルアー:ロングジグ(鉛) 300~400g

【使用法】
潮流が速いことを考えるとボトム付近に張り付いた魚を狙う事が多く、
狭いレンジの中で効果的に誘いを掛ける様に心掛けたい。
横にスライドを意識したジグであればティップを跳ね上げて、
浮遊する時間を長めに取れるようにジャークすると良い。
またスイミング系のジャークであれば、ロッドのポジションは下げ気味で
バットで操作する様に意識してジャークして貰うのが効果的だ。
ビンナガ狙い、いわゆるトンボジギングではドテラ流しが基本で、
ラインを200m以上出す事もあり斜めにロングジャークする事もある。
常に曲がりっぱなしのロッドではジグが引っ張られているだけになり、
魚に喰わせる間を与える事が難しい時もある。
JWM5101B-5はティップに適度な張りを残しているので、
ジャークの最後にティップでポンッとテンションを抜くように
ジャークして貰うと喰わせの間を作ることが容易になるはずだ。

【他モデルとの比較】
ジグザム ドラッグフォース(JDF581B-G5)
 ブランクを構成する素材が、グラス主体かカーボン主体かで使用感が大きく変わり、
 JDF581B-G5はグラス主体なので重たいジグウェイトを使用しても反動が少ない代わりに、
 ジグの動きが抑制されジャークレスポンスの面では若干低くなる。
 タチウオが餌となる状況ではジグの動きを抑えた方が良い状況があり、
 グラス主体のロッドが無類の強さを発揮することは周知の事実だろう。
 ただし、時折アジやイワシなどが餌として交じる状況では、セミロングのジグで
 キビキビとした動きに反応する場合はカーボン主体のロッドに強みが出てくる。
 こうした場合は、今作のJWM5101B-5が活きてくる訳だ。
ホライゾンMJ(HMJ5101B-H)
 ラインの太さを、PE3号までとしてスロー系ジャークを主体とするならば、
 HMJ5101B-Hの方が圧倒的に扱い易く感じるはずだ。
 これよりも太いライン、もしくは強いドラグ値を掛けてファイトしたい場合など、
 ロッド自体にパワーを求めだすとJWM5101B-5を選ぶと良いだろう。

Staff Funaki
 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

タイトルとURLをコピーしました