ホライゾン プログレッシブ HPG642S-LL

 

HORIZON Progressive HPG642S-LL
 Length : 6'4"(ft)
 Sections : 2(pcs) Detachable handle
 Action : Regular Slow
 Lure Wt :MAX100(g) Best60(g)
 Line : PE MAX 1.5
 Drag MAX : 2.5(kg)
2021年5月末頃 発売予定

【スーパーライトタックルの台頭】

スーパーライトタックルのジギングが台頭したことで、

今までよりもターゲット種類が一気に広がった。

メタルジグが小さいからこそ釣れた事は確かで、

通常サイズのジグでは喰わせることが難しかった魚が

タングステン素材など高比重で小型のジグが普及したことにより

手軽に楽しめることから爆発的な人気となったことは記憶に新しい。

ホライゾンシリーズでは、ライトジギングシリーズの『LJ』にて、

ベイトとスピニングタイプにて専用機種をラインアップしており、

使って頂いているユーザーの数は投稿写真の多さからも窺い知れる。

私達もスーパーライトタックルにて各地で楽しんできたが、

更に良いタックルが欲しくなるのは必然だった。

そろそろプログレッシブモデルが欲しいね…と、

スタッフ間で話題になるまで時間は掛からなかった。

【ベースモデル】

ベースとして ホライゾンLJ HLJ631S-FLL を改良していく事とした。

各地での釣行を重ねていると60g前後のジグを多用するシーンが多く、

またターゲットサイズは小型から大型まで幅広くヒットしてくる。

丁度、このバランスにはHLJ631S-FLLが当てはまっていたが、

使用するラインが細く、ドラグを強く掛けられずにズルズルと

ラインを引き出されて仕舞にはバラシしてしまう事もあった。

運良くキャッチ出来ることもあったが、やはり限界を感じていた

アングラーの方も沢山いるのではないだろうか?

そこで、少し太めのラインと少し強めのドラグ効かせられれば、

狙えるターゲットが更に広がるのでは?と考えたわけだ。

【プログレッシブ化の恩恵】

①ブランク

 マグナフレックス製法にてティップ部を低弾性カーボンとし、

 フレキシブルなソフトティップを残しながら、

 全体的に高弾性化して軽量化と感度の向上を図っている。

 ベースで培った C・N・T のコンポジットは引き継ぎ、

 細身のブランクでは想像できない程のネバリ強さが特徴だ。

 ただ、いくら強化させても根に潜った魚を引き出すには限界がある。

 HPG612S-M でも述べたが、いかに魚信を早く捉えてフッキングに持ち込み、

 根に逃げ込む前に主導権を握れるかでキャッチ率は大きく変わる。

 この感度は、アングラーに大きなアドバンテージを与えてくれるはずだ。

 

②ガイド

 ベース機種よりガイド設定を大きくし、少し太めのラインシステムでも

 トラブルが少なくなる様にセッティングしてみた。

 

 浅場でチョイ投げが必要な状況でも、ラインの抜けが良いので

 軽量ジグのアンダーキャストが不自由なく行えると思う。

③グリップ

 ベースと同じくリアグリップ長を短く設定してあり、

 アンダーハンドでのキャストを楽に行える長さにしてある。

 

 魚をヒットさせたら、ギリギリ脇に抱えられる長さも特徴だ。

 フロントグリップ部は、西陣織パイプを採用し軽量化を施している。

【タックルバランス】

リール:D社(3000~3500番)S社(SW4000~SW5000)
ライン:PE 0.6~1.5号、リーダー16~25lb
ジグ:40~80g(60gベスト)

スーパーライトジギングの設定であるが、

状況によってライトジギングのラインシステムを入れてみても良い。

対象魚がシラスや小型のイワシなどを偏食する状況などでは、

小さなジグと太めのライン設定で攻略するのも可能になってきた。

タックル例
 ①中型青物、真鯛など
  リール:D社(3500)S社(SW4000)ドラグ値(1.5~2kg)
  ライン:PE 1.0~1.5号、リーダー20~25lb
  ジグ:40~80g

 ②イサキ、小型青物など
  リール:D社(LT4000)S社(4000-5000)ドラグ値(0.8~1.5kg)
  ライン:PE 0.6~1.0号、リーダー14~20lb
  ジグ:40~80g

【スーパーライトの限界へ】

ライトラインでテクニックを駆使して、今まで獲れなかった魚を

いかに獲れる様にするか試すことが面白い。

ライトジギングでさえも難しかったターゲットが、

スーパーライトジギングではキャッチ出来てきたのは事実だ。

浅場が中心であったスーパーライトジギングも、

水深100mを超えた深さでも有効になってきており、

このモデルで限界と思えていた世界が更に広がることを期待している。

ぜひ、新たな世界にチャレンジして欲しい。

Staff Funaki

 

 

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