【シリーズコンセプト】
イカメタルゲーム専用ロッドとしてリリースしているのが『ブリゲイド トバリ』だ。
夜の帳(トバリ)が下りるという言葉の通り、徐々に夜が深まるにつれて夜焚きが灯りだし、
イカメタルゲームが始まることを連想させるネーミングとしている。
3パターンに分かれる穂先形式、マグナフレックス製法、カーボンナノチューブ、
西陣織カーボンパイプなど天龍の誇るテクノロジーを詰め込んだシリーズだ。
【さまざまなブランク設定】
ホームページやカタログのスペック表をよく読むと、
MF/CSやMF/GTなど聞きなれない単語を表示している。
これはロッドの穂先形式を表していて、
MF=マグナフレックス製法
CS=カーボンソリッドといった様に、穂先がどんな技術で作られているか分けている。
どの様に違うかは下記の通りだ。
①マグナフレックス / グラスチューブラ (MF/GT)
グラス素材のチューブラ状(中空)の穂先に、低弾性カーボンに徐々に移り変わる
マグナフレックス製法を取り入れたティップ。
長めの時間を止めて誘うロングステイに向いており、
柔らかなグラス素材が船の揺れを吸収しつつ、イカのアタリを目視で捉えやすいのが特徴だ。
②マグナフレックス / カーボンチューブラ (MF/CT)
低弾性カーボン素材から、中弾性カーボン素材に徐々に移り変わるチューブラ状(中空)ブランクで、
グラス素材に比べて若干張りがあるのが特徴。
活性が高い時間帯などでは、誘いを入れた直後にアタリがすぐに出る事が多く、
穂先の揺れが早く収束することで瞬間的なフッキングが出来ることが長所。
③マグナフレックス / カーボンソリッド(MF/CS)
穂先にカーボンソリッド材を採用し、チューブラでは表現できない細い穂先が特徴で、、
チューブラ部分は低弾性カーボンから中弾性カーボンに移り変わる
マグナフレックス製法が取り入れられている。
緩やかな抵抗の潮流や、深場で小さなアタリを捉えやすいのが特徴だ。
【バット部にはCNT】
今作にも天龍のお家芸でもある、カーボンナノチューブ(C・N・T)を採用している。
軽量化を施すが故に、反比例して落ちてしまう強度やネバリ強さを補うことを想定して、
CNTをコンポジットすることでブランクの補強を狙っている。
ケンサキイカも大型が2杯同時にヒットすると、なかなかのファイトを見せてくれるので、
この素材が入っていることで安心感が増していると感じれるはずだ。
【ガイド設定】
ロッドに合わせたガイド設定を施してあり、下記の通りとなっている。
ティップ部(チタンフレーム・SiCリングガイド)
ベリーからバット部(ステンレスフレーム・SiCリングガイド)
穂先にチタンフレームのガイドを採用することで、少しでも軽くして鋭い『アタリ』を
目感度や手感度でアングラーに伝わることを狙っている。
【グリップ設定】
ベイトモデルには、パーミングマイクロトリガーシート(PMTS)という
トリガー部が短いリールシートを採用している。
これはロッドをホールドする角度や持ち方によって、感じられるアタリであったり
誘いやすさが変わることを想定してのことだ。
スピニングには安心の形状(DPS)を採用しており、どんなリールにも相性がよく
西陣織カーボンパイプと相まって使用感と装飾の面を満たしてくれている。
どのモデルも、やや長めのリアグリップ長にしてあり、深場から巻き上げる際にも
脇にしっかりホールドしてリフト出来る長さが特徴だ。
【一年中イカメタル】
今では日本各地でイカメタルが楽しまれるようになってきており、
ヤリイカ、ケンサキイカ、スルメイカなど季節を通してゲーム展開が変わって来る。
イカの種類によっても誘い方は変わり、それに呼応してタックルも変わる。
そんな気難しいターゲットを戦略的に攻略するのが面白さであり、
タックルのセッティングから使い方まで深い世界が待っている。
ぜひ、そんなディープな世界をトバリで攻略してみていただきたい。
Staff Funaki
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