【タックル設定の目安】
リール:S社8000~14000番
, D社4500~5000番
ライン:PE (4~5号)、Leader(80~100lb)
ルアー:Best(60-80g) Max(100g)
ドラグ:7~10kg(45°)
ターゲット:20kg以内の回遊魚(ブリ・ヒラマサ・カツオ・シイラ等)
・アンダーハンド キャスト対応モデル
キャスト方法がアンダーハンドのみと制限される場合で、
ブリ・ヒラマサなど回遊魚狙いに活躍するモデルとして開発した。
外房エリアなどの船ではアンダーハンドでのキャストと制限されており、
他のエリアでも船の『胴の間』からしかキャスト出来ない場合は、
アンダーハンドに特化したモデルが有効になってくる。
勿論、オーバヘッドキャストでもキャストは可能で、
喫水線が浅く小型のボートでの使用でも活躍するモデルだ。
ターゲットは20kg以内のヒラマサをメーンとして、
ブリ族や大型のシイラやカツオにも対応している。
ルアーは60~80gのペンシルベイトに焦点を合わせ、
ラインはPE5号を上限に100lbリーダーでも抜けの良いガイド設定としている。
・前作との違い
今作ではアクションを大きく変えて、レギュラーテーパーとした。
ブランク全体を高弾性でパリッとした印象に仕上げながら、
負荷を掛けると徐々にバットまで曲がっていくアクションに変えている。
アンダーハンドキャストは、オーバヘッドキャストに比べて
いかにコンパクトなモーションで最大限の飛距離を稼げるかが焦点だ。
ロッドを下から振り上げる一瞬のインパクトでブランクを曲げ込み、
その反発力を活かしてルアーを弾き飛ばすアクションが欲しかった。
前作ではファーストテーパーであったのでルアーの操作性は良かったが、
キャスト時にルアーのウェイトがブランクに乗り難いのが難点だった。
ルアーのウェイトをしっかりとブランク乗せる為にレギュラーテーパーとし、
少ないストロークでもブランクが曲がり易いアクションと変えてみた。
曲がるだけでは反発力が足りないため、弾性率を上げることで
全体的に張りが有りながらも曲がるアクションのブランクに仕上げている。
張りがあるためファーストテーパーの様なルアーの操作性もあり、
キャスト性能とキャスタビリティの調和が取れたと設定だ。
・SK742S-MHHとの違い
近しいスペックのモデルとして、ツナモデルのSK742S-MHHがある。
共にレギュラーテーパーであり、ややドラグ値が高いのがツナモデルであるが、
キャスト性能とファイト性能の面で違いが出てくる。
ヒラマサをターゲットとした際に、キャストで広いエリアを探り続け、
ルアーを効果的に動かしヒット後に短時間で取り込みを行いたい際は、
イエローテールモデルのSK732S-MHが有効だ。
ツナモデルはルアーの操作性を落とし、ファイト性能を伸ばすために
モッチリとしたアクションに仕上げてあるのが特徴だ。
展示会で聞かれることが多かったのは、どちらも行きたいのだけれど
どっちを選んだ方が良いか?との質問もあった。
お伝えしていたのは、ヒラマサとマグロに対して使用頻度が高いか?
…とすれば、おのずと答えは出てくるはずだ。
ただし、使えるラインの太さやドラグ値が違うので、スキルに合わせて
ロッド選択を行って頂ければ幸いだ。
Staff Funaki
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