プロジェクト3『独創的なロッドであれ』

今回のプロジェクトを立ち上げた際に、TENRYUの創業者からの励ましが有った。

創業者とはスピードスティックをルー氏と共に作り上げた塩澤美芳 本人からだ。

自分達に伝えたかったのは、『独創的なロッド』を作れとの事だった。

当時は、ダルいアクション、重たい金属製のグリップ、簡易的なガイドが主流だったのを、

全く新しい素材や技術を模索し作り上げ、

革新的なロッドとしてデビューさせたのがスピードスティックであった。

 

写真は1970年代、ルーとプールでテストしていた時の様子。写真左がルー本人。中央が創業者の塩澤美芳。

 

 

 

要するに〝昔の物に囚われず、現代のロッドに仕上げるべき〟という意味である。

ただ、倉庫の奥から見つかった試作品のアクションは、今でも感触として手に残っている。

シャープな振り心地と、曲げた時の面白さは残したいと思っていた。

そして思い描いたのは、当時スピードスティックで遊んだ世代が、

次の世代と一緒に遊べるロッドであった。

そのロッドには、当時遊んだ往年のルアーやリールが付けられている。

世代によって遊び方は色々あり、70年代、80年代、90年代など

象徴となるタックルを再度使ってみるのも面白いと感じる。

ジャンルや釣り方などの壁を取り払い、

〝ルアーフィッシングを心から遊べるロッド〟にコンセプトを決めた。

完成まであと少し。フィッシングショーでの展示をお待ち頂きたい。

Staff Funaki

 

 

【関連ブログ】

倉庫の奥より(2018年3月14日)

スピードスティック・プロジェクト始動(2019年1月15日)

スピードスティック×テンリュウ(2019年1月17日)

スピードスティック『古くもあり、新しくもあるバスロッド』(2019年2月13日)

スピードスティック『世代別の遊び方』(2019年3月13日)

スピードスティック プロジェクト(ルアーニュースR 2019年3月22日)

プロジェクト1『発足』(2019年9月3日)

プロジェクト2『リビルド』(2019年9月24日)

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

タイトルとURLをコピーしました