中禅寺湖に魅せられて!(前編)の続きです。
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【中禅寺湖のターゲットについて】
中禅寺湖に生息しているターゲットは、
本マス、ヒメマス、レイクトラウト、ブラウントラウト、ニジマスです。
フライマンに人気の本マスはいわゆる本マス引きでしょう。
ハイスピードリトリーブにアタックしてきます。
本マスやヒメマスは回遊系の魚で日々回遊ルートが変わります。
風と地形で湖流が変わりその回遊ルートが射程距離に入れば釣れる、
しかし射程距離に回遊ルートが入らなければ釣れない、
並んで釣っていても隣はビシバシ釣れているのに自分は半数も釣れないなんて良くある事です。
更に回遊した際の棚も影響してくるので常にカウントダウンは正確に行う必要があります。
この回遊ルートと湖流が関係しておりエキスパートと言われる方々は風を読んでポイントを選びます。
レイクトラウト北米に生息する魚で日本では中禅寺湖にしかいない魚です。
最大サイズはメーターを超え10キロ越えも出ています。
ブレイクライン沿いの深いレンジを回遊している魚もいれば
ベイトを追ってシャロー(浅場)にさしてくる魚もいます。
ブレイクライン沿いを回遊している魚は基本沈ませて
ブレイクラインギリギリをトレースすると釣れる事が経験上多い、
しかしスローインターで表層を引いても釣れます、それは気圧の影響もありますし、
ベイトが表層を泳ぐワカサギを捕食しているか、
ボトム(底)にいるヨシノボリやエビを捕食しているのか?によっても変わります。
マッチザベイトで様々なフライパターンを準備するのも楽しいですね。
ブラウントラウトは回遊型と居付きの魚がいます。
ジャンプと強烈な引きは一瞬何が起きたかビックリします。
ストラクチャー回りやガレバで良く見かけますが意外と立ちこんでいる後ろで
ワカサギやマス稚魚にボイルしていたりする事もあります。
5月後半から春ゼミが水面に落ちそれを捕食します。
この時期はそぉ-っとセミを浮かべて
後ずさりして石に化けて待つ、いわゆるセミ打ちが楽しい時期です。
セミ打ちは微風でセミが沖に流れて行くと
よそ見して男体山なんかボーッと見ていると沖でドッカーンとモンスターが出た事もありました。
たいがいよそ見してるかカップラーメン食べてる時に出る事が多い(笑)
ニジマスは中禅寺湖ではズルマスやサービスマスと言われランクが低かったのですが
近年、年越しのギンギンのスプリンターも釣れる様になり楽しませてくれます。
【過去に仕留めた中禅寺湖の魚】
解禁日3投目でガツンときた73センチのレイク!嬉しかったのですが
帰り道、誰かに襲われるんじゃないかとドキドキでした(笑)
こちらも解禁日、雪中行軍してポイントに
氷を割ってウエーディング!寒さとの闘い まさに修行でした。50ブラウン
レイクトラウト60アップ!表層の本マス引きで釣れました。
NIKKOの取材で45センチの本マス
ギンギンの魚体が沖でギラギラして竿を絞り込みます。
こちらのブラウンは60アップ!
男前ブラウン59センチ どう測っても60無いんです。
【タックルについて】
・スペイキャスティング用ロッド
ロッド:フェイテスエクスドライブDH FED1404#8(14フィート8番)
リール:ラージアーバ 8番
・オーバーヘッド用ロッド
ロッド:フェイテスエクスドライブSH FES904#8(9フィート8番)
リール:ラージアーバ 8番
☆基本ダブルハンドがメインですが
バッグスペースの有るポイントやライズの時にシングルハンドを使います。
【ラインについて】
・スペイキャスティング用
デルタシューティング D8 スローインター(26g)
アトランティックサーモン #6/7(26g S1/S2)
〃 #6/7(26g S2/S3)
アトランティックサーモンショート #6/7(26g S3/S4)
☆棚(レンジ)に応じてラインは使い分けます。
・シングルハンド用
ST中禅寺スペシャル #8/9(16g Type 1.5)
リーダー 1X~3X 14ftにひとひろのティペッドを足します。
フライサイズに応じてティペッドは4Xまで落とす事もあります。
【フライについて】
基本マラブーがメインです 6番~8番 ブラウン系 オリーブ系 チャート系
ワカサギがベイトの際はゾンカーやグレイゴーストなどストリーマー 4番~6番
ユスリカがベイトの際は ソフトハックル 10番~14番
モンカゲニンフやセミやドラワカのフライもバッグには忍ばせています。
【装備について】
ウエーダーですが解禁から5月連休明けぐらいまではネオプレーン、5月中はハイブリッドタイプ。
山側を歩くのであればストッキングウエーダーとシューズが良いと思います。
中禅寺湖は先にも書きましたが、標高1200メートルの山上湖でして5月に雪が降った事もあるので
5月中まではヘビーウエイトアンダーウエアにフリースにインナーダウン位の装備は必要です。
解禁~4月中はカイロ貼りまくりです。
30L~40Lのバックパックがあると両手フリーでダッシュも出来ます(笑)
私の場合竿はケースに入れずリールをセットして当社の ティツプカバー と
エンドベルト で止めて複数本を ロッドベルト で止めて持って行きます。
ケースが安全ですが移動の時邪魔になるのと布袋は雨に濡れると厄介な為、このスタイルになりました。
ダブルハンドが、TENRYU製 ティツプカバー(XL)に エンドベルト(L) の組み合わせ
シングルハンドが ティツプカバー(L)に エンドベルト(M) の組み合わせ
この2本を ロッドベルト(M) で固定してポイントまで移動しています。
近年山側でクマもたびたび出没しているのでクマ鈴もマストアイテムです。
湖畔に深夜営業のコンビニはありません、食料品はいろは坂を上る前に購入しましょう。
その他レギュレーションや釣券の場所など
中禅寺湖漁業協同組合公式ホームページをご覧ください。 → chuzenjiko.or.jp
以上になりますが中禅寺湖の魅力、伝わりましたでしょうか?
私自身もまだまだ分からない事が多く毎回発見の連続です。
簡単に釣れる時もあれば、全然ビクともしない日も普通にあります。
長文になってしまいましたがまだまだ魅力満載なフィールド、それが中禅寺湖です。
少しでもお役に立てればと思います。
スタッフT
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